月影の乙女

月影の乙女

2,750円 (税込)

13pt

3.6

〈月影ノ乙女〉は、〈月の獣〉を身の内に住まわせている。それはことあるごとに、人は独りで生まれて独りで生き、独りで死んでいくのだと囁くのだ……。精霊の恵み深き国ハスティア。ジルは幼い頃から卓越した魔法の力を発揮し、国に仕える魔法師(フォーリ)となった。だが、平和で豊かな国ハスティアを虎視眈々と狙う者がいた。竜に変じる王を戴くドリドラヴの侵略を受け、戦火に踏みにじられるハスティアの町々。掟によって魔法での攻撃を禁じられているフォーリたちは苦悩を深める。無辜の民の命を救うためにジルたちの選んだ道は……。『夜の写本師』でデビューした異世界ファンタジイの紡ぎ手が今放つ渾身の大作。/解説=小出和代

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月影の乙女 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    夜の写本師が面白かったのでこちらも読んでみた。魔法をぶちかます派手な戦い方ではなく、本を介したり攻撃が禁止されていたり制約がある点、大地や月の力を使う点が共通していた。

    フォーリとなった少女ジルが、人として成長していく姿、そして戦争攻撃への対応が描かれる。ファンタジーは作り込みが細かく、論理的であ

    0
    2025年12月05日

    Posted by ブクログ

    良かった。
    主人公が魔法学校に入って、卒業生がそれぞれ配置されて、仕事してるうちに他国が攻めてきて戦争になる話。
    戦記物っぽくもあり、政治物でもあり主人公の成長物でもある。
    しかも主人公の国は、魔法を戦争に使っちゃダメ縛り。
    小難しいテーマもあるけれど、大筋が割と善悪のはっきりした分かりやすい話。

    0
    2025年07月22日

    Posted by ブクログ

    オーリエントの魔道師シリーズとは違う、魔法とドラゴンが登場するお話し。
    一番長い長編とのこと。確かに読み応え十分。
    いつもながら多くの人物を登場させながら、細かく人物の設定、背景をうまく書ききっている。

    「ドラゴンが襲ってくる」と本の帯にも書いてあったが・・・なかなか襲ってこない。残りページを鑑み

    0
    2025年06月16日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    王道のファンタジー。
    守るための力を攻撃に使うことの是非。
    今語られることに意味があると思う。
    ストレートに語られるメッセージが重い。

    0
    2024年12月13日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    超長編
    世界観に重きを置いた第一部からの第二部第三部では、場面展開が異なり、気持ちに距離があいてしまった
    本の重たさも二段組みも気にならないで、ああ、読み終わった!とならなかった残念な気持ちは、やむを得ないってくらい、著者の描きたい世界が爆発してる

    0
    2024年11月25日

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