上念司のレビュー一覧
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諸外国との関わりが一層意味を持ってきた大正・昭和時代。戦争や内政の混乱などの原因の一つに当時の金融システムの脆弱性があった。それが本シリーズを通して議論されている金本位制。当時はグローバルスタンダードだったこの制度をどうして当時は積極的に採用していたのか。貨幣の天井が決まっているから、生産性の向上に対して十分なカバーができず、デフレを誘発してしまう。その結果困窮した庶民による過激思想や暴力行為に繋がる。戦争や共産主義のデモ行為などはそうして起こってきた。
中学、高校では暗記科目であった、当時の出来事の裏を経済の流れを汲み取って理解できる本です。 -
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最近では「ニュース女子」の司会者としても活躍している筆者は、保守論客というより怒れるご意見番といった立ち位置になるのでしょうか。説得力がある断定的な発言は気持ちいい。本書が書かれた2018年11月時点で、政府の増税政策は間違っていると警告していますが、ご存知のように2019年10月に10%に引き上げられ、彼の警告通り日本経済はパッとしません。馬鹿の一つ覚えの増税バカ財務省、補助金漬けの農業、偏向したマスコミ、最後は税金にたかる無能な日本の銀行、役所のおかしな規制が病院や保育園経営をダメにしている、もはやプロパガンダ機関紙と化している朝日新聞・・などが俎上に上がります。そして、これらの問題に共通
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偏向思考が著しいが良いことを言ってる点もある。 安倍政権重用思考で消費増税反対が繰り返し表明されてるが、なぜ安倍政権下で増税が成されたかの解説など必要だったのでは?? とりあえず言葉使いを正した方が(蔑称を使うのは言わずもがな)、文書としての信頼度は増すのでは・・
各省庁の腐敗ぶりは目に余るものがあり、国民は皆呆れている。エリート官僚にはまず道徳の教育が必要。 ムダだらけで構造改革ゼロの状態でありながら、少子高齢化だから増税やむなしと信じてる国民が多いのは、完全に日本人平和ボケ。 最も成功した社会主義国家なだけあってまだまだ裕福な人が多く、危機感も無いので中道派が多数だからしょうがない。財政 -
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面白かった。
あとがきに書かれている様に学校で教えられる歴史では経済的側面があまり説明されておらず、歴史的事件のそれぞれの当事者に関わる経済的インセンティブを意識することが少ない。しかし例えば比叡山延暦寺を単なる宗教団体と捉えると後に織田信長に焼討ちされる意味が分かりづらいけど、宗教団体が国内外の貿易交易を担っていて財力を蓄えていてそれを守りさらに広げていくための軍事力を当然のように必要とした、と考えると社会の中での立ち位置が途端にわかりやすくなる。さらに様々な関係者を利用し利用されて、と言った権謀作術もそれぞれの持つ機能や能力を見通すとわかりやすくなる。自分の無知も含めて色々と腑におちること -
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上念氏の本は以前から読んでいたのですが、最近ネットにて「経済で読み解く日本史」のシリーズとして全5巻セットが文庫本で出ていることを知りました。文庫本なので持ち運びがしやすく、どこででも読めて助かります。
第四冊目は、大正・昭和時代⑤です~
以下は気になったポイントです。
・大東亜戦争の発端は、日露戦争の戦後処理にあった。あれだけ協力してくれた英米との約束を反故にして、満州の権益を独り占めにしようとした(p2)
・本シリーズの一貫したテーマは、「人々は経済的に困窮すると、ヤケを起こして普段は見向きもしないような過激思想に救済を求める」(p6)
・金の生産量が人間がつくる商品よりも不足して -
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上念氏の本は以前から読んでいたのですが、最近ネットにて「経済で読み解く日本史」のシリーズとして全5巻セットが文庫本で出ていることを知りました。文庫本なので持ち運びがしやすく、どこででも読めて助かります。
第一冊目は、安土桃山時代②です~
以下は気になったポイントです。
・デフレとは、需要そのものが喪失しまったのではなく、人々の需要がお金に向いてしまっている状態のこと。つまり人々はお金を貯めることに熱心で、モノを買うことには消極的になるのでモノは売れなくなる(p12)
・日本国の財政状態はIMF財政モニターによれば日本の純債務はゼロ、債務総額1000兆円とは、貸借対照表のわからないド素人が -
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上念氏の本は以前から読んでいたのですが、最近ネットにて「経済で読み解く日本史」のシリーズとして全5巻セットが文庫本で出ていることを知りました。文庫本なので持ち運びがしやすく、どこででも読めて助かります。
第三冊目は、室町・戦国時代①です~
以下は気になったポイントです。
・どんなに強い政治権力を持つ者でも逆らえない掟がある、それが「経済の掟」例としては、お金をたくさん刷れば必ずインフレが起きる、お金の量が減ればデフレになる、デフレになるときには自国通貨高になる、である(p3)
・政治権力の不安定化の根本原因は、まさにデフレであり、これを解決しない限り政権の安定は無かった、室町時代の戦乱が