沈黙の書

沈黙の書

小説・文芸
950円 (税込)

4pt

4.1

火の時代、絶望の時代が近づいている。戦がはじまる。穏やかな日々は吹きはらわれ、人々は踏み潰され、善き者は物陰に縮こまる。神々は穢され、理は顧みられることもない。予言者が火の時代と呼んだそのさなか、いまだ傷つかず無垢である〈風森村〉に、一人の赤子が生をうけた。〈風の息子〉と名づけられたその赤子が笑えばそよ風が吹き、泣けば小さなつむじ風が渦を巻いた。だが、〈長い影の男〉がやってきたとき、すべてが変わった……。天と地のあいだ、オルリアエントの黎明の時代を描く、〈オーリエラントの魔道師〉シリーズ始まりの物語。

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

沈黙の書 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    この方の本はいつも女性キャラに疑問を抱いてしまうのだが(女性作家の割に結構男性目線に感じるので)、これは素直に心に入ってきた。面白かった。

    0
    2020年09月06日

    Posted by ブクログ

    「風の息子」とか「雨の娘」とか人の名前を開いているところがなんといっても好い。ネイティブならこんなふうに名前が脳裡に響くのだろうか、という印象。世界観がよく出ている。

    0
    2018年01月08日

    Posted by ブクログ

    今までのシリーズでは、一番好きかも。
    大好きな、ドラゴンが出てきたから?(笑)
    それも含め、物語性が強いからなのかも。伝説、という感じがする。

    個人的には、海賊王が好き。
    かっこよすぎる。

    0
    2018年03月24日

    Posted by ブクログ

    オーリエラントの原初の物語。
    コンスル帝国建国の兆しも垣間見える。

    とても心地よく、得心のいく結末だった。
    はるか太古の物語としてとらえれば、
    この物語の何千年も何万年も未来に
    私たちの時間が成立しているのだとも言える。

    どのような苦難や裏切り、生死の危機を経ても
    希望を信じることをやめないヴェリルの存在は
    人間世界が続く限り、失われるものではない。

    アルデイラを秩序ある国家として成立させている
    ホウと言葉(コンシアル)は、後の物語に繋がる
    大切なものであり、たとえ百年単位の限られた時間
    であっても、人間世界に安穏と平和をもたらす鍵で
    あろう。

    ステファヌス、デランダール、風森村の仲間たち。
    魅力的な登場人物たちにも胸が騒いだ。

    0
    2017年08月13日

    Posted by ブクログ

    読むのを忘れていた模様。
    ここから色々始まったのか… そして国の名前の付け方が面白かった。なるほど、そういう言葉遊びからできているんだ、みたいな。

    ヒアルシュはなんて言うのか不運な人だなぁ。
    良心や良識が無ければもっとラクに生きられたのだろうか…なんて考えてしまう。それを失ってはオシマイではありますが。とは言え自分は間違ってないと信じて戦いを続ける方が、本当は恐ろしい存在のように思ったりします。

    最新作(だと思う)で年表を付けてくれるようになったのがありがたかったです。

    0
    2021年05月20日

    Posted by ブクログ

    とても楽しみに待っていた作品なのに、集中できていなかったのかなんなのか、どのように感想を書いたらいいのかわからずに戸惑っている。もしかしたら、これまで読んだシリーズのなかでいちばん地味と言えるかもしれない。ただ、地味だからおもしろくないわけではない。この物語を通して著者が提示して見せたものには、簡単には飲みこめない奥行きがあると感じられた。また、コンスル帝国の建国以前の話ということもあり、登場するひとびとの素朴さも際立つ。その無垢さ純粋さがこの小説の静けさを作り、祈りのような佇まいになったのかもしれない。
    (冒頭に“戸惑っている”と書きはしたが、ぐわりと込み上げる衝動になんど涙目になったことか。この物語の主人公は、その純粋さゆえに利用されなぶられ打ちのめされるのに、しかしおのれが背負った宿命を手放さぬたくましい生命。彼を追い立て、もり立て、立ち向かわんと駆り立てるもの、希望を見出だしたものが何だったのか。それをいっしょに見つけられたような気がして幸せだった。)

    0
    2017年07月17日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    オーリエラントの魔道師シリーズの第六作。

    コンスル帝国が生まれるずっと前、
    オーリエラントがオーリエラントとなった頃のお話。

    生まれながらにして風や雨や月を動かす純粋な子供たちが、
    騙され連れ去られ裏切られるのは、
    なぜか他の物語よりもつらいものがあった。

    それと、
    「北の蛮族」がどうも受け入れられなかった。
    片や家畜をもち、畑を耕し、言葉を操る人間たちに対して、
    それらを知らない持たない蛮族が同時に存在している世界に
    違和感があるというか。
    ファンタジーなので何でもあり、と言えば、ありなのだが、
    人間よりも体も大きく、力も強い「蛮族」の姿に、
    ホモ・サピエンスと同時代を生きていたネンデルタール人を重ねているのかもしれない。
    その頃は、ホモ・サピエンスも大してしゃべれていなかったというか、
    大した違いはなかったはず。

    著者のあとがきに、
    他人のために何かをすることに喜びを感じるのが
    ホモ・サピエンスの本質だ、ということとが書かれていたが、
    少なくとも、他の個体とのつながりが重要であり、
    それは、より小さく弱かった私たちが
    集団としてしか生き残れなかった結果なのだと思う。

    それは喜びであり、ときには悲しい宿命でもある。

    0
    2022年03月19日

沈黙の書 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

沈黙の書 のシリーズ、関連作品

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

創元推理文庫 の最新刊

無料で読める SF・ファンタジー

SF・ファンタジー ランキング

乾石智子 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す