宮本輝のレビュー一覧

  • 私たちが好きだったこと

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    昔、短い間だったけど
    強烈に同じ時間を過ごした人達を思い出した
    そういう出会いが
    今の自分を作ってるんだって思い出した

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    2025年04月08日
  • 潮音 第一巻

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    越中売薬商人の川上弥一を主人公に日本の幕末維新の動乱期を描く大河小説。第1巻は、井伊直弼が大老に就任し、安政の大獄が始まるまでが描かれる。

    越中富山の薬販売商圏は広い。蝦夷地の干し昆布が北前船を通じて薩摩まで運ばれ、薩摩はそれを清国へ輸出し、同時に清国から輸入する薬種は富山の製薬に使われる。そのため富山と薩摩は密約を結び、その密貿易に携わる。富山の売薬商人はモノの売買だけではなく、様々な情報をその広い商圏のなかで得ていき、やがて「世界」へと目を向け始める。

    第2巻以降の展開が楽しみ。

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    2025年03月29日
  • 青が散る(下)

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    初めてこんな長い内容の本を読む事が出来た。
    大学卒業から約5年が経つが、懐かしい気持ちを感じた。
    それぞれの登場人物に個性があり、
    そういう友達もいるよなと思った。
    最後夏子と付き合うのではと思いながら読んでいたが、祐子の件があり付き合う事はないんだなと思った。祐子も悪い女だと思った

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    2025年03月27日
  • 青が散る(上)

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    氏の作品の中でも『青が散る』は、ドラマ化されてファンも多く、僕の青春の思い出のひとつでもある。舞台は新設大学のテニス部。(小説では関西だが、ドラマは関東の大学)主題歌は松田聖子の名曲『蒼いフォトグラフ』で、挿入歌の大塚ガリバーの『人間の駱駝』もドラマ内でもガリバーが歌っていたなあ。
    石黒賢、佐藤浩一、遠藤憲一、村田雄浩、利重剛、二谷友里恵、川上麻衣子…そうそうたるメンバーのキャスティング。全話DVDで保管しているのだ(笑)

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    2025年03月07日
  • 灯台からの響き

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    小説の主人公は62歳。
    亡くなった奥さんが残した謎を解くために、灯台めぐりをすることになる。年代が近いと、どうしても感情移入するなあ。

    ただ主旨とは無関係な描写が多く、ストーリーの進み方がめちゃくちゃ遅い。最近の小説のジェットコースター的な展開に慣れた人には、ちょっともどかしいかも。だが、これが宮本輝の文章特徴なのかもしれない。

    主人公が自分の生き方をこんな風に整理して、親友に話すシーンがある。

    『威風堂々と生きたい。焦っても怖がっても逃げても、悩みは解決しない。コツコツと一つ一つ、焦らず怯えず難問を解決していく。そういう人間になるために努力をするんだ。』

    何気ない言葉であり、誰もが一

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    2025年02月28日
  • 春の夢

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    ネタバレ

    清濁併せ呑みながら辛うじて生きていく人間の実相。半歩ずつ、にじり出しながら歩んでいく生きる姿を垣間見た。折に触れて読み返したいような、思い出として、大切に心にしまっておきたいような読書体験だった。

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    2025年02月17日
  • 螢川・泥の河

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    戦後の哀しい時代の空気が、文章を通して、強烈なイメージとして蘇る小説だった。

    「泥の河」は、ずっと記憶に残りそう。素晴らしい小説だった。

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    2025年01月28日
  • 螢川・泥の河

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    宮本輝をこの本から入った。
    泥の河、とにかく泣ける、美しく哀しい。
    昔の日本はこんな貧乏だったのかなぁと想像しながら読んだ。
    映画もぜひ見たい

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    2025年01月17日
  • 野の春―流転の海 第九部―(新潮文庫)

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    37年間を21日で通り過ぎてしまった
    宮本輝という作家の素晴らしさをあらためて心に刻むことができた
    人生とは
    作家宮本輝がずっと我々に問いかけ続けたのであろう
    熊吾ほど多くの人に愛され、信頼された人間は数少ないと思う
    それとともにこれ程人に裏切られた人間も少ないだろう
    我々の人生も色々なことが起きる
    残りの人生、どう向き合うか
    流転の海は私に考える場を与えてくれた

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    2025年01月17日
  • 森のなかの海(下)

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    素晴らしい世界だった。阪神淡路大震災で家が倒壊、夫の不倫が発覚し子供を連れて離婚。

    そんな所から始まった希美子の新しい森での暮らしは、思いがけない方向に拓けていく。

    決して自暴自棄にはならず、かといって肩に力を入れすぎることもせず、自分のことも周りのことも大事にして前に進んでいく姿勢に引き込まれた。静かな語り口で毎日が過ぎていく中で、数奇な運命に翻弄された陶芸家とも人生が交錯し、壮大なドラマを楽しめた。

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    2024年12月18日
  • 灯台からの響き

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    三十光年の星たちで久しぶりの宮本作品に触れた
    宮本作品への想いが深まりこの作品を手に取った
    やはり宮本作品は素晴らしい
    この作品をを読んで、宮本輝という作家の読書量もすごいということがわかった
    ミステリー、ブームの中華蕎麦の話題
    読書量による知識の凄さも感じた作品だ
    灯台、いくつか行ったことのある灯台が出てきた
    また、行きたくなった
    森鴎外の渋江抽斎も読んでみたい

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    2024年11月19日
  • 灯台からの響き

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     いいなあ。牧野康平さん。いい人生だなあ。
     主人公の牧野康平は東京の旧板橋宿商店街の中華そば屋の店主であったが、二年前に奥さんの蘭子さんが亡くなったのをきっかけに休業したままになっていた。
     ある時、店の二階の自分の蔵書棚の前に寝転がり、長年の積読であった「神の歴史 ユダヤ・キリスト・イスラーム教全史」という本を読んでいるとパラリと一枚の葉書が落ちてきた。それは、二十年以上前に妻に小坂真砂雄という男性から届いた葉書だった。それには
     「大学生活最後の夏休みに灯台巡りをしました。見たかった灯台すべて見て満足しています…」という文章とどこかの岬らしいジグザグの線が書かれていて、妻の蘭子は「小坂真

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    2024年10月30日
  • 灯台からの響き

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    宮本輝は『明日は今日よりもきっと良い日になる』というのが根底にある。前向きな温かさをどの作品にも感じる。

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    2024年10月17日
  • 青が散る(下)

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    ネタバレ

    面白かった。純情すぎて、それがプライドとなってそのせいで肝心なところに足を踏み出せない感じが良かった。主軸がずっと友達なのがめっちゃ良い

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    2024年10月09日
  • 灯台からの響き

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    まきのの中華そば食べたくなったし、新ちゃんみたいな息子欲しくなった。
    主人公の独り言の多さで説明を全方位カバー。
    登場人物みんな素敵だなぁ。そして蘭子さんは愛され過ぎでしょ。旦那2年も腑抜けにさせちゃって。
    どんな歳になっても初体験はあり得るし、ドキドキもする。過去ではなく未来に続いていくための毎日。出雲に行って灯台見たくなった。まずは近場の房総からかな。

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    2024年10月07日
  • 螢川・泥の河

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    文章が美しく、情感に溢れている。泥の河が特に刺さった。
    泥の河:悲しくも美しい戦後の風景。人々は逞しく生きるも、残酷な人生。
    螢川:4年間住んだ富山の方言が懐かしい。

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    2024年10月06日
  • 水のかたち 下

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    ネタバレ

    主人公と同じ年代というのもあり、久々にのめり込んで読んでしまった。人にはそれぞれ考えや歴史があり、それを纏って生きている。それを誰にいうでもなく自慢するでもなく嘆くのでもなく。
    なのに見た目や振る舞いだけで人を判断していた主人公はそれを後悔をしていた。それは自分にもある性質なので主人公とともに反省をした。

    後半の、終戦後の北朝鮮からの脱出劇は、実際に経験された方から伺った内容をもとにしているとのこと。なので読むのがとても辛かったし、とても恐ろしかった。

    この「水のかたち」は宮本輝氏の作品の中でも私にとって感銘を受けた作品の上位になった。
    (おこがましくてすみません)

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    2024年10月03日
  • 三十光年の星たち(下)

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    三十年後を目指して、自分の人生を懸命に作り始める青年。
    そんな苗木と、それを支える添え木たちの優しい物語でした。
    下巻も素敵な言葉が散りばめられてます。
    宮本輝さんの小説、やっぱりいいなぁ。
    次は『ドナウの旅人』を再読しよう。

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    2024年09月22日
  • ドナウの旅人(上)

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    上下巻と長い物語。最初は挫折しそうだったが読み進めるうちにどんどんひきこまれた。感想は解説に集約されていた。

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    2024年09月20日
  • 田園発 港行き自転車 下

    ネタバレ

    幸せな主人公

    読む人によって誰が主人公になるかは、変わってくるのだろう。
    タイトルを見る限りそれは直樹ではないような気がするが。

    社会と親族の荒波を乗り越えてきた直樹の実力と人を見抜く力は凄いのだが、平岩によってこの登場人物の多くは、幸せと成功を掴む。なんという大きな人間であろうか。
    そして、それによって奇しくも自分自身か最高の人生へと昇華されていく。
    彼にとっては幼くして亡くなった息子の分身でもある佑樹と2人で歩く至高のひととき。
    自身が生涯をかけて取り組んだ仕事を、はからずも1番認めてくれた佑樹との会話。そのシーンがしっかりと読者には見えたのではないだろうか。

    それにしても、直樹はなんと幸せな人なの

    #笑える #感動する #泣ける

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    2024年09月16日