片田珠美のレビュー一覧

  • 賢く「言い返す」技術 人に強くなるコミュニケーション

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    心ない言葉の暴力を振るってくる相手からのダメージを受けない技術。相手のタイプ別に効果的な返し方が書かれている。場数を踏んで、臨機応変な対応を習得したい。でもそれよりも、心ない相手に対する一番の復讐は、自分が幸せであることだと著者はいう。確かに!幸せであろう。

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    2019年11月27日
  • 高学歴モンスター ~一流大学卒の迷惑な人たち~(小学館新書)

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    ある団体で、じわじわとターゲットにされている感が続き、
    活動がひと段落したので、こういう系の本を読み始めたうちの一冊。

    具体例が多く、対処法は、最終章。
    「まず気づく」← これが遅れた自分。

    これまでの子育て人生では、良い仲間や関係性に恵まれてきたことを、改めて実感。
    世の中に出ると、理解を超える様々な価値観の人がいること、自分も正義感や常識が独りよがり過ぎれば、陥ってしまうかもしれない怖さを感じた。

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    2019年11月27日
  • 怖い凡人

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    組織を恐怖や空気によって支配する存在をヒトラー。その支配者に付き従い無批判に命令を実行する存在をアイヒマンとしてそれぞれの特徴を考察していた。特に、際立って優秀というわけでもないアイヒマン的存在が、ヒトラー的支配者に盲従することで、その地位を上げて、やがて自らがヒトラー的支配者に成り代わるという構造は面白いと思った。日本社会の教育や会社組織の構造がアイヒマンを醸成する土壌になっているというのは、これまでの歴史を見ても明らかだと思う。近年の働き方改革や、IT革命、教育の見直しはこのような土壌を根本から再構成するための良い機会であると感じた。自分の周りにいるであろうアイヒマン予備軍に気をつけるとと

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    2019年09月27日
  • 他人の意見を聞かない人

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    精神科医の片田珠美による、文字通り他人の意見を聞かない人に対する対処法。

    色んな事例を見るにつけ、参考にはなったかが、当然ながら明確な対処法はないので難しいところ。

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    2019年08月31日
  • 一億総ガキ社会~「成熟拒否」という病~

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    ・すべてを他責にする人間が増えている。
    ・挫折してもそれを乗り越える力が不足している人が多い。
    ・モンスターペアレントが増えているのは、自分ができなかったことを、子供に対し過度に期待するため。(星一徹型?)

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    2019年08月12日
  • プライドが高くて迷惑な人

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    本文中にキーワードが繰り返されるので分かりやすい。
    事例は若干オーバーラップしているような気がする。

    ・経験によって強化された全能感
    ・対象リビドーの満足
    にゆがみがあったり不足している人間は

    ・幼児期のナルシシズムの残滓
    に頼り自尊心を支えている

    このような心理構造を説明している。

    そして幼児的な万能感は
    親自身の「蘇生した」ナルシシズムの投影でもある、
    という説明が身に染みた。

    芥川龍之介の言う「(子供に対する)利己心のない愛は必ずしも子どもの養育に最も適したものではない。この愛の子供に与える影響は 少なくとも影響の大半は暴君にするか弱者にするかである」
    はまさに今の時代を言い当

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    2019年03月04日
  • 他人を平気で振り回す迷惑な人たち

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    今ちまたで溢れる自己愛性人格障害・境界性人格障害の人について、その傾向と対策を綴った一冊。

    その手の人が周囲にいるので、非常に参考になった。

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    2018年11月03日
  • 忖度社会ニッポン

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    忖度とは相手の意向を推し量り、先回りして満たそうとすること。その胸中には自己保身や喪失不安、承認欲求や何らかの見返りへの期待などが潜んでいる。忖度がはびこる日本社会の根底に横たわる構造的問題をあぶり出す。

    ここでも承認欲求。
    気を回しすぎな私は気をつけよう。

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    2018年09月06日
  • 高学歴モンスター ~一流大学卒の迷惑な人たち~(小学館新書)

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    文字通り、高学歴でモンスター化してる人について取り上げた一冊。

    もちろん、高学歴じゃなくても自己愛が強い人はいるけれど、高学歴だとより強化され、しかも社会的地位がある分厄介という話。

    今は「無自覚型のナルシスト」が蔓延する「自己愛過剰社会」であり、その代表が米トランプ大統領という話だが、今後ますます増えるであろうこの手の人に対してどう接するかが問われると強く感じた。

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    2018年06月03日
  • 他人を平気で振り回す迷惑な人たち

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    精神科医である著者自身も親に振り回されて、苦労したのだろうなと文面から推測できます。
    「支配は、他人を平気で振り回す人がしばしば用いる手段。相手を支配するために振り回すのだといえるのかもしれない。」p16 → 「他人を平気で支配する迷惑な人たち」と題名を差し替えて読んでもいいのかもしれない。

    ■支配するための手口(ダブルバインドで混乱させる、罪悪感を与える、聞く耳を持たない、相手の価値を否定し優位性を誇示する・・・)
    ■振り回されているサイン(尊重されていないように感じる、その人にされたこと言われたことが頭から離れずくよくよ考える・・・)
    ■ターゲットにされやすい人の特徴(愛情欲求や承認欲求

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    2018年05月11日
  • 忖度社会ニッポン

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    忖度と「気を遣える」の違いを実例を持って解説している。

    「空気」を読まず自分の欲求に忠実に生きていけばいいと筆者は言っているが、それを行うには現状難しいと思う。

    変えるには個人だけではなく企業、国と皆が真剣に向き合う必要があると思う。

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    2018年03月19日
  • 許せないという病

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    和解は一人では出来ない、という話と、許すということが倫理的に良いという価値観があるが、それが常に正しいとは限らないということは参考になった。

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    2018年02月24日
  • 自分を責めずにはいられない人

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    自分を責めてしまうのは、自覚がなくても「罪悪感」にあるとして、その罪悪感を「手放す」ことの重要性について書かれている。少ないページ数にも関わらず内容は締まっていて読みやすいし、現実の生活でも取り入れやすい。

    周囲に「罪悪感を掻き立てて相手をコントロールしようと試みる人物」がいるかどうかを知ることは重要であり、また被害を最小限にするためにも(自分自身が相手を罪悪感で縛り付けてしまわないためにも)読んでよかった。
    自分でも「罪悪感で縛ろうとしている時はあるな」と思ったので。

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    2018年01月28日
  • 拡大自殺 大量殺人・自爆テロ・無理心中

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    大量殺人や自爆テロなどの事例を調査する中で,犯人の心理的な側面を詳しく考察している好著だ.第5章で議論されている「介護心中」はこれからますます増えるものと予測されるが,巻き添えにする心理を考察した部分(p184)は重要だと感じた."なぜおとなしく一人で自殺しないのか" 怒りや攻撃性を他者に向けた場合は殺人になり,自己に向けたら自殺になる.そうなっていくには強い動機が必要となる.どこかでそのラインを断ち切れば良いのだが.

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    2018年01月19日
  • すぐ感情的になる人

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    面白い事例を出しつつ、感情的になる人への対処法、自分がそうである場合の対処法など書いてある。勉強になった。
    ■怒っている人に対処する方法
    ・聞く
    ・状況を理解しようとする
    ・別の見方もできることを伝える
    ■やってはいけない対応
    ・怒りを封じ込めようとする
    ・認めない
    ・同じような言葉で言い返す
    ■自分の感情を書き留める
    ■忘れてはいけないこと
    ・相手にも感情がある
    ・世の中には理不尽なこともある
    ・幸福こそ最大の復讐(怒りをエネルギーに)

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    2017年10月16日
  • 一億総ガキ社会~「成熟拒否」という病~

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    「やったら、できる!」
    という言葉がある。
    時には、そうだろう。
    でも
    「やっても、できない!」
    ことの方が
    世の中には多い気がする、
    いや、確実に多い。

    ますます、
    その通りだ!
    と思ってしまった。

    精神的に未熟であるがゆえに
    世の中で
    起きてしまっている事象の数々、
    また、
    その未熟さを助長してしまっている
    未成熟な家庭の人間関係、会社組織での人間関係、他者との関係をうまく築けない未熟な心の構造の数々、
    それらを
    具体的な事例を挙げながら
    分かり易く分析してくれている
    一冊でした

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    2017年10月16日
  • 賢く「言い返す」技術 人に強くなるコミュニケーション

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    本当にこの本に書かれていることを言い返そう!とは思わなかったけれど(やっぱりどうしても言い返した後が怖い)、心の中で言い返せればスッキリするだろうなと思った。

    何より相手の心理を理解することで相手より上に立てる、それが知れたのがよかった。言われっぱなしじゃストレスがたまるけれど、「はいはい、また言ってるあなたは子どもですね」なんて思えれば微笑み返しもできる。

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    2017年09月04日
  • 嫉妬をとめられない人(小学館新書)

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    事例を示しながら嫉妬について紐解く。加害者・被害者どっちの立場でもアドバイスあり。筆者本人が嫉妬する側として苦しんだ事例もあり。面白かった。
    ・あえて自分を忙しく追い込むことも、嫉妬を激化させない効果あり
    ・地域の活動や趣味の活動など、意識的に仕事以外のつながりを持つ

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    2018年01月17日
  • 平気で他人を傷つける人

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    モラハラを実例を通して説明。すごいわかりやすい。付箋を貼りまくって読んだ。結構周りにいるじゃないか。気をつけよう。自分も加害者になってないか気をつけよう。
    ・受動的攻撃
    ・フレネミー
    ・情性欠如タイプが一定程度いる
    ・「付随する何か」で優劣を決めたがる(女性)
    ・自分の大事なことはあまり話さないようにする
    ・周りの人が黙っているときは要注意

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    2017年08月22日
  • すぐ感情的になる人

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    怒っている人にはまず傾聴。確かに下手な反論する前に何で怒っているか分析せねばならない。
    あと小出しに感情を出す事が必要。これも確かに感情の暴発が1番みっともないし頷ける。

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    2017年08月15日