鬼澤忍のレビュー一覧

  • 技術革新と不平等の1000年史 下

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    解説より
    自由な市場経済、リベラルな政治は実現と維持は困難。アラブの春、ポピュリズムの台頭、排外主義の台頭。
    経済成長とは、量的拡大だけでなく、質的拡大が必要。新しいもの、新しい生産方式など。
    テクノロジーの生まれる環境は、制度やビジョンによって形作られる。
    技術革新が包括的か搾取的か、多面的に見る必要がある。
    高度成長は、見えざる手に導かれたのではなく、労働運動の結果、社会保障制度の充実と福祉国家体制の確率がなければ生まれなかった。
    分配の不平等が解決しなければ、経済の発展はない。
    データ所有権のアイデアで格差の解消ができるかもしれない。

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    2025年05月09日
  • Chatter(チャッター)―「頭の中のひとりごと」をコントロールし、最良の行動を導くための26の方法

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    「内なる声」との付き合い方入門編。距離の取り方を学ぶにはいいが、内なる声との付き合い方を自分で設計したいと思う人には物足りなさが残る。「そもそもなぜこんな声がうまれるのか?」「どうしたら思考を味方にできるのか?」と考えたい人には、この本のアプローチは若干受け身すぎる印象。巻末のツールボックス紹介も少し外付け感が否めない。「なぜ?」で深掘りしまくりたい私のような人間には物足りなかった。ただ、悩みや迷いを「一歩引いて見る」入り口としては価値がある一冊。

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    2025年04月13日
  • Chatter(チャッター)―「頭の中のひとりごと」をコントロールし、最良の行動を導くための26の方法

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    心理学の言葉で、セルフモニタリングという手法がある。
    自分の言動や状況を客観的に観察・記録する手法で、ストレス管理や健康習慣の改善ができるというもの。

    本書では、仮に強烈なストレス状態に遭ったときに、自分を客観的に見ることができるかが、そのストレスに遭遇している状況をポジティブ捉えるか、ネガティブに捉えるか、その後の行動の判断まで影響していることを示唆しており、自分を客観的に見ることができれば、その状況や状態を改善することが期待できるとのこと。

    私は思う、自分の中にある辛い感情や体験を自分の中だけに留めていることは不健康だと。
    だから、紙ノートに手書きで書き出すことを私もおすすめする。

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    2025年03月17日
  • 実力も運のうち 能力主義は正義か?

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    言葉が難解で時間をかけて読みました。努力したから結果が出たんだと言われたこと、思ったことがあるはず。でも、そんな実力主義だと、努力できる環境ではなかった人にとって平等ではないのでは?という感じの内容だったと捉えています。だから、頑張れる環境であったことに感謝できる謙虚さをもちなさいということだった気がしますが、、、言葉が難解できちんと読めているか怪しいです。

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    2025年03月02日
  • それをお金で買いますか 市場主義の限界

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    自分の周りにある様々な"お金に結びつくもの"(例えば広告や企業のロゴなど)やビジネスモデルについて、社会へ浸透させる上での限界点を考察した一冊。

    経済的に見ると合理的な事が人間の感情によって不合理になっていく様子が書かれており、どこまでだったら自分らの生活に入り込んでも大丈夫か、お金お金し過ぎて気分を悪くする人が増えないかなど、社会へのお金(ビジネス)の訴え方について、社会/個人とのバランスが非常に大事であることを改めて考えさせられた。

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    2025年02月22日
  • 国家はなぜ衰退するのか 権力・繁栄・貧困の起源(上)

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    支配層が既得権益を守るために制度を閉鎖的にし続ける限り、経済発展は阻害され、貧困と停滞の悪循環から抜け出せない。どんなに資源が豊富でも経済的に発展できないのは収奪的制度のせい。名誉革命によって国王より議会になったイギリスは産業革命の土台を築いた、という論理を繰り返してる。まあそういう考えもあるとは思うが、この論理が必ずしも貧困の国が作られる正解ではないと思った。

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    2025年02月18日
  • Chatter(チャッター)―「頭の中のひとりごと」をコントロールし、最良の行動を導くための26の方法

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    独り言や頭の中の反芻が及ぼすstudy basedな本。前半の方はかなり面白く、脳内独り言が自分の過去や未来を(改変込みで)形成しているという点が印象的。途中からは割と普通。

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    2025年02月09日
  • 技術革新と不平等の1000年史 上

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    AI等の技術革新から労働者は守れるか?等の問題を、過去の歴史や現代の例を挙げてこれからの視点を教えてくれる実用書。

    限界生産性等ワードや重要な部分はボールペンでライン引きながら読んでます。

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    2025年01月01日
  • 国家はなぜ衰退するのか 権力・繁栄・貧困の起源(上)

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    世界にはなぜ豊かな国と貧しい国が存在するのか?
    ー上記の問いに答える鍵は、地理でも、気候でも、文化でも、あるいは為政者の無知でもない。問題なのは、政治・経済上の「制度」なのだ。

    ・・・表紙見開きに書かれているこの内容について、詳細に検証している本。
    ノーベル経済学賞受賞、おめでとうございます。

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    2024年11月02日
  • 実力も運のうち 能力主義は正義か?

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    成功や失敗が単に個人の努力や能力だけでなく、運や環境の影響を大きく受けていることに気づかされた。私たちはしばしば、「努力すれば報われる」という信念に基づいて、成功者を称賛し、失敗者に自己責任を負わせる傾向があるが、この考え方には盲点があるというサンデルの指摘は、価値観を見直すきっかけとなった。

    特に印象に残ったのは、教育や経済システムが不平等を助長し、一部の人々に有利な立場を与えているという点。社会において成功を手にするための機会が平等でないことは、実力主義の名のもとに隠されている不公平さを浮き彫りにしている。これに対して、どのように公正な社会を構築していくべきか、考えるべき課題は多いと感じ

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    2024年09月16日
  • 技術革新と不平等の1000年史 下

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    教育のことも少しは書いてあったが実例が書かれておらず、抽象的なものであった。AIの章ではきたいしたがそれほど学生の役に立つとは思われなかったのがざんねんである。

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    2024年08月31日
  • ワーク・ルールズ!―君の生き方とリーダーシップを変える

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    グーグルの人事担当上級副社長が2015年に出版したグーグルでの人事制度を通じた人事の本。人事担当になったらもう一回読もう(ならないけど)。
    1.仕事に意味を持たせる
    2.人を信用する
    3.自分より優秀な人だけを採用する
    4.発展的な対話とパフォーマンスのマネジメントを混同しない
    5.2本のテールに注目する
    6.カネを使うべき時は惜しみなく使う
    7.報酬は不公平に払う
    8.ナッジ きっかけづくり
    9.高まる期待をマネジメントする
    10.楽しもう

    失敗の話は考えさせられた。価値観によって動く組織のマネジメントの問題は「あなたが腕を振り回す権利は、誰かの鼻のあるところで終わる」すなわち言論の自由と

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    2024年08月28日
  • 実力も運のうち 能力主義は正義か?

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    著者が哲学者だけあって正直言い回しが難解でわかりにくかった。
    ただ伝わってきたのは、人間はそれが身体的なものであれ経済的なものであれ持って生まれて得たものにかなり左右される事。
    著者もいろいろ提案してるけどそのうちの何割かでも世に(主に大学に)適用されれば良いな。

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    2024年06月28日
  • ワーク・ルールズ!―君の生き方とリーダーシップを変える

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    やはり、翻訳本は、頭にスッと入ってこないので、、、良いことが書いてあるのはわかるのだが、苦手。。。

    いろいろな工夫、事例、成功例、失敗例が書かれているけど、、、
    結局、世界で一番優秀な人が集まり、世界で一番給与体系が良い会社なんだから、うまくいって当たり前だし、、、って思ってしまった。。

    自分の理解度不足。。

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    2024年06月08日
  • それをお金で買いますか 市場主義の限界

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    お金があればなんでもできる?できそう、でも何かが違う。そんな例をいくつも紹介。買えるが倫理を失う。色々な事例紹介があり、それに対する筆者の感想をまとめた本。よく言えば広い知見、悪く言えば淡々と事例を述べてるだけ。総合的な評価は普通かなぁ

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    2024年05月07日
  • 実力も運のうち 能力主義は正義か?

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    能力主義は差別を解決しない
     "努力して得た能力によって差別を乗り越えた"
     は美談ではない。美談にすると差別が温存され
     る。
     努力は素晴らしいが、そもそも差別がない社会を
     目指すべき。

    能力社会
     能力/学力社会は最後の偏見であり差別。
     他の差別は糾弾されるが、能力勝者は見下し、
     差別を認識もしておらず、むしろ正当化されてい
     る。これが見えない差別を生む。
     特に高学歴が差別に敏感かつ無意識差別をする。
     労働者、不細工、太ってる、低学歴なんて
     努力できるはずなのに!

     教育の限界
     チャンスを平等にしても結果は平等でない。
     
     欧州
     努力を過小評価

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    2024年04月03日
  • これからの「正義」の話をしよう ──いまを生き延びるための哲学

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    ・感想
    現代の正義、善についてあらゆる哲学者の理論や具体例を交えながら模索している本。
    納得したり反感もったりそもそも書いてる内容が理解できなかったり。
    正義なんて「人によって違う」ものだけどその「人によって違う部分」をもっと掘り下げて考えてみましょうという本。
    著者がコスモポリタニズムの第一人者らしくやはり結論はそっち向きになってた。
    読みながらそんなこと言われたって一般大衆(私含めて)ってあんたが思ってるより馬鹿なんだよなって気持ちになってしまった、
    まぁだからこそもっと思考して考えて議論して、生きなさいと説いている。

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    2024年03月06日
  • 実力も運のうち 能力主義は正義か?

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    ハーバード白熱教室のマイケル・サンデルによる能力主義社会に対する警鐘。
    2016年の大統領選でトランプがヒラリー・クリントンを破って当選した。そこで明らかになったのは、富める者と貧しい者の間の断絶だった。そしてそれはアメリカが80年代から目指してきた能力主義の行き過ぎにより招かれた事態であると、かつては人種の違いや出自によって生まれた差別を解消する者として、その人の能力で人を評価しようとする能力主義は素晴らしいものに思えた。
    しかし、それは能力を安易に測る手段として学歴偏重を生み、結局、社会の流動性を高めるのではなく、裕福な家庭に生まれた者が、様々な手段で高学歴を得て、そのような手段を得られな

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    2023年11月20日
  • Chatter(チャッター)―「頭の中のひとりごと」をコントロールし、最良の行動を導くための26の方法

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    日本語訳がとにかく読みづらくて読むのに少し苦労しました。265ページから読めば十分足りるような気がしました。チャッターと言う言い方をしていますが、つまり、内省する時の問いの工夫のような気がして、結局はセルフコーチングの説明だったように思います。

    役に立ったのは自分をコーチするときに、私ではなく、あなたという言い方にして、自分に問いかける。そのことによって自分と問題の距離を保つことができるというところだと思います。また、短期間で物事を見がちですが、半年1年10年と言うスパンを変えて自分に問いかけると言うことも必要だなと思いました。

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    2023年11月09日
  • ワーク・ルールズ!―君の生き方とリーダーシップを変える

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    Googleのソフトウェアエンジニアリングの中でたびたび紹介されていたので読みました。人事責任者がGoogleの職場をつくってきた哲学が実例とともに書かれています。大前提として性善説、そして文化の大切さ、楽しい環境が生産性を向上させるという考えに基づいていて、自身の職場でどう適用するか悩みながら読み進めました。そんな中でも、小さな実験を繰り返すこと、そして目標とフィードバックを繰り返すという地道な積み重ねが強固な文化を維持するために必要だと感じました。

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    2023年07月13日