上念司のレビュー一覧

  • 経済で読み解く日本史 室町・戦国時代

    Posted by ブクログ

    学校で学ぶ機会が少ない歴史の『意図』の部分を埋めるのによい本。当時の政治基盤を支えたのは、現代で言うところの巨大商社であり、日銀であり、金融組織であり、軍事力(これは主に応仁の乱以降だが)であった寺社の勢力。寺社の発展が幕府の財政基盤を満たし持ちつ持たれつの関係が構成された。また時代によって、その主役が奈良仏教→浄土系→日蓮系と様々な史略とともに淘汰され、移り変わっていく様がおもしろい。ただ、経済で読み解くと謳っている割には時代的な統計が少ないため、具体的な理解は同著者の他シリーズほど及ばないかと思う。あくまで、歴史の勉強として重視。

    0
    2020年09月04日
  • 経済で読み解く日本史 大正・昭和時代

    Posted by ブクログ

    諸外国との関わりが一層意味を持ってきた大正・昭和時代。戦争や内政の混乱などの原因の一つに当時の金融システムの脆弱性があった。それが本シリーズを通して議論されている金本位制。当時はグローバルスタンダードだったこの制度をどうして当時は積極的に採用していたのか。貨幣の天井が決まっているから、生産性の向上に対して十分なカバーができず、デフレを誘発してしまう。その結果困窮した庶民による過激思想や暴力行為に繋がる。戦争や共産主義のデモ行為などはそうして起こってきた。
    中学、高校では暗記科目であった、当時の出来事の裏を経済の流れを汲み取って理解できる本です。

    0
    2020年08月30日
  • 経済で読み解く日本史 江戸時代

    Posted by ブクログ

    江戸時代は歴史の授業で習うほど、庶民が抑圧され中央幕府がやりたい放題をするような社会体系ではなかった。歴史の見方を変えてくれる本です。庶民と言われる約9割が主役となり、産業を発達させ、新たな需要と共有を生み出した。また、石高制と貨幣制度が同時に現れ、バックにあるゴールドの有無によってインフレとデフレを激しく繰り返す時代。近代的な知識が広く浸透しておらず、『公儀』であっても武士的思想に囚われ誤った選択をした結果、経済のスピードに取り残された時代であったとも言える。勉強になりました。

    0
    2020年08月24日
  • 経済で読み解く日本史 明治時代

    Posted by ブクログ

    シリーズ4冊目。
    明治維新から日露戦争までの経済の流れだけでなく、なぜ清やロシアと戦争に進んだのかも分かりやすく説明してくれている。
    お隣の国もこの頃からクレーマー体質だったことも書かれていたりと非常に興味深い内容でした。

    遼東半島をめぐり、ロシアとの緊張が高まり、そこで日英同盟、そしてバルチック艦隊との戦い。

    坂の上の雲を読みたい、そんな気分になりました。

    0
    2020年07月28日
  • 経済で読み解く日本史 江戸時代

    Posted by ブクログ

    高校の時、世界史を選択していたせいか、この本により勉強させられた。
    特に、江戸時代の百姓(農民とは限らない)は思ったより豊かな生活をしていたという点だ。歴史についてさらに学びたいと思うようになった。

    0
    2020年06月22日
  • デフレと円高の何が「悪」か

    Posted by ブクログ

    勝間和代さんらの「反デフレ」キャンペーンの第一弾。

    ただ、後に「リフレ派」と呼ばれる「反デフレ」の本は、
    多く出ていることも知る。

    複数読んで理解を深めるのがいいと思います。

    0
    2020年04月03日
  • 誰も書けなかった日本の経済損失

    Posted by ブクログ

    上念さんがゲスト出演されたラジオ番組でこの本を紹介していた。上念さんの話が面白かったので購入してみた。
    分析の仕方がよくわからない部分もあったが、経済の勉強になった。無駄が多いことは事実だが、無駄を減らすために一般人の自分ができることは少ない気がする。だから、自分の見る目を養って、きちんと選挙に参加し、正しい政治家を選ぶ必要があると感じた。(選んだ政治家が上辺だけの人の可能性もあるが)

    0
    2026年01月08日
  • 日本を亡ぼす岩盤規制 既得権者の正体を暴く

    Posted by ブクログ

    最近では「ニュース女子」の司会者としても活躍している筆者は、保守論客というより怒れるご意見番といった立ち位置になるのでしょうか。説得力がある断定的な発言は気持ちいい。本書が書かれた2018年11月時点で、政府の増税政策は間違っていると警告していますが、ご存知のように2019年10月に10%に引き上げられ、彼の警告通り日本経済はパッとしません。馬鹿の一つ覚えの増税バカ財務省、補助金漬けの農業、偏向したマスコミ、最後は税金にたかる無能な日本の銀行、役所のおかしな規制が病院や保育園経営をダメにしている、もはやプロパガンダ機関紙と化している朝日新聞・・などが俎上に上がります。そして、これらの問題に共通

    0
    2020年02月22日
  • 日本を亡ぼす岩盤規制 既得権者の正体を暴く

    Posted by ブクログ

    偏向思考が著しいが良いことを言ってる点もある。 安倍政権重用思考で消費増税反対が繰り返し表明されてるが、なぜ安倍政権下で増税が成されたかの解説など必要だったのでは?? とりあえず言葉使いを正した方が(蔑称を使うのは言わずもがな)、文書としての信頼度は増すのでは・・
    各省庁の腐敗ぶりは目に余るものがあり、国民は皆呆れている。エリート官僚にはまず道徳の教育が必要。 ムダだらけで構造改革ゼロの状態でありながら、少子高齢化だから増税やむなしと信じてる国民が多いのは、完全に日本人平和ボケ。 最も成功した社会主義国家なだけあってまだまだ裕福な人が多く、危機感も無いので中道派が多数だからしょうがない。財政

    0
    2019年12月19日
  • 経済で読み解く日本史 室町・戦国時代

    Posted by ブクログ

    面白かった。
    あとがきに書かれている様に学校で教えられる歴史では経済的側面があまり説明されておらず、歴史的事件のそれぞれの当事者に関わる経済的インセンティブを意識することが少ない。しかし例えば比叡山延暦寺を単なる宗教団体と捉えると後に織田信長に焼討ちされる意味が分かりづらいけど、宗教団体が国内外の貿易交易を担っていて財力を蓄えていてそれを守りさらに広げていくための軍事力を当然のように必要とした、と考えると社会の中での立ち位置が途端にわかりやすくなる。さらに様々な関係者を利用し利用されて、と言った権謀作術もそれぞれの持つ機能や能力を見通すとわかりやすくなる。自分の無知も含めて色々と腑におちること

    0
    2019年12月15日
  • 経済で読み解く日本史 江戸時代

    Posted by ブクログ

    1、2巻同様に、経済成長を通貨供給量との関係で説明する視点が大変面白くて新鮮だ。江戸時代になると論拠となる資料も増えるから、説得力も増してくる。話の筋を通すための乱暴な展開もあるが、学者や専門家が著した専門書を繋ぎ合わせてわかりやすく説明するという手法は、池上彰氏に少し似ている。ただし、教科書の記述や政治家を批判する部分は、主張はわかるが品がない。そこを上手く捌けばもっと読まれると思う。

    0
    2019年11月23日
  • 経済で読み解く日本史 大正・昭和時代

    Posted by ブクログ

    上念氏の本は以前から読んでいたのですが、最近ネットにて「経済で読み解く日本史」のシリーズとして全5巻セットが文庫本で出ていることを知りました。文庫本なので持ち運びがしやすく、どこででも読めて助かります。

    第四冊目は、大正・昭和時代⑤です~
    以下は気になったポイントです。

    ・大東亜戦争の発端は、日露戦争の戦後処理にあった。あれだけ協力してくれた英米との約束を反故にして、満州の権益を独り占めにしようとした(p2)

    ・本シリーズの一貫したテーマは、「人々は経済的に困窮すると、ヤケを起こして普段は見向きもしないような過激思想に救済を求める」(p6)

    ・金の生産量が人間がつくる商品よりも不足して

    0
    2019年11月17日
  • 経済で読み解く日本史 安土桃山時代

    Posted by ブクログ

    上念氏の本は以前から読んでいたのですが、最近ネットにて「経済で読み解く日本史」のシリーズとして全5巻セットが文庫本で出ていることを知りました。文庫本なので持ち運びがしやすく、どこででも読めて助かります。

    第一冊目は、安土桃山時代②です~
    以下は気になったポイントです。

    ・デフレとは、需要そのものが喪失しまったのではなく、人々の需要がお金に向いてしまっている状態のこと。つまり人々はお金を貯めることに熱心で、モノを買うことには消極的になるのでモノは売れなくなる(p12)

    ・日本国の財政状態はIMF財政モニターによれば日本の純債務はゼロ、債務総額1000兆円とは、貸借対照表のわからないド素人が

    0
    2019年11月10日
  • 経済で読み解く日本史 室町・戦国時代

    Posted by ブクログ

    上念氏の本は以前から読んでいたのですが、最近ネットにて「経済で読み解く日本史」のシリーズとして全5巻セットが文庫本で出ていることを知りました。文庫本なので持ち運びがしやすく、どこででも読めて助かります。

    第三冊目は、室町・戦国時代①です~
    以下は気になったポイントです。

    ・どんなに強い政治権力を持つ者でも逆らえない掟がある、それが「経済の掟」例としては、お金をたくさん刷れば必ずインフレが起きる、お金の量が減ればデフレになる、デフレになるときには自国通貨高になる、である(p3)

    ・政治権力の不安定化の根本原因は、まさにデフレであり、これを解決しない限り政権の安定は無かった、室町時代の戦乱が

    0
    2019年11月17日
  • 経済で読み解く日本史 安土桃山時代

    Posted by ブクログ

    貨幣の観点から歴史を視る点が相変わらず面白い。秀吉の朝鮮出兵についてすっきりとした意見がまとめられている。ただし、マニラに出兵すべきであったなどと言う怪しい主張もあるし、明や朝鮮について客観性に欠けると思われる記述も多い。主張自体は自由であるが。

    0
    2019年08月19日
  • 経済で読み解く日本史 安土桃山時代

    Posted by ブクログ

    織豊時代は著者も力が入ったのか、歴史の「もしも」に触れる記述が多かった。大陸の先進技術、輸入品などで財力をました宗教勢力が、自衛のための戦力を保持する経緯もよくわかった。そして、宗派を優先させて国家を考えない勢力から、信長から秀吉にかけてその権力を削いでいく動きも納得できる。海外からの銭貨に頼ったのは、日本に銅を精製する技術が乏しかったためで、経済の原則からデフレとなり、それが米本位制につながっていく。もし、信長が暗殺されずに、金銭を主体とした経済が発達していたとしたら……?!

    0
    2019年07月30日
  • 経済で読み解く日本史 室町・戦国時代

    Posted by ブクログ

    友人から勧められて読んだ。貨幣量、経済的背景から歴史を見るという視線が斬新。メディアに登場する著者は行儀が悪いので、トンデモ本かと思ったが意外に面白い。続きも読みたい。

    0
    2019年07月30日
  • 経済で読み解く日本史 室町・戦国時代

    Posted by ブクログ

    呉座勇一著『応仁の乱』と同時進行で本書を読む。歴史を経済学の視点から見ることの有益性を実感。国家を安堵する目的で輸入された仏教。しかし、先進国である中国・朝鮮へ仏教を学ぶと同時に、先進技術・物品の交易に関わり、宗教団体が経済マフィアにも喩えられるほど力を持っていったことも納得。比叡山延暦寺に僧兵がいることも、違和感なく受け入れられた。少し行き過ぎた著者の推論があるものの、学校の歴史教科書には欠落している考え方が面白い。

    0
    2019年07月20日
  • 経済で読み解く日本史 安土桃山時代

    Posted by ブクログ

    大名たちだけでなく、寺社・庶民・海外(国際貿易、交渉)まで含め、経済面から丁寧に解説されていて、とてもよくわかる。
    当時、とんでもない動乱のただなかにあったことも。

    0
    2019年07月15日
  • 経済で読み解く日本史 室町・戦国時代

    Posted by ブクログ

    歴史バラエティ
    物事は単純
    経済理論を単純化して考えてみると
    過去のアレコレが腑に落ちるのが本書
    寺社が鎌倉・室町でどのような存在だったのか改めて教えてくれる一書です

    0
    2019年07月02日