あらすじ
全米ベストセラー、世界40ヵ国以上で刊行!
「なぜ昨日はあんなことを言ってしまったのか」「明日のプレゼンはうまくいくだろうか」
私たちはつねに頭のなかで、自分自身と話をしている。
このような声は、過去から学び、未来への計画を立て、自分が何者かを知るために不可欠な、進化がもたらした人類ならではの能力だ。
しかし、ときとして、この「頭の中のひとりごと(チャッター)」は、暴走し、私たちの思考を乗っ取ってしまう。その結果、私たちは「考えすぎ」に陥り、ストレスに飲み込まれ、集中力を失い、正しい判断ができなくなる。
では、どうしたらこの「チャッター」を制御し、より良い人生を送ることができるのだろうか?
世界的な心理学者が提示する、「チャッター」をコントロールするための、誰もが使える26のツール。
各界著名人、各紙誌絶賛!
「新鮮で刺激的な、人間の本質についての考え方を変える画期的な名著。すべての人の必読書だ」
――アンジェラ・ダックワース(『やり抜く力』)
「本書はあなたの人生でもっとも重要な会話、つまり、自分自身との会話を、根本的に変えるであろう」
――アダム・グラント(『THINK AGAIN』)
「実に説得力のある、価値のある本だ」
――キャロル・ドゥエック(『マインドセット』)
「本書でクロスは、私たちの内なる声がなぜ必要不可欠なのか、そしてどうすればその声を使いこなすことができるのかを明らかにする。緊急性が高く、明晰で、説得力のある本書は、世界が今必要としている、画期的で変革的な書である」
――スーザン・ケイン(『内向型人間の時代』)
「私たちが何者であり、何を考えているのかを気づかせてくれる私たちの内なる声には、なにか深く神秘的で、素晴らしいものが秘められている。クロスはこの声をどのように管理し、コントロールするのかについて、すばらしいアイデアを持っている」
――『ニューヨーカー』
「重要な作品である」
――『ウォール・ストリート・ジャーナル』
>アマゾン・ベスト・ノンフィクション・ブック・オブ・2021
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
心がざわざわするということはないだろうか?
そんな時、「こうだったらどうしよう」と思考を巡らせるのは私だけではないはず。
この本はそんな「頭の中のひとりごと」とどう向き合っていくかが書かれている。
頭の中のひとりごとというと本当にさまざまだけれど、この本ではネガティブな要素に関して書かれており、それをチャッターいう名前で表されていた。
強み資質診断ツールの『ストレングスファインダー』で内省が7位だったわたし。
この内省が磨かれるのかな?と思い手に取ってみたが、チャッターと内省は別物だったということが判明した。
私なりの解釈になるが、チャッターは自分の内面や感情に焦点を当て、心の状態を観察する内観に近く、内省は自分の言動や行動について客観的に振り返り、分析する解決法に近いように感じた。
つまり、ネガティブでグルグル思考なチャッターをいかに建設的な思考に持っていくか。
と読んでいて内容を解釈した。
ちなみに本中、脳卒中によって、内なる声が消えた方の話が出たが、その感想が興味深かった。
Posted by ブクログ
私は心の中の独り言が多いタイプで、例えば、嫌なことがあった時にはそのことを延々と考え続け、また、誰かと話した後は嫌なことを言ってしまってないかと1人反省会をするなどしていた。そして、それによりどんどんマイナスな方向に物事を考えてしまっていた。
そんな私にとって、心の中の独り言からポジティブな効果を得る方法を記したこの本はぴったりだった。
特に、以前はネガティブなことを考えるのを無理やりやめようとしていたが、そうではなくある簡単な(すぐ実践できる)方法により客観的にその物事を捉えられるようになったことは良い収穫だった。
不安な気持ちに苛まれた際にはまた読み直そうと思う。
Posted by ブクログ
反芻思考を止めるための手段を教えてくれる本
こういう自分の思考や感情のような内面を整えるための手段は幾つあってもいいので色んな手段を色んな場面で実践したいなと思った
今のタイミングは二人称を用いるというのが視点の転換に役立っている気がする
Posted by ブクログ
《「あなた」は今、どんな気持ち?》
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※少し本の内容に触れておりますので、ご注意ください。とても分かりやすく有益なお話なので、未読の方は是非お手に取って頂けたらと思います。
※今回のレビューは私が好きな夢小説というジャンル(自分で苗字や名前を変えられるネット小説)風に、(名前)さんに向けてお届けします。(名前)には皆様の苗字や名前を当てはめてお楽しみください。
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(名前)さん、はじめまして。
不躾な質問で恐縮ですが、あなたは今、どんな気持ちですか?
「不安な記事や動画を見てしまい、動揺している」
「考えたくないマイナスな考えに支配されて、上手く感情を抑えられない」
「何もしていないけど、全て自分が悪い気がしてくる」
このような事でお悩みかもしれないし、悩まれた経験があるかもしれません。
大丈夫!そのお悩み、案外簡単に解決するかもしれませんよ。
今回はその中から、特に簡単で実践しやすいと思った方法をひとつ紹介します。
その方法は、心の中で考え事をしたり、誰かに自分のことを話したりする時、一人称「私」の代わりに、自分の名前や「あなた」を用いること。
それだけ?と思われたでしょう。
はい、たったこれだけで良いんです。もし(名前)さんがこちらの本を読まれた後であれば、この簡単な方法にどれだけの効果があるかは既にご存知だと思います。
私もこちらの本を読みながら試したのですが、一瞬で心が温かくなって、気持ちが楽になりました。
実践しやすい方法が、もう既に実践されている方が多そうなものも含めしっかりと実験の根拠も提示された状態で書かれておりますので、安心して読み進めることができ、読み進めた後はすぐに色々試してみたくなることでしょう。
「アレもコレも自分のせいだ!」と自分を責めてしまっているあなた、それは本当にあなたのせいでしょうか?
こちらの本を読んで、チャッターと上手く折り合いをつけて生きていくことができる人が増えたら良いなと思います。
【ひとりごと】
「具体的なアドバイスを必要とする時、まず誰に相談するかを考える」というのは、相談相手が浮かばない場合は今回のように本からアドバイスを得るのも良い方法なのではないかなと思いました。
Posted by ブクログ
行動心理学の本読みたい→検索→行動心理学の本ランキング!→ほえ〜買うか
多分5位?とかだった気がする
シンプルに内容(文章)が面白い。
一つ一つの章が海外ドラマみたい。
著者もそうだけど、翻訳の人が上手いのかな。
・第三者視点で俯瞰して映像化してイメージする〇
・心の中で自分を名前で呼んで語り掛ける〇
・日記を書く〇
・儀式を行う(一連の決まった流れを行う事を習慣化する)
・自分なりのお守りを持ち歩く〇
チャッター(心の声)と距離を置くにはこれがお勧めらしい。
他にも色々あったけど。
〇は自分で無意識にやってた事だった。
儀式するのいいな。
音駒の「俺たちは血液だ。〜」みたいな事でしょ?かっけえ。私靴でも鳴らそっかな。
・心の痛みは体にも痛みとして現れる(実際に数値として出る)
これが面白い研究だと思った。
実際に数値として出るのは意外。
確かに、緊張したりストレスがかかっている時は背中や手が実際に痛くなる。
背中は胃痛かな?と思うけど(胃が弱ってる時よく同じ箇所が痛い)手はなんだ?
肘から指先まで、電気が走ったみたいに痛む。
失恋の痛みとかあるもんな。知らんけど。
頭の中が常に騒がしいのでコントロール出来ればいいなと思う反面、これが無ければ私ではないとも思うので、難しい。
(作中でも、チャッターを完全に消す事は勧められないとある)
よくよく考えたら行動心理学の本だよ!と言って他人に薦められる感じではないな。著者は教授だし、心理学の本だけども。
Posted by ブクログ
自己を精神的にコントロールするための方法を学びたく購入。
内省方法の概念を覆す一冊だった。
以下、実践したい学びとTo do。
①学び
・チャッター(頭の中のお喋り声)とは、循環するネガティブな思考と感情で構成されている
②To do
・チャッターに見舞われた際は、自分をYouと捉え、「同じ悩みを抱える友人にどんな言葉をかけるのか」を想像して自分に当てはめる
・直面している現状を、「今から1年後、それより先の自分がどう感じるのか」を考え、現在の悩みも長期的に見たらたいしたことない、永遠に続くモノではないと思う
・愛を込めて(敬意も忘れずに)触れる
・生活/仕事環境に秩序を作り出す
・チャッターを感じたら、自然を触れに散歩に行ったり、自然音を聴いたりして、「緑」を感じる
Posted by ブクログ
内なる批判者に話しかけられ、反芻するのを脱出する方法。
それは、自分の名前で「たかし!たかしはどうしたいんだ?」というように話しかけること。
問題からズームアウトするのが大事。
心理的外傷に対するテクニックで、出来事をテレビに映すイメージや、白黒写真のようにしたり、早送りしたりするイメージをするのと似ている。
日記を書くのも良い。
過去と現在を切り離す。
SNSは共感メインで、解決しづらい。
共同反芻という罠がある。
自然の力でストレスが減る。
自然の写真や音でも効果がある。
プラセボや儀式(ルーティーン)にも価値がある。
脳障害で、頭で言葉を紡げず、意図せず忘我の境地に至った女性は感動したらしい。
ただ、チャッター(内なる言葉)も、痛みには価値がある。
行動や成長のトリガーにはなり得る。
チャッターを無視するためのツールボックス
自分は壁に止まったハエだ〜、
自分に対し、あなたというニ人称で問いかける、
母なる自然に触れある、
畏怖なる感情を感じる、
経験を試験として捉え直す、
友人に助言をしていると考える、
心のタイムトラベル(一年後も覚えているかな?
思ったままで書いてみる、
Posted by ブクログ
頭の中の独り言chatterとどう向き合っていくかが書かれた本。この分野についての本は読んだことがなかったので、とても面白かった。
頭の中の独り言には、自分にとって+の面もあるが、ネガティブの連鎖に陥ってしまう負の面もある。そこで、どのように付き合っていくと良いのかが書かれており参考になった。特に、心の中で「私」という一人称を使うのでなく、「あなた」や自分の名前を呼ぶことによって、自分との距離が生まれ、客観的に対話できるようになるというのが興味深かった。
実践していきたい。
Posted by ブクログ
・人の脳は身体的痛みと精神的痛みを分けることはできない。
・頭の中の独り言の中で愚痴を人に言いたくなる。でもそれをしたいまましていると、周りの人は離れていく。
・ネガティブな感情は反芻すればするほど増幅する
・重大で困難な状況を切り抜けたい時、自分に対して「あなた」と第二人称を使って考えると距離を意識的に取ることができる。
・儀式や迷信を実践することで気持ちを落ち着けられるのなら従う。
・
Posted by ブクログ
翻訳した洋書のため、少し読みにくさはありますが、頭のなかのひとりごと(チャッター)のコントロール方法が事細かに説明されており、ネガティブなひとりごとに飲み込まれないようにするために役立ちそうです。
以下、主なコントロール方法です。
・対象となる問題と距離をとる。
時間軸:将来、50年後にはこう思っているだろう
客観視:「私は〜」→「○○(自分の名前)は〜」「あなたは〜」
経験の一般化:他の人も同じ問題を抱えている、等
・緑や自然に囲まれて過ごす
・物理的な秩序をつくってチャッターを鎮める ものをいつものところに置くといったルーティーンなど
テニスのナダル 最も激しい戦いは、肉離れを起こさないことより、頭の中の声を鎮めること、と言っている
・プラセボ・儀式をうまく使う 神社・お寺にお参りいったりするのもあり
Posted by ブクログ
Chatter 頭の中の言葉にフォーカスするような事は今まで無かったので、自分にとって新しい発見だった。
しかも私の中のChatterについては、いつも不安を煽るようなネガティブな事を言ってると気付いた。
「他人のように自分に語りかけることで問題と距離を取る」
を心掛けてようと思う。
本の構成としては内容が難しいので読むのにかなり時間がかかったし、全ては理解できていない。
Posted by ブクログ
この本の中でチャッターとは頭の中で考えてしまう悪い妄想の類の内容だと勝手に考えた。
本の中で出てくる通り、頭の中で起こり自分を陥れてしまうもの。これは自分を責めてしまったり、悪い方向に物事を考えてしまう「妄想」だと考えた。
なので本の中でも繰り返し自分と距離を取り、俯瞰してみる。そうすることでチャッターを回避できるという。
あくまでマイナスの方向に向かってしまうものについて体、心の健康に悪いと警鐘を鳴らしている。
なので楽しくさせる、気持ちの良い内容についてはある意味健康に良いという認識でいる。(あまりにも過度だとそれはそれだが)
結末に全てが詰まっている。
困った時は対処法をまた紐解く。
Posted by ブクログ
「あなた」を使う
友人に助言すると考える
経験を一般化する
視点を変える、ハエになる
儀式を行う
触れ合う
環境に秩序を作り出す、緑を活用する
Posted by ブクログ
頭の中の独り言や絶望なども、いくつかのテクニックによって視野が広がり、他人事になり、距離ができ解決しやすくなる。
悟り系の本ではなく、心理学的な本ですが、自我との脱同一化とつながるような内容に感じました。
悩みやすい人におすすめの良書です。
Posted by ブクログ
読書をしていて気になるのが、頭の中のひとりごと。そのせいで、内容に集中できない。寝る前に気になるのも、頭の中の反芻。その日の嫌なことや不快な記憶が何度も湧き上がってくる。どうすれば、そうした症状から逃れて、自らをコントロールできるか。人間は機械ではないから、多少は内発的な感情のなすがままでも良いのだが、やられっぱなしは避けたい。本を読みたい時は、無心に読みたい。もういいやと諦めたのだから、気持ちを切り替えて前を向きたい。本書が、その処方箋となり得るか。
ー チャッターを構成するのは、「循環するネガティブな思考と感情」だ。こうした思考や感情は、内省という素晴らしい能力を祝福ではなく呪いに変えてしまう。私たちの行動、意思決定、人間関係、幸福、健康を危険にさらすのだ。
ー 距離を置くことでチャッターを鎮めるためのさまざまなツールは知っていた。「こっそり他人を観察」する視点をとる、中立的な傍観者の視点に立つ、将来自分がどう感じるかを想像する、日記をつける、などなど。
ー 「私語り」とネガティブな感情のあいだに強い正の相関関係がある…私たちは、距離を置くための新たなツールが心の中に隠れているのを発見した。すなわち、「距離を置いた自己対話」である。
私たちの実験や、その後のさまざまな研究によって、一人称の「私」の代わりに二人称の「あなた」や三人称の「彼」「彼女」を使うことで、感情的な距離をとるためのメカニズムが手に入ることが証明されている。
客観的に自分を捉えて、頭の中の一人ごとでは、主語を、彼、彼女としてみる事。あるいは、儀式的行為、ルーチンやゲン担ぎも良いらしい。自己効力感が高まったり、プラセボ効果にも繋がるらしい。やってみようかな。
Posted by ブクログ
自分の心の声(チャッター)との向き合い方が様々な面から書いてあったが、共通して言えるのは第三者視点でとらえるということかと感じました。自分への問いかけも相手と話しているように行なうことで俯瞰して冷静に物事の判断ができるようになると思うので日々意識して実践しようと思います。
また、本書における儀式のようなルーティン(習慣)の実行や環境整備によってより安定した自己対話を目指そうと思いました。
Posted by ブクログ
人間は、内なる声を糧とする思考と記憶と空想の働きによって、内なる世界の活気を維持する力を発達させてきた。絶え間ない内なる会話のおかげで、頭の中に情報を保存し、 自分の決定について考察し、感情をコントロールし、別の未来をシミュレートし、回想に 耽り、目標までの道筋をたどり、自己認識を下支えする個人的物語を絶えず更新しつづけることができる。
自分の心から完全には離れられないその性質が、人間の創意の主たる原動力となり、そ のおかげで私たちは建造物を造り、物語を紡ぎ、未来を夢見る。
Posted by ブクログ
チャッター(内省する声)を抑えるためには①問題からズームアウトずる②他人の視点をもつ③環境を整える
・チャッターを制御できなくなったとき、思考と体験の間に距離をおくことが効果的。喜びに浸りたいときは没入する。
・ネガティブな体験を他者と共有するのは経験が反芻され思い出してしまうので逆効果。見えないサポートをすることの方が効果的。
・自分を信じること(プラセボ)や儀式は脳の予想力が活用されて信じた通りになることが多い。
Posted by ブクログ
頭の中であれこれ考えて、行動ができてない時期があったので、読み始めました。
26の方法が紹介されていて、最後にもまとめがあり便利。「視点をズームアウトする」と「主語を変える」が自分にとってフィットしそう。
Posted by ブクログ
日本語訳がとにかく読みづらくて読むのに少し苦労しました。265ページから読めば十分足りるような気がしました。チャッターと言う言い方をしていますが、つまり、内省する時の問いの工夫のような気がして、結局はセルフコーチングの説明だったように思います。
役に立ったのは自分をコーチするときに、私ではなく、あなたという言い方にして、自分に問いかける。そのことによって自分と問題の距離を保つことができるというところだと思います。また、短期間で物事を見がちですが、半年1年10年と言うスパンを変えて自分に問いかけると言うことも必要だなと思いました。
匿名
頭の中の高速の独り言
私たちは超高速で頭の中で独り言を言っており、それに支配されているということは意識してみるとその通りだと感じた。
具体事例がたくさん書かれているが、時間がない人は最後の対処法が綺麗にサマリされているので、そこを読めば良いと思う。
私は自分に対して二人称で話しかけるということを意識したいと思う
Posted by ブクログ
主にはチャッター(頭の中のひとりごと)に振り回されないようにとの内容。訳文独特の読みづらさもあってか冗長的だが、気づきはちらほら。
◉目覚めている時間の三分の一から二分の一は、いまを生きていない
→なかなか衝撃的な数字…確かにゾーンに入ってる時間はとても限られている。
◉頭の中の声は実に早口、夢はフライトシュミレーター
→考えがぐるぐる回る要因なのだろう。
◉脳卒中で内面の会話が消える=魅惑的で開放的
◉チャッターからズームアウトすると解決の可能性を高める≠回避
◉明日どうなるかではなく、将来どう思うか?の視点=時間的距離の確保
◉自分のことを名前や彼と呼ぶことで冷静に
→確かに効果ありそう。
◉感情の他人との共有は無意味?特にネガティブ案件
→確かに一時的にすっきりするだけだな。
◉感情的欲求を満たした後に認知的能力を活かして解決…人質案件
◉目に見えない支援=頼まれていない家事をする、相手が仕事するための静かなスペースをつくる
→これは確かに嬉しい。逆に支援する側は出来ていないと自省。
◉チャッターには何の効用もないプラセボが効果ある、つまりは信念に由来する≒騙されること。
Posted by ブクログ
辛い出来事があった時に人は視野が狭くなる
辛い出来事があっても視野が広い人は絶望しない
自分の名前を使って自分に問いかけるだけで視野が広がる
自分にアドバイスをしてみる
辛かった出来事を15分かけて日記に書く
辛い出来事があったら今から10年後をイメージする
同じ辛い経験をした人を探す
ハグをする
Posted by ブクログ
起きている時間の約1/2は内なる声とともに、今ここではなく、過去や未来や創造にさまよう。音韻ループでワーキングメモリーを働かせるため、脳内で言語系が働き続けている。感情に埋没せず、第三者視点で対話しよう。
脳内で飛び交う言葉、半分は思考だけれど、半分はとりとめなく発せられている、ワーキングメモリー保持のための脳内会話だったなんて。ほんとに、早く知りたかったです。そして、音楽がループする現象も解明してほしい。
Posted by ブクログ
『チャッター』は、頭の中で繰り返される独り言=チャッターが、人をどれほど左右するかを示した実用書だ。自分は支配されていないと思っていても、実際には無意識に行動や判断を歪められている可能性がある。
本書がユニークなのは、「チャッターを消そう」とは言わないことだ。むしろ距離を取り、客観的に眺め、味方につけることで行動を最良に導く方法を示している。26のテクニックは、セルフトーク、日記、未来視点からの俯瞰、他者との会話、自然や環境の力を借りる工夫など、すぐに試せるものばかりだ。
読み進めるうちに感じるのは、チャッターは敵ではなく“育て方次第のパートナー”だということ。欲しい未来を獲得するには、チャッターを意識的に設計し、行動へとつなげる必要がある。本書は「心の声をどう味方につけるか」を教えてくれる実践的なガイドだと強く感じた。
Posted by ブクログ
私たちはいつも、頭の中で何かをつぶやいています。「なんであんなこと言っちゃったんだろう」「明日の会議、うまくいくかな」――そんな“ひとりごと”が止まらなくて疲れた経験は誰しもあると思います。
この本『Chatter』は、その頭の中の声=“チャッター”とうまく付き合うための方法を教えてくれる本です。
著者は心理学者のイーサン・クロス。研究者らしい視点で「チャッターがどんなときに暴走して、私たちを不安や迷いに引きずり込むのか」を解き明かしつつ、現実的な対処法を26個、具体的に紹介してくれます。
たとえば、自分のことを「名前で呼んでみる」だけで気持ちが整理できたり、思考の整理に役立つすぐに試せるアイデアがたくさん。しかも、それぞれにきちんと根拠があるので納得感もあります。
今は情報も人間関係も複雑で、誰もが頭の中がごちゃごちゃしやすい時代。そんな中でこの本は、「考えすぎるクセをどうやって自分の味方にするか」をやさしく、でも的確に教えてくれます。
思考の暴走を防ぎ、行動に繋がる思考を育てる“思考整理の教科書”です。マインドフルネスや禅とも通じるが、それらより科学的で即効性が高くなってます。ネガティブな自分を否定せず、むしろ活用する。この発想に、これからの時代を生きるヒントが詰まっています。
ちょっと心がざわざわしているとき、自分の思考に疲れたとき、そっと開きたくなる本でした。
Posted by ブクログ
「内なる声」との付き合い方入門編。距離の取り方を学ぶにはいいが、内なる声との付き合い方を自分で設計したいと思う人には物足りなさが残る。「そもそもなぜこんな声がうまれるのか?」「どうしたら思考を味方にできるのか?」と考えたい人には、この本のアプローチは若干受け身すぎる印象。巻末のツールボックス紹介も少し外付け感が否めない。「なぜ?」で深掘りしまくりたい私のような人間には物足りなかった。ただ、悩みや迷いを「一歩引いて見る」入り口としては価値がある一冊。
Posted by ブクログ
心理学の言葉で、セルフモニタリングという手法がある。
自分の言動や状況を客観的に観察・記録する手法で、ストレス管理や健康習慣の改善ができるというもの。
本書では、仮に強烈なストレス状態に遭ったときに、自分を客観的に見ることができるかが、そのストレスに遭遇している状況をポジティブ捉えるか、ネガティブに捉えるか、その後の行動の判断まで影響していることを示唆しており、自分を客観的に見ることができれば、その状況や状態を改善することが期待できるとのこと。
私は思う、自分の中にある辛い感情や体験を自分の中だけに留めていることは不健康だと。
だから、紙ノートに手書きで書き出すことを私もおすすめする。
ノートを見返すことができ、客観的に他人目線でその状態や状況が把握できるからだ。
紙に手書きが一番コスパがいい。自由だし、制限がなく、お金もかからない。