上念司のレビュー一覧

  • 経済で読み解く 明治維新 ~江戸の発展と維新成功の謎を「経済の掟」で解明する~

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    江戸時代の話がほとんど。なぜ明治維新が起こったのかを経済学アプローチで行ったため。百姓による経済活動、廻船業の発達による物流網の整備、資本主義社会の成熟。石高制による弊害、米価下落、飢饉、災害による幕府財政の逼迫、それに対する各対応策。改鋳による金融政策、藩札の発行。ほとんどの藩が負債を抱えていたこと。古いシステム、枠組みはそれを構成するものが変わると合わせて新システムに移行しなければならない。維新は必然的におこったこと、ただ世界史レベルで偶然にも外国からの圧力が良いタイミングであったことが非植民地化の要因として大きい。

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    2016年09月03日
  • 経済で読み解く 明治維新 ~江戸の発展と維新成功の謎を「経済の掟」で解明する~

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    勝間塾に入塾して上念さんを知ることになり、歴史に興味がある最近ですが、明治維新と経済というキーワードで書かれた著書はなかなか面白い視点でした。 

    世の中が幸せになるのは、個人個人の生き方にもよりますが、国や地域などの大きな規模で考えると経済の発展が直接的に幸せにつながるという考えにつながりました。 

    200年以上の続いた江戸時代がメインの内容でしたが、後半の坂本龍馬や新撰組なども経済の面から見てみると、経済の規模を大きくしてその恩恵を地域に貢献するという考えがあれば、今の時代でもできることがありそうですね。 

    面白かったです。

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    2016年07月16日
  • 家なんて200%買ってはいけない!

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    この本の著者である、上念氏の本は、経済関連の本を中心に今まで何冊か読んできましたが、「不動産を持つことの是非」を問うた本としては、初めてのように思います。上念氏の実体験(失敗談)を基に、どのような家に住むべきか、不動産を持つことのリスクについて解説しています。

    このテーマを勉強するにあたっては、不動産取引をされている方の本だけでなく、不動産を保有することで実際に得た「教訓」を語ってくれる本も読むべきだと思いました。上念氏は、その教訓をこの本で惜しげもなく公開してくれていて、一般ではなかなか得にくいものだと思いました。

    冒頭に書いてある、ロバートキヨサキの引用句:お金持ちは資産を買い、貧乏人

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    2016年07月03日
  • 高学歴社員が組織を滅ぼす 「脆弱なマネジメント」と「暴走する現場」の失敗の法則

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    高学歴社員がいる企業に勤めていますが、本社に書いていること(現状維持行動)が日常的に見られます。
    振り返ると自分自身もそんな現状維持行動をとってしまいがちです。
    「予想できるリスクに対応するビジネスで消耗するのではなく、真の不確実性に立ち向かって市場を創る人になりたい」
    そう思いました。

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    2016年05月18日
  • 経済で読み解く 明治維新 ~江戸の発展と維新成功の謎を「経済の掟」で解明する~

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    いままで歴史に関する本は多く読んできましたが、この本の様に経済の面から見たものは数少なく、とても興味があります。江戸時代とは、なぜあのように続いて戦争の無い時代が続いたのか、どのような経済政策を行っていたのか気になっていました。

    特に、江戸時代には何度も貨幣の改鋳が行われています、今までこれは悪い事の様に思っていましたが、これは必要な経済政策であったことが、この本を読んで理解できました。

    明治維新は江戸時代とは一線を画した革命と思っていましたが、これも江戸時代に多くの発展があったので起こすことができたと思いました。

    以下は気になったポイントです。

    ・江戸時代において日本経済は飛躍的に発

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    2016年05月02日
  • 家なんて200%買ってはいけない!

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    タイトルの由来は、著者自らが体験した事が発端かと思いますが、内容は至って真面目に書かれてあり、日本人の新築住宅信仰を考えさせられる内容と感じました。とりわけ、不動産というジャンルは分かりにくい部分が多いだけに、少しの知識があるだけでも有利です。そんな知識を補うと言う意味でも読んで損はない一冊な印象です。

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    2016年03月05日
  • 家なんて200%買ってはいけない!

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    マイホームの購入を考えている人に警鐘を鳴らす上念司氏の新著。
    著書自らマイホーム購入経験があり、痛い目にあっているらしく、その経験を元にアツく語られている。

    家庭を持つと、持ち家か?借家か?という議論がよく聞かれる。
    あっしもいい歳なので、まったく考えないことはない。

    上念氏は借家派の立場で、悪魔(不動産関係者や金融機関)のささやきから身を守るための知識を、ユーモアたっぷりに伝授してくれる。
    ある動画では「この本は、宗教の本です」と語っており、自ら借家派の信者として、マイホーム購入反対を訴えている。

    あっしも今んとこ借家派だけど、一生ローンにしばられなければ持ち家もいいと思う。
    ただ、ど

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    2016年02月02日
  • デフレと円高の何が「悪」か

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    デフレはお金が不足した状態
    だからお金を刷って、モノとお金のバランスを元に戻す
    デフレとは、物価下落が2年以上継続している状態
    消費者物価指数CPIは、5年ごとに基準改定、バイアスにより0.9%高めの数値が出る
    変動の大きい生鮮食品を除く、コアCPI
    食料およびエネルギーを除く、コアコアCPI
    ハイパーインフレ、年率13,000%の激しいインフレ、過去にドイツ、ハンガリー、ジンバブエ
    日本では戦後でも年率59%のインフレ

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    2015年12月24日
  • 経済で読み解く 大東亜戦争 ~「ジオ・エコノミクス」で日米の開戦動機を解明する~

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    今までに何冊か、日本はなぜ大東亜戦争に突入することになったのかを解説した本を読んだことがありますが、いずれも政治の観点から考察したものでした。確かにそれは事実だと思いますが、私の理解力に問題があるとは思いますが、ピンと来なかったのが印象です。

    この本は、それを経済の観点から解説しています。第一次、第二次世界大戦ともに、ドイツや日本が米英の経済覇権に挑戦しようとした戦争であるという考え方です。この本では世界大戦の定義を、その勝者が次の世界の覇権を握ることになる戦争、としています。

    それによると、現在はすでに第三次世界大戦が始まっていると見ることができるようです。以前に予言本で第三次世界大戦が

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    2015年04月04日
  • デフレと円高の何が「悪」か

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    アベノミクスを導いた立役者の1人上念さんの本。
    デフレの問題点が明確にわかりやすく書かれている。
    デフレは、結局庶民のマインドが内向きになってしまい消費が滞る事が問題なのだ。
    紙幣の供給を増やす事で、インフレが起こり消費が高まり景気が回復する。

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    2014年07月27日
  • アベノミクスを阻む「7つの敵」 消費増税と「トンデモ経済学」を論破する

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    既得権益を守ろうとする行政と政治家が産業政策や財政再建至上主義、新自由主義など抽象的な言葉を使って自分たちの思いのままにルールを作り変えようとしている流れを読み取ることが出来る。ただ一般人たちがこの流れを理解できるのかといったら、とても難しいと思わざるを得ない。テレビや新聞などたくさんの経済の関係者がそれぞれ自分の意見を話しているが誰が正しいのかそれを見極めるにはやはり経済を勉強をして自分なりの意見を持って判断するしかないのが実情である思う。

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    2014年06月21日
  • デフレと円高の何が「悪」か

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    今更ですが、読んでみました。異次元緩和政策が取られている現時点では、この著の言い分をどう考えるべきか?

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    2014年04月08日
  • 歴史から考える 日本の危機管理は、ここが甘い~「まさか」というシナリオ~

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    これを読むといかに日本の政治家は戦略性と信念がないのかが分かる。安定した経済のおかげで政治不在でも成り立ってるのだろが、目先の利益を考えずに国益に沿った政治をしてほしいものだ。

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    2013年10月28日
  • 「日銀貴族」が国を滅ぼす

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    ネタバレ

    上念司氏の日銀批判本。
    日銀を批判しているところは基本的に他の著作とほぼ被るので、それほど目新しさはないが、なぜ日銀がこれほどまでにデフレ下でインフレ対策をするのかに迫っているくだりなどは面白い視点であり、純粋に読み応えがあった。
    白川前総裁を「白川法皇」と名付けたり、タイトルにもあるように「日銀貴族」としてコケにするあたりはやり過ぎ感もあるが、日銀の過度の独立性によって言いたい放題、でもデフレ脱却はしませんというスタンスを、下部組織である日銀に対して政府も突き崩せない状況を端的に表しているという意味ではありなのかなとも思う。
    ついでに、今後出す本の中でも良いので、白川前総裁が退任し、安倍首相

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    2013年05月30日
  • 「日銀貴族」が国を滅ぼす

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    鮮やかな論理でデフレの原因と日銀の罪を論破。インフレターゲットなど、今まさにデフレ脱却にむけての動きが見られる事を3年前に書いてある。このままデフレ脱却で本書の内容が正しい事が証明されるのか楽しみ。

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    2013年05月26日
  • 歴史から考える 日本の危機管理は、ここが甘い~「まさか」というシナリオ~

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    タイトルとの関連性はよくわからんのだけど、陰謀論と経済を絡めた話が興味深い。
    素朴理論の設計主義という考え方はうなずけますね。

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    2013年03月14日
  • 歴史から考える 日本の危機管理は、ここが甘い~「まさか」というシナリオ~

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    最悪な未来を想定して、今の政策を考える。「何得」「誰得」を踏まえて他人の言うことを考えることが大事。

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    2013年02月25日
  • 「日本経済ダメ論」のウソ

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    対談形式の本は読みにくかった。慣れてないせいもあるとは思いますが。内容はだいたい理解できたと思います。共通通貨の危うさを改めて知りました。

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    2012年09月19日
  • 「日銀貴族」が国を滅ぼす

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    ネタバレ

    「官僚はデフォで神」という言葉、ショッキングではありましたが、そう考えると世の中おかしい!訳が分かってもきます。偏差値の高い人が敬われ、そういう人たちの考えだけで成り立ってきた国家の病を解説した本。

    金融政策の失敗に対し、日銀がとった態度;通貨を発行してもデフレ解消は無理⇒でも、欧米は通貨発行で解消済み⇒生産性への地道な取り組みが必要⇒だから、日銀は責任をとらなくていい、なんてどこまでいっても言い逃ればかりは、官僚を身近に持ち、育った私から見ても「うん、うん」とうなづける内容。

    日本経済の脱却への道のり;日銀が硬貨を30兆円⇒政府が一万円札30億枚に両替⇒20万円/年の定額給付をマイルドな

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    2012年04月30日
  • 「日本ダメ論」のウソ

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    面白かったです。経済音痴な私でも何とか理解できました。
    もう一度読みたいかな(*´∀`*)
    何を信じたらいいのかは多角的に見ないとダメなんだなぁ・・・と考えさせられます。

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    2012年04月06日