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なぜか「自分は他人とは違う」と思っている人の精神構造とは? 自分もそんなイタイ人にならないために気をつけたほうがよいこととは?人はプライドがあるからこそ、頑張れるし、自分を高めていく原動力となる。しかし、それが悪い方向に進むと手に負えなくなる。たとえば、自慢になっているのかいないのか、わからないような話を延々とする。さらには、プライドを守ることが最優先となり、他人に迷惑をかけるようなこともある。このような相手にどう対処したらいいのか。そもそも一体どういうつもりなのか……。大半は最初からそういう性格ではなかったはずだ。なぜそうなってしまったのかを分析しながら、実害を未然に防ぐにはどうしたらいいか解説をする。
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Posted by ブクログ
2022/08/23
この人の〜な人シリーズ本はたくさん出ていて、だいぶ前に読んだ本がとても参考になり、この本も読んでみました。
プライドが高いとは具体的にどういうことなのかが解説されていると同時に、実際に仕事の場面やビジネスの場面でプライドが高く他人に迷惑をかけることの具体例がたくさんあり、そこから自分がどのように対処していったらいいか、関わっていく上でどのようなことに気をつけたらよいのかについてもこれを読むことである程度の知識が身につけられるのではないかと思います。
読んでいると、相手を変えようとするアプローチよりも、自分がその人と適切な距離感をどう保つかというアプローチの側面の方が大きいような気がしました。
やはりプライドが高くて迷惑な人そのものを無理に変えようとすることはとても労力を使うので、その労力できっともっといいことができそうです。
また、プライドが高く周りに迷惑をかける人間に自分がならないためにどうするかという自分自身の心がけも触れてくれていました。
自分も他に迷惑をかけるようなプライドはなるべく捨てて、良い作用をもたらせるようなものに変えていけたらなと思いました。
Posted by ブクログ
■マニック・ディフェンス(躁的防衛)
■拒絶過敏症 ~打たれ弱さ
■自尊心は,「経験によって強化された全能感」,対象「リビドーの満足」,「幼児期のナルシシズムの残滓」から生まれる
■「健全」な自尊心を持つことができず,大人になっても幼児的な万能感を引きずっているのが「プライドが高くて迷惑な人」の本質。
■「プライドが高くて迷惑な人」の3タイプ
・自慢称賛型 ・特権意識型 ・操作支配型
■第一に幸福な人間は決して空想しない。空想するのは不満な人間だけである。満たされなかった願望こそ空想を生み出す原動力であって,空想というものはどれもこれも,願望充足であり,人を満足させてくれない現実の修正を意味しているのである。(フロイト)
■「満たされなかった願望」を投影した自己愛的イメージを現実の自分と錯覚して,自分自身を過大評価しがちである。その結果,不平不満を並べ立てるとか,怒りっぽくなるという弊害が出てくる。
■問題は,親のナルシシズムの投影である幼児的な万能感を引きずったまま成長する子供が最近増えていること。幼児的な万能感を丸出しにすると,人間関係がぎすぎすして本人も周囲も困るので,かつては,家庭,学校,社会の中で自己愛的イメージを徐々に断念させて,現実の自分を受け入れさせる「身の程を知る」ようにさせるシステムが働いていた。
■「幼児性がいつまでも強く残り,『母』の乳房を求め続け,いい歳になってもそれが与えられないと,国,政治,会社,学校に対し,駄々をこねる」人が増えた。(会田雄次「決断の条件」)
■スルースキル(鈍感力)
■「プライドが高くて迷惑な人」になるか,ならないかの分岐点は,「経験によって強化された全能感」若しくは「対象リビドーの満足」を大人になってから持てるように経験を積み重ねたり,良好なな人間関係を築いたりすることができるかどうかに尽きる。
Posted by ブクログ
前著で評判を取った精神科医の著者が、困った人の類型と、彼らから身を守る方法を語ったもの。目次を眺めるだけで泣けてきます。
精神病質で攻撃的な上司、同僚に悩まされた人ならば家宝モノです。彼らの言動を真に受けて病んでしまった多くの善良な人々へ。
思うに、ダウナー系の精神病質なら心療内科に通ったり治療の場に出る機会も多いでしょうが、これらのアッパー系の精神病質さんは周囲に害を撒き散らしながら生きながらえていくのでしょう。
◆目次より
・自分のやり方をおしつけようとする
・現実から目をそむけようとする
・「現実原則」にもとづいて行動できず空想に逃げ込む
・反論してやっつけるのは禁物
・特別扱いはしない
・振り回されないように気をつけて
・「ギブ・アンド・テーク」は期待するな
・本題から平気で外れる人への対処法
・批判ばかりする人への対処法
○残業強制
部下が長時間働くのは当然だと思っている。あなたにも家族や友人がいるということ、悩みや病気を抱えているかもしれないことなど、全く考慮してくれない。上司自身が認められて出世したいがため、過酷な労働を期待するのだが、その割りにあなたの頑張りに対しては、ほめ言葉もねぎらいの言葉もない。単なる会社の道具としかみなしていないからである。
○気分屋
機嫌が悪いと、あなたをターゲットにして罵倒したり、笑いものにしたりする。しかも、他の社員の目の前で…。あなたのことを感情ある人間とはみなしておらず、自分の鬱憤晴らしの対象としてしか認識していない。
○こんなふうに部下の意見を必ず否定するのは、部下の提案をそのまま受け入れたら、部下のほうが優秀だと認めてしまうことになるのではないか、部下から見くびられてしまうのではないか、という不安が強いからだろう。プライドが高いからこそ、自分の優位性を誇示するためもあって常に部下の意見を否定するわけである。
Posted by ブクログ
プライドが高い人は健全な自尊心を保てない人である。目の前の現実を受け入れられず、自己愛的イメージと現実のギャップに直面するとすぐに傷つき、落ち込むのである。
プライドが高く、自分は特別だと考えている人は協調性がないと批判される。自分は特別だという特権意識が強いと他人を見下し、攻撃的な態度をとることがある。
プライドが高い人はとにかく褒めてもらいたいものである。ただし本人はおべっかと本心からの賞賛を見分ける達人であることがよくあるため、厄介である。
プライドが高い人は自分は重要な人間であり、特別な配慮に値すると勘違いしているため、他人のミスや遅刻など些細なことに激昂しがちである。
プライドが高い人間に自分がならないためにどうすべきか。
①自分を知る
自分を客観視できていないことが多い。そのため思い込みが強く、視野が狭くなりがちである。自分を知るとは即ち自分の能力と限界である。そして他人の目に自身がどのように映っているかをある程度知っておく必要がある。このためには他人の話をよく聞くことが大事だ。助言や他人の意見を求めることも良い。全部を身につける必要はないが、多くの人の意見に耳を傾ける姿勢は必要である。
②感情を否認しない。
プライドが高い人は自己の感情を否認しがちである。自己愛の傷つきから身を守るために自分自身の気持ちにウソを付くこともある。これは体面を保つことがその理由であるが、こういった嫉妬や妬み、屈辱感などの感情の否認を続けると歪んだ形で表に出てくることがある。即ちキレるのである。これを防ぐためには感情を溜め込まないよう小出しにする必要があり、そのために自身の感情を言葉で伝える練習が必要になる。特に怒りや悔しさは自分がうまくいっていない状況にあることの表れであるため、これをきちんと言葉にすることができれば相手に対してキレずに済むはずである。考えや要求をきちんと言葉で伝えるのが大事なのである。これには練習が必要だ。ただしプライドが高い人ほど自分の考えや要求を言葉で表現するのをためらう傾向にある。うまく伝えられないと欲求不満を募らせやすい。やはり相手に対して伝える練習をしていくことが大事だ。
③自分の弱点を知る
プライドが高いと自身の間違いや失敗、無知、経験不足などの弱点をなかなか認められなくなる。
そうならないためには自分は完璧ではなく、知らないこともある時には間違う人間であることを受け入れる必要がある。
④失敗はつきものと考える
人間である以上失敗はつきものだし、それに対してどう対応するか考えたほうが得である。自分も他人も失敗する生き物であると考えなければならない。失敗を乗り越える経験が自己研鑽へと繋がる。
⑤地道な努力の積み重ねで自尊心を保つ
あなたが今いる場所で地道な努力を続けて自然に認められるようになるのが、プライドが高くて迷惑な人にならないための最善の方法なのである。
自分がプライドが高くて迷惑な人にならないためには、自身の考えを言語化でき、今の仕事で真摯に経験を積んでいく姿勢が求められる。
Posted by ブクログ
本文中にキーワードが繰り返されるので分かりやすい。
事例は若干オーバーラップしているような気がする。
・経験によって強化された全能感
・対象リビドーの満足
にゆがみがあったり不足している人間は
・幼児期のナルシシズムの残滓
に頼り自尊心を支えている
このような心理構造を説明している。
そして幼児的な万能感は
親自身の「蘇生した」ナルシシズムの投影でもある、
という説明が身に染みた。
芥川龍之介の言う「(子供に対する)利己心のない愛は必ずしも子どもの養育に最も適したものではない。この愛の子供に与える影響は 少なくとも影響の大半は暴君にするか弱者にするかである」
はまさに今の時代を言い当てているものだなと思った。
最後のページに筆者からの処方箋がある。
いつでも心に留めておきたいシンプルな処方箋。
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ビジネス・実用
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