リチャード・ジュレックの作品一覧

「リチャード・ジュレック」の「月をマーケティングする」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 月をマーケティングする アポロ計画と史上最大の広報作戦
    3.7
    「アメリカは、1960年代の終わりまでに人類を月に送り、無事に帰還させるという目標のために全力を尽くす―」ジョン・F・ケネディ大統領の宣言どおりアポロ11号が月に到達し、冷戦時代の宇宙開発競争にアメリカが勝利することができたのは、ソビエト連邦にはなかった「マーケティングの力」を最大限に活用したからである。マーケティング・PRの専門家であり、宇宙ファンの著者が、これまで語られることがなかった「史上最大のマーケティング作戦」としてのアポロ計画の姿を描きだす。

ユーザーレビュー

  • 月をマーケティングする アポロ計画と史上最大の広報作戦

    Posted by ブクログ

    内容はアポロ計画がNASAや宇宙飛行士達に及ぼした影響や、当時の報道や世間の反応、その後急速に萎んでしまった宇宙計画についての諸々。知らなかった事や貴重な資料が豊富に掲載されていて、面白い。
    そして、これは是非、紙で読むべき本である。
    持ちやすいサイズ、豊富な写真に、素晴らしいデザイン。デザインは誰かなーと思ったら、祖父江さんであった!秀逸な本です。

    0
    2014年11月18日
  • 月をマーケティングする アポロ計画と史上最大の広報作戦

    Posted by ブクログ

    アポロ計画の広報戦略を莫大な資料で解説していて興味深い。最近の補給船事故、ヴァージンギャラクティックの事故を見るにつけ、宇宙開発と広報戦略の関係は切っても切れない。火星に行こう、という世論はどんなマーケティングから生まれるんだろう。

    0
    2014年11月02日
  • 月をマーケティングする アポロ計画と史上最大の広報作戦

    Posted by ブクログ

    アポロ計画の一部始終を、「マーケティング」という観点から切り取って検証した良書。単なるビジネス書として本書を読むのは間違い。アポロ計画は冷戦の産物であるという視点は重要で、だからこそアポロ計画は17号で打ち切られ、いまだに我々人類は火星に立っていないのだ。
    カラー写真・図版も多数収録されており、史料的価値も高い一冊。ただし、インクの化学物質臭には閉口させられた。

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    2014年10月26日
  • 月をマーケティングする アポロ計画と史上最大の広報作戦

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    アメリカのアポロ計画はソ連との冷戦競争のために計画され実行されたと思われがちだがその裏側にあったNASA広報部を中心としたマーティングが国民の支持を得て実行された。冷戦中とは思えない情報公開が行われ、試行錯誤しながら国民の支持を得て行く様子、また成功後には計画を進めていく度に国民の関心が下がり結局当初20号まで計画されたアポロ計画も17号までしか実施されなかった。日本ではなかなか見れない当時の様子が分かる良い本だと思う。若干ただ訳しただけだなと思う部分もあり読みにくいなと感じることがあったのでその点で評価を下げた

    0
    2015年03月13日
  • 月をマーケティングする アポロ計画と史上最大の広報作戦

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    アポロ計画。マーケティング的に見ることでその理解度が増した気がする。
    様々なプロが協働してことをなしていた時代。なんて贅沢なそしてレベルが高かったのかを思い知らされた。
    アポロ計画の時代の技術。今あるものはほとんどあった。しかし全てがアナログ。機械式時計。プレスキットは当然紙製。ミッションは経過時間で管理されるが、それと実時間の変換ができる紙製の道具。今ならスマホアプリというところだろう。
    テレビの生中継は何とかできていた。問題は録画だろう。生放送にこだわっているのは、録画がままならないから。今残っている映像は、テレビ画面をフイルムで撮影したものだ。電子的当時の記録は失われている。
    CGは無い

    0
    2024年09月15日

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