あらすじ
上司・同僚・お局・ママ友・SNS・姑・友人・親きょうだい…周りに潜む「害になる人」の精神構造
「自分は特別だと考え、多少のことは許されると思っている人」
「支配欲が強く、自分の思い通りにならないと気がすまない人」
「うわべはいいのに陰で他人を攻撃する人」
「巧妙な言い逃れで真実を歪める人」
このように周囲を「平気で振り回す人」が今、増殖している。
振り回される側は、翻弄され、気疲れするばかりか、こちらに非があるかのごとく思い込まされることすらある。
今や、職場や家族、友人、ママ友、SNS等での厄介な問題と言える。
本書では相談者による職場や家庭などの豊富な実例を取り上げ、25万部ベストセラー『他人を攻撃せざるをえない人』を上梓した気鋭の精神科医が、背景とともに深層心理に鋭く迫る。
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Posted by ブクログ
精神科医である著者自身も親に振り回されて、苦労したのだろうなと文面から推測できます。
「支配は、他人を平気で振り回す人がしばしば用いる手段。相手を支配するために振り回すのだといえるのかもしれない。」p16 → 「他人を平気で支配する迷惑な人たち」と題名を差し替えて読んでもいいのかもしれない。
■支配するための手口(ダブルバインドで混乱させる、罪悪感を与える、聞く耳を持たない、相手の価値を否定し優位性を誇示する・・・)
■振り回されているサイン(尊重されていないように感じる、その人にされたこと言われたことが頭から離れずくよくよ考える・・・)
■ターゲットにされやすい人の特徴(愛情欲求や承認欲求が強い、低い自己評価、警告サインの無視、いい人・・・)
■振り回されないための考え方・処方箋(部分交渉する、どんどんスルーする・・・)など参考になりました。
「言い返すべき時に言い返さず、戦うべき時に戦わないと後から大きなツケが回ってくる」本当にそうだなぁと思います。