【感想・ネタバレ】炎と怒り トランプ政権の内幕のレビュー

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Posted by ブクログ 2018年03月26日

【一言触発】大統領選挙における「まさか」の勝利を手にし,前例にない状態でホワイトハウス入りを果たしたトランプ米大統領。内部の独占情報などを踏まえながら,ケリー首席補佐官が就任するまでの政権初期の内幕を暴き描いたとされる作品です。著者は,本作で一気に米メディア界の寵児となったマイケル・ウルフ。原題は,...続きを読む『Fire and Fury: Inside the Trump White House』。

著者に関しては多くの毀誉褒貶が寄せられていますが,この本そのものが社会現象になったということで,取りあえず米国政治に興味がある人は手にとってみても良いかと。どこまでが本当でどこまでがフェイクなのかはわかりませんが,「何を」語るかという点と同様(もしくはそれ以上)に「どう」語るかが重要という,現在の政治状況を体現したような作品だと感じました。

〜ようやくトランプ政権第一章の幕が下りたのは,七月の終わりに退役海兵隊大将のジョン・ケリーが首席補佐官に任命され,その三週間後に首席戦略官のスティーヴ・K・バノンが退任したときだった。〜

著者も一気に時の人☆5つ

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Posted by ブクログ 2018年03月19日

トランプ政権の内幕を内部に入り込んだジャーナリストが描く。
政治の素人とも言うべきトランプが、予想外に健闘し、あろうことか当選までしてしまう。焦ったのは探られるとまずい爆弾ばかりもつ周囲の有象無象。
今どきコメディでもない展開だが、彼を大統領に選んだアメリカはどこで間違えたのだろうか。

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Posted by ブクログ 2018年03月17日

面白かった。全部真実かはわかりませんが、トランプやその家族の無能ぶりは大体こんな感じなのでしょう。バノンが次期大統領選に出てくれば信憑性増すかもね。

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Posted by ブクログ 2020年03月22日

いわゆる「暴露本」ですが、ここまで内幕が描かれるのもそうはないのでは。トランプは、多くの人が感じていることかもしれないが、「大きな赤ちゃん」であることを再認識した。米国の有権者はとんでもない人物をプレジテントにしてしまったものだ。せめて1期でご退場願いたい。

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Posted by ブクログ 2018年02月28日

退任してから書かれたものでなく、現在進行形であるところが恐ろしい。トランプ氏って何なんだ?こんな人が大統領とかありえるのか、ってか怖いんですけどーと、フェイクと言いたいけど妙に納得してしまう状況。傍観者としてなら、あるいはフィクションとしてなら純粋に楽しめるけど、同盟国、しかも世界を左右する大国とあ...続きを読むっては笑ってもいられない。これから世界はどうなってしまうのか、ニュースの国際面の裏の裏まで読み取りたくなるような内容でした。いやはや恐ろしい。

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Posted by ブクログ 2018年02月25日

「21世紀の精神異常者」こと、ドナルド・トランプの暴露本であり、アメリカでの発売から1.5ヶ月というスピードで出版された翻訳版。よくここまで微に入った取材ができたと思わせるくらい、本書で書かれているトランプ政権の実態はばかばかしく、500ページというボリュームを感じさせずに一気に読めてしまう。

...続きを読む書では、トランプ政権の内部を、
・スティーブバノンに代表されるオルタナ右翼の一座
・トランプ実娘のイヴァンカ&婿養子のジャレッド・クシュナーの一座(2人の名前を組み合わせたジャーヴァンカと呼称される)
の両者によるトランプ本人からの信頼をどちらが勝ち取るかという下劣なゲームと、そこから距離を置いて少しでも政策を前に進めようとする
・官僚的/ホワイトカラー的な一座
のダイナミックな権力闘争として描く。

さながら「21世紀の精神異常者たち」がホワイトハウスで繰り広げる乱痴気騒ぎとも取れるトランプ政権の歴史は、まさに空虚な権力闘争であり、恐らく何も生み出さなかったし、今後も生み出さないということを、諦念と共に理解できる。

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Posted by ブクログ 2019年01月06日

トランプ政権の暴露本。かなり内輪の人間が情報提供しているのが恐ろしい。バノンを筆頭として自身の政治的アジェンダに基づいて戦略的にリークしているのだろうから、多少色がついているだろうが、トランプの知的レベルはさすがにひどすぎる。ここまでひどいのに、ビジネスでは成功し、なんだかんだ言って中間選挙が戦える...続きを読むだけの力を維持したのだからよくわからない。まあ、トランプ支持者は本なんか読まないんでしょうね。仮に読んでも「Fake news」で片づけるんだろうし。

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Posted by ブクログ 2019年01月03日

途中までしか読まなかったけど、それでいいか。
兎に角、この本によるとトランプは知性も品格もなく、そもそもヒラリーに勝つ気もなかった。それは周りも誰1人として負けることを疑ってなかった。が、アメリカ国民や世界にとって悲劇的なことに勝ってしまった。
そこからのドタバタ劇。
能ある鷹なんだろうとみんなどこ...続きを読むかで思っているのだけど、本当に能がないという事を周りの人達はよく知っている。だから離れていく。残った人や新しく入った人はキャリアとしてホワイトハウスを加えたいだけ。
いやぁ、面白いけど、コレが原因で世界恐慌や戦争とか起こったらシャレにならん…そして、良心のマティスでさえ。

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Posted by ブクログ 2018年10月23日

本書は、トランプ大統領の就任から約1年半という期間における、ホワイトハウスにおける筆者の取材に基づいて執筆されている。
 最初、大統領当選が確定的になり、予想もしない結論に「幽霊を見たような顔」あるいは「恐怖にかられた表情」になるトランプが描かれる。「大統領選挙で接戦を演じた敗北」を選挙後に自分の商...続きを読む売に利用して利益を得ようと考えていた男が大統領になってしまったのだ。この本に描かれるその後のホワイトハウスでの日常も無茶苦茶である。これで国家が保てるのかと不安を通り越して戦慄を覚える。他国のこととはいえ、アメリカに依存せざるを得ない日本にとっては、深刻な気持ちにさせられる一冊であった。

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Posted by ブクログ 2018年08月16日

それにしても現役大統領に対する衝撃的な暴露本。あとがき書いた池上彰さんのコメントも説得力あり、コレが、トランプ政権の真実なんだろうと私も思います。

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Posted by ブクログ 2018年06月09日

これだけの強い内容で未知の事柄が沢山並び、正に驚異の一言しかない書籍なのに、どうしても★5点に出来ないのは、たぶん著者が誠実さに欠けると感じるからだ。

例えばの話、「その場にいる誰もが*だと確信した。しかしトランプは」というような文章の際、バノン一人がどう思ったのかなら、後でバノンがそう思ったと言...続きを読むったと内面の裏をとれるが、その場にいる人間が50人でも100人でもこの本では「誰もがそう確信した」と断言してしまう。ドラマとして書いているのか実はそんな細かいところまで裏がとれている物凄い本なのかが読者にはよく分からない。こういうノリが百回以上は出てくる。

だからトランプがいうように「デタラメな本だ」な部分は確実にあるので(それが1%なのか、トランプの言うように100%なのかは更によくわからない)、折角の面白い内容にどうしても「なるほどそうだったのか!」と気持ちから入ることができずなんとも居心地の悪い本だ。

内容は面白いが、何%がオルタナティブ・ファクトなのかは私達には分かるように書いてはいない。

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Posted by ブクログ 2018年06月08日

邦訳で読んだので、訳文がいいのかもとの文章がいいのかはわかりませんが、カオスな内容をすっきりと読ませる「物を書くチカラ」を感じさせる一冊でした。
その分、書かれている内容の、気分の悪さが際立ってくるというか。
昔、映画「アウトレイジ」シリーズの宣伝コピーで「全員悪人」という言葉を思い出しました。あ、...続きを読むでも、一番の悪役は著者のウォルフ氏だったりして。

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Posted by ブクログ 2018年04月18日

一方的な表現、偏見をもって人物像を特定するのは当然に避けるべきだけれど、それでも米大統領のトラさんは無知て無計画で衝動の人であることに違いはない。就任するや、首席、次席の補佐官や側近たちが次々と辞任し、あるいは解任されていく。残るのは娘のイヴァンカと夫のジャレット、ひとまとめにしてジャーヴァンカって...続きを読むんだそうだ。彼らももちろん政治の素人で、単なるトラさんファミリーなのだ。まあ、ロシアと関係しようと、シリアを攻撃しようと、プーチンやアサドより幼稚で厄介な男を選んだ米国民がいる。フーテンの米トラは残す任期をいかにさまようのか。

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Posted by ブクログ 2018年03月10日

アメリカで発売直後、売り切れ続出だったトランプ政権のゴシップ本
の日本語訳。アメリカでの発売直後のニュースを見て、日本でも出し
てくれないかなぁ…と思っていたら、早速、早川書房が出してくれた。

本文の前に主な登場人物一覧がある。それぞれがトランプ政権でどの
ような役職を務めたかが記されてい...続きを読むるのだが、「のちに解任」「のちに
辞任」の文字のなんと多いことか。

それだけこの異端の政権のホワイトハウスがカオスだってことなのだ
ろうな。

そりゃカオスかもしれない。自分の知名度を高める為だけに大統領選に
立候補して、まともな選挙戦術もなく、本人も大統領になる気なんて
さらさらなかったドナルド・トランプなんだもの。

読み書きの能力が怪しく、集中力は欠如し、必要な文書さえも読もうと
しない大統領を補佐しなくてはならないホワイトハウスの上級スタッフ
は大変だったと思う。

特に政権初期の報道官であったショーン・スパイサーには同情する。

思い付きで言葉を発する大統領に、政治経験もないのに家族だという
だけで政策に口をはさむ娘のイヴァンカと女婿のクシュナー、その
イヴァンカ夫妻を敵視するバノンのプリーバス、そして政権に懐疑的
なメディア。

全方向敵だらけでよくやってたなぁと思うわ。大統領がドナルド・トラ
ンプでなければ、きっと優秀な報道官だったろうに。

政権内の裏話盛りだくさんだが、トランプ政権の上級顧問で「のちに
辞任」に追い込まれたスティーブ・バノン側からの話によることろが
多そうなので、話半分くらいに捉えた方がいいのかも、それでも酷い
んだが。

それにしてもファースト・レディであるメラニア夫人の姿がほとんど
見えないのだよな。

やっぱり彼女はドナルド・トランプに大統領になって欲しくなんかなく、
ひとり息子のバロンくんの成長を楽しみに、静かな暮らしをしたかった
のかな。

昨年来日した時もあまり笑顔がなかったものな。

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Posted by ブクログ 2024年02月27日

残念ながらもう一度トランプ政権になりそうなので心の準備のために。政権初期のドタバタな様子、トランプの異常なまでに幼稚な性格がよくわかった。最後になんとニッキーヘイリーがトランプの1番のお気に入りとして出てくるのにびっくり。

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Posted by ブクログ 2021年09月22日

米国における直接民主主義が生んだ、異形の大統領の日常を描いた作品のようです。まあ、酷い話の連続に呆れますが、それが現実のお話のようであります。(政治も外交も、常識も持ち合わせない大統領だったらしい)毛王朝の最後を描いた毛沢東秘録との読み比べ、あるいは、スターリン王朝の終わりを描いたコメデイ映画と比較...続きを読むするのも、面白いかなとも思います。★三つですね。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2019年10月26日

国を率いる組織とは考えられないほど混とんとした内情が割と最初から最後まで続く。
崩壊せずに今日まで保ってきていることが驚き。
ブライトバード元会長のスティーブ・バノンが、トランプの勝利や政権内で大きな役割を担ってきた一人として描かれているように、政治の様々な面において、メディアの影響力の強さを改めて...続きを読む感じた。この一連の出来事はまた、メディアを通して得る情報に操作される国民・大衆か構成する社会において、民主主義を健全に保つ難しさを示していると思った。
ちょうどあと1年後には大統領選が実施されるという時期になっている中で、トランプが大統領として日常化している現状に気付く。

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Posted by ブクログ 2018年07月09日

何で大統領になれたんだろう?この本を読んで少し腑に落ちましたが,周りは大変そうです.そして,大統領よりもスティーヴ・バノン氏,恐ろしいですね.

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Posted by ブクログ 2019年03月01日

トランプさんって大統領でしたよね。その辺のガキ大将じゃなくて。
大統領選当日、予想外に票を伸ばすトランプさんに驚きながらも、当然ひっくり返るだろうと思っていたがあれよあれよと言う間に当選してしまった。ある意味民主主義の良いところなのかもしれないが、この結果には異国民にとっても不安になるものだった。
...続きを読むただ本書を読むとトランプ大統領自身も当選するとは思っていなかったというより当選することは考えていなかったようだ。そんな人物か世界最強を誇る軍隊を持つアメリカの指導者になって良いものだろうか。
大統領についての暴露本はこれまで読んだことはないが、ヘアスタイルの謎やゴールデンシャワーから政権内部までここまでコケにした内容のものはあったのだろうか。
昨日(2019/02/28)二度目の米朝首脳会談が終わった。一度目と同じように会うことだけが成果でそれで終わってしまわないことを願いたいが、根がガキ大将である以上トランプ大統領の気分次第というところか。
政権内部もしっかりしてもらって上手くサポートしてもらいたい。

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Posted by ブクログ 2018年06月22日

ここに書いてある通りなら、そろそろトランプは、辞めさせられそうなんだけどなぁ。随分、あやうい人みたいだ。

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Posted by ブクログ 2018年04月18日

トランプ大統領が如何に馬鹿かがよくわかる本。Audibleのオーディオブックでも聞くことができる。そろそろ、関係者が逮捕されると思う。一般の方はわざわざ読まなくても大丈夫。というか、読んでも更迭された人が多すぎて、覚えきれない(笑)

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購入済み

読んでいて退屈

2018年04月23日

 ハッキリ言って、読んでいて退屈でした。出てくる人物が、あまり親しみの無い人であるため、どのような立場なのかも分かりにくく、苦痛です。

 アメリカ人であれば、母国のことなので、理解できるのかもしれませんが。

 

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