片田珠美のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「羨望は他人の幸福が我慢できない怒りであり、嫉妬は自分の幸福を奪われるのではないかという喪失不安だ」p.138
羨望=嫉妬だと思っていたので、少し意外でしたが、確かにとも思います。
私の話をします。
職場に遅刻・欠勤の多い人がいて、その反面、私の仕事も残業も多くなったことがありました。
私は、自分がその人を憎悪しているのだと思っていました。
抑えようとしてはいても、態度に出てしまったこともありました。
この感情を羨望というのですね。
今回は、自分が「職場を腐らせる人」になっていないかと思い、この本を取りました。
その構造的要因は、①平等幻想、②渦巻く不安と怒り、③「自己愛過剰社会」とされて -
Posted by ブクログ
この本を読んで、「あるある、、」と納得できる箇所が殆ど、、
自分も正にこの手の「職場を腐らせる人」に直面していて、片田さんの本書見つけて思わず手に取りました。
困っているのは、自分の正義感や完璧主義を振り回して、気に入らない目下の社員を徹底的にチェクしまくり、粗探しして「なぜ、あんたは何度言っても、私の言われたとおりにできないの?」と攻撃してくるパターンです。
自分は正しいことをしていると思っているので、人の話は聞き入れてくれません。
片田さんの見解でも、このような人自身を変えることは出来ないようですね、、、
反面「じゃ、自分はこんな事になっていないだろうか?」と自分自身を振り返るきっかけに -
Posted by ブクログ
プライドが高い人は健全な自尊心を保てない人である。目の前の現実を受け入れられず、自己愛的イメージと現実のギャップに直面するとすぐに傷つき、落ち込むのである。
プライドが高く、自分は特別だと考えている人は協調性がないと批判される。自分は特別だという特権意識が強いと他人を見下し、攻撃的な態度をとることがある。
プライドが高い人はとにかく褒めてもらいたいものである。ただし本人はおべっかと本心からの賞賛を見分ける達人であることがよくあるため、厄介である。
プライドが高い人は自分は重要な人間であり、特別な配慮に値すると勘違いしているため、他人のミスや遅刻など些細なことに激昂しがちである。
プライドが高 -
Posted by ブクログ
自己正当化という言葉
の意味するところは、
そうとは言い難い状況
で自己を正しいとする
ことですよね。
誰もが、あの人が悪い
よね、と思ってるのに、
当人だけ、いやあれは
仕方なかったでしょう
と思い込んでる。
端から見て痛々しいし
まわりから人が離れて
いきます。
じゃあ、どうすれば?
答えは客観的な視点を
持つことだと思います
が、
はたして百パーセント
自己愛を排した視点を
持てる人がいるのか。
私を含め多くの人たち
が自己愛を多分に含む、
それはちょっと客観的
な視点とは言い難いん
じゃないの?
という客観的な視点?
でときどき己の言動を
振り返り、
そして微かに -
Posted by ブクログ
若い頃は異動や転勤が多く、その度に上司が代わり、様々なタイプの上司の元で働いた。中にはどう考えても不条理な事をガミガミ言ってくる人もいた。指示内容が初めから達成不可能な期限になっていたり(努力すれば何とかなるレベルではなく、100メートルを5秒で走る様な無理な指示)、昨日と真逆の指示を出してきたり(半日で優先度が変わったのか?)、意味もなく帰宅後に会社に呼び戻されたり(戻ってみたら当の本人(上司)は帰ってる)、理解できないことが多く、悩みすぎて医者に駆け込んだこともしょっちゅうだ。だが今はそうした上司との会社での立場は逆転しているし、そう言う上司の元ではチームが上手く回らず成果も出なかったのか