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こんなにも禍々しく怖ろしい太古の闇に、この悪意に、邪悪さに、なぜ誰も気づかないのか。繁栄と平和を謳歌するコンスル帝国の皇帝のもとに献上された幸運のお守り〈暗樹〉。だが、それは次第に帝国の中枢を蝕みはじめる。魔道師でありながら自らのうちに闇をもたぬレイサンダー。心に癒しがたい傷をかかえた書物の魔道師キアルス。若き二人の魔道師の、そして四百年の昔、すべてを賭して闇と戦った一人の青年の運命が、時を超えて交錯する。人の心に潜み、破滅に導く闇を退けることはかなうのか。『夜の写本師』で読書界を瞠目させた著者の第2作。/解説=妹尾ゆふ子
...続きを読むPosted by ブクログ 2021年01月30日
前回の夜の写本師から連続で読みました。
全体の構成として、主人公の人生と、主人公にまつわる人物の人生が交互に入れ替わることで中だるみなども一切なく読み切ることが出来ました。
過去と現在が行き来することで短編集を読んでいるかのような軽さと、濃厚なストーリー展開と伏線が読み終わってもしっかりと心に残...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年12月01日
「夜の写本師」に続く2作目。
同じシリーズで登場人物もダブりますが、続きというのとはちょっと違います。
若い魔道師二人の運命が帝国の危機に交錯し、さらに数百年前にまでさかのぼり絡み合う人々の物語。
コンスル帝国が繁栄を謳歌していた時代。
大地の魔道師のレイサンダーは、心のうちに闇を持たない半人前。...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年11月01日
ずっと紛失していたオーリエラント魔導師シリーズ1巻目の「夜の写本師」を発掘し再読したので、前から買って読んでいなかった2巻目の「魔導師の月」をようやく読破。
思えば「日本のファンタジー」を毛嫌いしていた僕がファンタジーを読み漁るようになったのは「夜の写本師」がきっかけだった。なので続編はとても楽し...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年10月13日
『夜の写本師』に登場する、キアルス君が主人公の一人です!
暗樹にまつわる話も面白いですが、私はテイバドールの話が一番面白くて、ちょっと泣きそうになりました。
最初は、キアルスが何でこんなに詩集のことを気にするくだりが出てくるのかよく分からず、途中でテイバドールの過去話に入った時には、そこ掘り下げるの...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年09月19日
面白かった~
「太古の闇」というコワーイ物体を封じ込めるという話。
前作『夜の写本師』にちょこっと登場するクセの強い人物キアルス(書物の魔道師)のその後が描かれていますが、今回はある家の壁にあった「タペストリー」に織り込まれた古い時代の人々の物語が主役を張っています。
人の営みや想いがずっと繋がって...続きを読む
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