あらすじ
あいつだけは許せない――。
許してしまえばきっとラクなのに、
本当はイライラせず笑って過ごしたいのに、
どうしても、許せない。
なぜ、許せないのか?
なぜ、許せない思いに縛られるのか?
呪縛から解き放たれるにはどうしたらよいのか?
気鋭の精神科医が、
他人を許せない心理を分析し、
ラクに生きるための処方箋を示す。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
いつまでも続く怒りは、多くの人にあるはず。主な原因は、欲求不満。満たされない自分の気持ち。また、自己肯定感が低いことで、他人と比較してしまう。まずは、自分が受けたショック、怒りの感情を認め、相手や相手の背景を理解すること。相手を許せればよいが、許せなくても別にいい、別にどうでもいいと思えればそれでいい。諦めても逃げてもいい。それは、自分のために、自分らしく生きるために必要なのだ。
Posted by ブクログ
許せない理由も許せないことへの対処もなかなかスパッと気持ちよく読みけれなかったけど、引用などでハッとする部分はいくつかあった。
・相手がちょっとでも嘘をついたら許せない ⇒ 自分が完璧主義だから。
・フロイト。一見すると自責的なうつの患者が本当に攻撃しているのは身近な他人。例えば「自分のような働きのない女性と結婚した夫は不幸だ」というのは、実は夫の働きのないことの「告訴」である。この「反転」によって「復讐」を果たしている。
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Posted by ブクログ
解決策ではない。アンガーマネジメントでもない。「許せない」という気持ちがどこから来るのかを「あるある」な話から解説。世間話をしている感覚で読め、自己反省も促してくれる。