宮本輝のレビュー一覧
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なかなか古臭い文章書くけどよい。#草花たちの静かな誓い に続いて素晴らしかったです。
自分も30年後の自分を楽しみにできるよう毎日を精進していきたいです。Posted by ブクログ -
三十七年かけての
「ひとりひとりの無名の人間のなかの壮大な生老病死の劇」
は、遂に完結しました。
書き上げたのが71歳とは、熊吾との縁を感じずにはいられませんでした。
「宿命っていうのは、ものすごい手強い敵や」
宿命と闘いながら、自分の生老病死に立ち向かっていかなくちゃ
ですね。
素晴らしい長編...続きを読むPosted by ブクログ -
一人一人の「若者」をここまで緻密に美しく表現できる宮本輝は凄いとしか言いようがない。
大人になって大学生活を懐かしむ時期にもう一度読んだら、その時は違った感じ方をすると思う。将来再読したい。Posted by ブクログ -
無理だと思える難題が、次々と仁志に任せられるようになる。しかし、仁志は段々と師匠・佐伯からの薫陶や一つ一つの言葉の意味を自分で考えて、成長していく。師匠に応えたい、師匠の夢を実現したい、その想いで不可能を可能にしていく姿は、師弟関係の美しさを見事に表していたように思えた。
現代では、さとり世代と言わ...続きを読むPosted by ブクログ -
自分を磨く方法を教えるよ
働いて働いて働き抜くんだ。これ以上は働けないってところまでだ。もう一つある。自分にものを教えてくれる人に、叱られつづけるんだ。叱られて、叱られて、叱られて、これ以上叱られたら、自分はどうかなってしまうってくらい叱られ続けるんだ。このどっちかだ
自分は師匠からどれだけ叱られ...続きを読むPosted by ブクログ -
10年ほど前に読み始めたが、当時まだ第5巻までしか書き上げられておらずそこで中断したままだった。このたび遂に全巻完結し文庫化されたとのことで第1巻から再読したが、1か月で全9巻一気読み、圧倒的な面白さでした。
なにより松坂一家のみならず登場人物ひとりひとりが背負う人間性を丁寧に描き、自分自身の遠い...続きを読むPosted by ブクログ -
友人の薦め。ミラクルバード第3戦の描写は圧巻。北海道の牧場や競馬場の情景が目の前に出てくるようで面白く読めた。「ウマ娘。」で競馬を知った人にも読んで欲しいな。Posted by ブクログ
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■持って生まれた星廻りと血の呪縛■
第三部のストーリーの舞台はいわゆる「戦後」からの脱却期、日本人がようやく自分たちのために上を目指して歩みだす時代。様々な男女、親と子が登場し、それぞれが持って生まれた星廻り、あるいはその体内にどうしようもなく流れる血を意識させる。
両親の愛を知らずに育った熊後...続きを読むPosted by ブクログ -
『生と死』
どんな環境におかれようとも、わずかな幸せを求めて懸命に生きようとする力
そんな力も、理由もなく突然訪れる『死』の前では無力だ
『死』に向き合いながら生きていく人の儚さを、淡々とした語りの中で感じざるを得ないPosted by ブクログ -
ここで終わるのが潔い
せめて発酵本かと思ってたけど、
それがテーマじゃないからね!って
いやいや。それは宮本輝読者だもの、大丈夫だよね?って
読者を信じる姿勢だよPosted by ブクログ