関根光宏のレビュー一覧

  • 炎と怒り トランプ政権の内幕

    Posted by ブクログ

    退任してから書かれたものでなく、現在進行形であるところが恐ろしい。トランプ氏って何なんだ?こんな人が大統領とかありえるのか、ってか怖いんですけどーと、フェイクと言いたいけど妙に納得してしまう状況。傍観者としてなら、あるいはフィクションとしてなら純粋に楽しめるけど、同盟国、しかも世界を左右する大国とあっては笑ってもいられない。これから世界はどうなってしまうのか、ニュースの国際面の裏の裏まで読み取りたくなるような内容でした。いやはや恐ろしい。

    0
    2018年02月28日
  • 炎と怒り トランプ政権の内幕

    Posted by ブクログ

    「21世紀の精神異常者」こと、ドナルド・トランプの暴露本であり、アメリカでの発売から1.5ヶ月というスピードで出版された翻訳版。よくここまで微に入った取材ができたと思わせるくらい、本書で書かれているトランプ政権の実態はばかばかしく、500ページというボリュームを感じさせずに一気に読めてしまう。

    本書では、トランプ政権の内部を、
    ・スティーブバノンに代表されるオルタナ右翼の一座
    ・トランプ実娘のイヴァンカ&婿養子のジャレッド・クシュナーの一座(2人の名前を組み合わせたジャーヴァンカと呼称される)
    の両者によるトランプ本人からの信頼をどちらが勝ち取るかという下劣なゲームと、そこから距離を置いて少

    0
    2018年02月25日
  • 何があっても打たれ強い自分をつくる 逆境力の秘密50

    Posted by ブクログ

    03 うまくいっていることに目を向ける
    ・パニックに引きずられて行動しない

    ・責任のなすり合いに巻き込まれない

    ・一旦問題から離れる

    07 過去に立ち直った経験から学ぶ
    ・外部からの制約には創意工夫で対処

    ・内面からの制約に正直になる

    ・過去の強みを再発見

    08 自分を責めるのは慎重に
    ・責任は認めても自分を責めるのはやめる

    ・自分に厳しくし過ぎない

    09 午前二時の声に耳を傾けない
    ・電源が入ったマイクを真夜中の声に向けない

    ・少し客観的になる

    10 心配するのをやめる
    ・心配を先延ばしする

    ・最悪の筋書きを想像してみる

    ・とりこし苦労はやめる

    18 もう少しだけ自

    0
    2017年10月29日
  • 世界しあわせ紀行

    Posted by ブクログ

     ごつい本。幸福という観点を10か国での視点で記していて、その比較が面白い。
     日本人が同じ国を回り、記述すると、まるで別の本になる気がする。

    0
    2016年07月28日
  • 世界しあわせ紀行

    Posted by ブクログ

    思わず笑ってしまった。
    ブラックジョークがツボにはまったw
    読んでて、旅に行きたくなってしまう一冊。

    0
    2016年06月27日
  • 月をマーケティングする アポロ計画と史上最大の広報作戦

    Posted by ブクログ

    内容はアポロ計画がNASAや宇宙飛行士達に及ぼした影響や、当時の報道や世間の反応、その後急速に萎んでしまった宇宙計画についての諸々。知らなかった事や貴重な資料が豊富に掲載されていて、面白い。
    そして、これは是非、紙で読むべき本である。
    持ちやすいサイズ、豊富な写真に、素晴らしいデザイン。デザインは誰かなーと思ったら、祖父江さんであった!秀逸な本です。

    0
    2014年11月18日
  • 月をマーケティングする アポロ計画と史上最大の広報作戦

    Posted by ブクログ

    アポロ計画の広報戦略を莫大な資料で解説していて興味深い。最近の補給船事故、ヴァージンギャラクティックの事故を見るにつけ、宇宙開発と広報戦略の関係は切っても切れない。火星に行こう、という世論はどんなマーケティングから生まれるんだろう。

    0
    2014年11月02日
  • 月をマーケティングする アポロ計画と史上最大の広報作戦

    Posted by ブクログ

    アポロ計画の一部始終を、「マーケティング」という観点から切り取って検証した良書。単なるビジネス書として本書を読むのは間違い。アポロ計画は冷戦の産物であるという視点は重要で、だからこそアポロ計画は17号で打ち切られ、いまだに我々人類は火星に立っていないのだ。
    カラー写真・図版も多数収録されており、史料的価値も高い一冊。ただし、インクの化学物質臭には閉口させられた。

    0
    2014年10月26日
  • オリバー・ストーンが語る もうひとつのアメリカ史2 ケネディと世界存亡の危機

    Posted by ブクログ

    トルーマンからアイゼンハワー、ケネディ、ジョンソン、ニクソンまでの大統領によるアメリカの歴史が核の問題を中心に語られる。どのように冷戦が始まったか、ソ連との関係、軍産複合体の陰、アメリカの中南米、ベトナムへの介入などアメリカの帝国主義的、負の側面が暴かれる。ケネディとフルシチョフによるキューバ危機は本当に核戦争一歩手前だったし、その後も危険な状態はいくらもあったことが明かされると、改めて運の良かったことに驚かされる。アメリカにとっては、中南米、アジアは征服されるべきアメリカの権益範囲だとしか考えていないと感じる。その一方でベトナム反戦運動が起こり、サイゴンは陥落し、最終的にはニクソンが辞任に追

    0
    2014年03月06日
  • オリバー・ストーンが語る もうひとつのアメリカ史2 ケネディと世界存亡の危機

    Posted by ブクログ

    2巻目。第二次世界大戦後、米ソ冷戦、朝鮮戦争、赤狩り、ベトナム戦争、カンボジア内戦、チリのクーデター、沖縄返還、ウォーターゲートまでの裏話。米国は、あらゆる戦争で核兵器を使いたがっていたのと、民主的な政権でも米国企業に害のある政権は排除するのにCIAが大活躍したのと、とにかく危ない賭けをしてでも自国の利益最優先で動いていたことがよくわかります。むしろソ連を始めとする敵対国の方が冷静に見える。

    通勤電車で読むには重過ぎ。

    0
    2013年07月16日
  • 宇宙旅行はエレベーターで

    Posted by ブクログ

    本書のテーマとなっている宇宙エレベーターについては、SFの世界で長らく定番ネタとして扱われてきたものである。宇宙から地球に向かってケーブルを垂らし、そのケーブルを伝ってゴンドラのような乗り物が、摩擦を利用して昇っていく。ケーブルの全長は約10万km。仮に1フロアの高さを3mと仮定すると、地上33,333,333階建ての高層ビルに匹敵するスケールを持っている。まさに雲をつかむ、どころか星をつかむような話だ。

    これを本書では、2020年代から2030年代の間に実現可能と予測する。背景には、1990年代におけるカーボンナノチューブの発見という出来事があった。現時点では実験室レベルに留まっているもの

    0
    2013年07月02日
  • ヒルビリー・エレジー~アメリカの繁栄から取り残された白人たち~

    Posted by ブクログ

    アメリカ、ラストベルトの白人労働者の文化を綴った本。民俗学と言ってもよいのかもしれない。

    自分の人生なのに、自分ではどうにもならないと考え、なんでも他人のせいにしようとする。p15

    「政府は生活保護をもらって何もしない連中に金を払ってる。やつらは、おれたちの社会をバカにしてる。働き者はみんな、あいつら毎日働いてるぜって笑いものにされてるんだ」p238

    能力は関係ないと言いたいわけではない。もちろんあるにこしたことはない。ただ、自分を過小評価していたと気づくことと、努力不足と能力不足とを取りちがえていたと気づくこと。それにはとても大きな意味がある。p299

    アメリカのヴァンス副大統領が、

    0
    2025年10月29日
  • ヒルビリー・エレジー~アメリカの繁栄から取り残された白人たち~

    Posted by ブクログ

    2025年現在のアメリカ副大統領が2016年に発表した半生記。

    アメリカのラストベルトに暮らす、貧しい白人労働者階級の生活を描いている。
    この本がアメリカでベストセラーになったのは、幼少期における貧困層の生活と、大学以降、特にエリート層が大半を占めるイェール大学での生活を比較し、そこにいる人々の特徴や人生を描いたからだろう。

    この本を読んで感じるのは、貧困層から抜け出す難しさやエリート層には一般的な家庭では得られない社会的な資本があるという事。

    また、良くも悪くも人生における家族の存在の大きさである。筆者は祖父母に特別な感謝を示しており、本書を書く理由として二人の存在を世界に知って欲しか

    0
    2025年10月11日
  • ヒルビリー・エレジー~アメリカの繁栄から取り残された白人たち~

    Posted by ブクログ

    私が知ってるアメリカは自由で危険でいろいろ雑な国。アメリカ人はプレゼンや議論上手で立ち回りが得意だけど、地道な作業は苦手。
    そんな自分が知っているアメリカとは全く違う世界を、今まで発信されてこなかった声なきアメリカ人の世界を、この本は示してくれた。
    白人労働者階級、貧困層を体験して苦しんで来た著者だからこそ言える気持ちを、コミュニティやそこで住む人々に愛情を持つからこそ言える思いを、この本は示してくれた。
    代々続く貧困と諦めの連鎖。離婚や家庭崩壊、ドラッグの連鎖。外を知らないからこそ、抜け出し方も分からない若者や子どもたち。虐待的な環境にいるから自分の感情コントロールも学べない子どもたち。

    0
    2025年08月29日
  • ヒルビリー・エレジー~アメリカの繁栄から取り残された白人たち~

    Posted by ブクログ

    ゼレンスキー大統領との口論をきっかけに読み始めました。
    ただ切れやすい人なのかと思っていましたが、全く違った。
    白人の中の格差の中の底辺から、這い上がり、一部の周りの人たちに恵まれつつも、自分自身で道を切り開いてきた人だった。
    価値観の形成が、その後の生き方に大きく影響する。今のアメリカの裏側、ラストベルトの実態=元住人が語る内容は衝撃。
    ホワイトハウスで、まず感謝しろとゼレンスキー大統領に言った理由が見えてきます。もらって当たり前。その感覚がないからこその発言だった。

    0
    2025年08月20日
  • ヒルビリー・エレジー~アメリカの繁栄から取り残された白人たち~

    Posted by ブクログ

    アメリカの繁栄の背景や今の内部問題が垣間見れるようで興味深い。確かに世界一の大国だが、アメリカにも大きな問題があることが分かる。そして、だからこそトランプが支持されることも分かる。下手な評論よりも、この本は今のアメリカを知る手助けになるかも。

    0
    2025年07月31日
  • ヒルビリー・エレジー~アメリカの繁栄から取り残された白人たち~

    Posted by ブクログ

    アメリカの繁栄から取り残され、マイノリティ認定もされない白山労働者層。現副大統領ヴァンス氏が昔書いた自伝的な本書は、トランプ支持者がどんな生活をしているのかよく分かる本である。

    読みやすくはないが大変参考になる一冊。

    0
    2025年07月25日
  • ヒルビリー・エレジー~アメリカの繁栄から取り残された白人たち~

    Posted by ブクログ

    SNSで話題となっていたので、読んでみた。

    スケールは違うけど、アメリカだけにある問題ではないよなというのが肌感覚でわかるので、記載内容に対する共感はあった(彼の関与する政策に対する共感ではないことは申し添えておく。)

    批判はやめ、まずは自分のできることから始めるべきというメッセージは、どんな時代にも普遍的なものであり、今こそ思い起こすべき概念であろうというのは心に留めておこうと思う。

    0
    2025年05月24日
  • ヒルビリー・エレジー~アメリカの繁栄から取り残された白人たち~

    Posted by ブクログ

    自分の無知が恥ずかしくなるが、アメリカ国内で白人労働者という貧富の差があると知らなかった。
    アメリカの人種差別の歴史は映画であまりにも有名だが、ヒルビリー(田舎者)やレッドネック(首すじが赤く日焼けした白人労働者)ホワイトトラッシュ(白いゴミ)という呼び名があることを知り、見識を広げるのに役立った。

    トランプ大統領になぜ熱狂的な支持者がいるのか、UKスチールを日本製鐵か買収することをなぜ拒むのか、繁栄から取り残された人たちの愛国心に共感するメッセージを発しているためかと少し理解出来たように思う。

    筆者は、白人労働者が成功しないのは、育った環境や無知、周りの人間の考えの影響が強いとはいえ、自

    0
    2025年05月17日
  • ヒルビリー・エレジー~アメリカの繁栄から取り残された白人たち~

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    話題になっていたので今更ながら読んだ
    アメリカにはこのような地域、生活もあるのだというのを知ることができ、なぜトランプが当選したか等を考察する上でもおもしろい本だと感じた
    夢中になって一気読み

    0
    2025年05月09日