上念司のレビュー一覧

  • 高学歴社員が組織を滅ぼす 「脆弱なマネジメント」と「暴走する現場」の失敗の法則

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    上念司の経済論的な主張を正しいと思っているので、多少荒さはあるものの、会社論的な中身も素直に腹落ち。というよりも、大企業勤務経験がある人なら、あるあると共感できるような事例が満載。調整が上手い人が評価されるのは分からないでもないが、調整上手だけだと、結局、事業の体をなさなくなる。テスト対策でもするように資料を作り、突っ込まれないように根回しを完璧にした所で、増益に寄与しない仕事が評価されるのはおかしいでしょう。読むと、世の中どこも同じだよなーという、ある種のストレス解消にもなります。

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    2019年12月22日
  • 日本を亡ぼす岩盤規制 既得権者の正体を暴く

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    偏向思考が著しいが良いことを言ってる点もある。 安倍政権重用思考で消費増税反対が繰り返し表明されてるが、なぜ安倍政権下で増税が成されたかの解説など必要だったのでは?? とりあえず言葉使いを正した方が(蔑称を使うのは言わずもがな)、文書としての信頼度は増すのでは・・
    各省庁の腐敗ぶりは目に余るものがあり、国民は皆呆れている。エリート官僚にはまず道徳の教育が必要。 ムダだらけで構造改革ゼロの状態でありながら、少子高齢化だから増税やむなしと信じてる国民が多いのは、完全に日本人平和ボケ。 最も成功した社会主義国家なだけあってまだまだ裕福な人が多く、危機感も無いので中道派が多数だからしょうがない。財政

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    2019年12月19日
  • 経済で読み解く日本史 室町・戦国時代

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    面白かった。
    あとがきに書かれている様に学校で教えられる歴史では経済的側面があまり説明されておらず、歴史的事件のそれぞれの当事者に関わる経済的インセンティブを意識することが少ない。しかし例えば比叡山延暦寺を単なる宗教団体と捉えると後に織田信長に焼討ちされる意味が分かりづらいけど、宗教団体が国内外の貿易交易を担っていて財力を蓄えていてそれを守りさらに広げていくための軍事力を当然のように必要とした、と考えると社会の中での立ち位置が途端にわかりやすくなる。さらに様々な関係者を利用し利用されて、と言った権謀作術もそれぞれの持つ機能や能力を見通すとわかりやすくなる。自分の無知も含めて色々と腑におちること

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    2019年12月15日
  • 経済で読み解く日本史 江戸時代

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    1、2巻同様に、経済成長を通貨供給量との関係で説明する視点が大変面白くて新鮮だ。江戸時代になると論拠となる資料も増えるから、説得力も増してくる。話の筋を通すための乱暴な展開もあるが、学者や専門家が著した専門書を繋ぎ合わせてわかりやすく説明するという手法は、池上彰氏に少し似ている。ただし、教科書の記述や政治家を批判する部分は、主張はわかるが品がない。そこを上手く捌けばもっと読まれると思う。

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    2019年11月23日
  • 経済で読み解く日本史 大正・昭和時代

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    上念氏の本は以前から読んでいたのですが、最近ネットにて「経済で読み解く日本史」のシリーズとして全5巻セットが文庫本で出ていることを知りました。文庫本なので持ち運びがしやすく、どこででも読めて助かります。

    第四冊目は、大正・昭和時代⑤です~
    以下は気になったポイントです。

    ・大東亜戦争の発端は、日露戦争の戦後処理にあった。あれだけ協力してくれた英米との約束を反故にして、満州の権益を独り占めにしようとした(p2)

    ・本シリーズの一貫したテーマは、「人々は経済的に困窮すると、ヤケを起こして普段は見向きもしないような過激思想に救済を求める」(p6)

    ・金の生産量が人間がつくる商品よりも不足して

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    2019年11月17日
  • 経済で読み解く日本史 安土桃山時代

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    上念氏の本は以前から読んでいたのですが、最近ネットにて「経済で読み解く日本史」のシリーズとして全5巻セットが文庫本で出ていることを知りました。文庫本なので持ち運びがしやすく、どこででも読めて助かります。

    第一冊目は、安土桃山時代②です~
    以下は気になったポイントです。

    ・デフレとは、需要そのものが喪失しまったのではなく、人々の需要がお金に向いてしまっている状態のこと。つまり人々はお金を貯めることに熱心で、モノを買うことには消極的になるのでモノは売れなくなる(p12)

    ・日本国の財政状態はIMF財政モニターによれば日本の純債務はゼロ、債務総額1000兆円とは、貸借対照表のわからないド素人が

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    2019年11月10日
  • 経済で読み解く日本史 室町・戦国時代

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    上念氏の本は以前から読んでいたのですが、最近ネットにて「経済で読み解く日本史」のシリーズとして全5巻セットが文庫本で出ていることを知りました。文庫本なので持ち運びがしやすく、どこででも読めて助かります。

    第三冊目は、室町・戦国時代①です~
    以下は気になったポイントです。

    ・どんなに強い政治権力を持つ者でも逆らえない掟がある、それが「経済の掟」例としては、お金をたくさん刷れば必ずインフレが起きる、お金の量が減ればデフレになる、デフレになるときには自国通貨高になる、である(p3)

    ・政治権力の不安定化の根本原因は、まさにデフレであり、これを解決しない限り政権の安定は無かった、室町時代の戦乱が

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    2019年11月17日
  • 経済で読み解く日本史 安土桃山時代

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    貨幣の観点から歴史を視る点が相変わらず面白い。秀吉の朝鮮出兵についてすっきりとした意見がまとめられている。ただし、マニラに出兵すべきであったなどと言う怪しい主張もあるし、明や朝鮮について客観性に欠けると思われる記述も多い。主張自体は自由であるが。

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    2019年08月19日
  • 経済で読み解く日本史 安土桃山時代

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    織豊時代は著者も力が入ったのか、歴史の「もしも」に触れる記述が多かった。大陸の先進技術、輸入品などで財力をました宗教勢力が、自衛のための戦力を保持する経緯もよくわかった。そして、宗派を優先させて国家を考えない勢力から、信長から秀吉にかけてその権力を削いでいく動きも納得できる。海外からの銭貨に頼ったのは、日本に銅を精製する技術が乏しかったためで、経済の原則からデフレとなり、それが米本位制につながっていく。もし、信長が暗殺されずに、金銭を主体とした経済が発達していたとしたら……?!

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    2019年07月30日
  • 経済で読み解く日本史 室町・戦国時代

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    友人から勧められて読んだ。貨幣量、経済的背景から歴史を見るという視線が斬新。メディアに登場する著者は行儀が悪いので、トンデモ本かと思ったが意外に面白い。続きも読みたい。

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    2019年07月30日
  • 経済で読み解く日本史 室町・戦国時代

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    呉座勇一著『応仁の乱』と同時進行で本書を読む。歴史を経済学の視点から見ることの有益性を実感。国家を安堵する目的で輸入された仏教。しかし、先進国である中国・朝鮮へ仏教を学ぶと同時に、先進技術・物品の交易に関わり、宗教団体が経済マフィアにも喩えられるほど力を持っていったことも納得。比叡山延暦寺に僧兵がいることも、違和感なく受け入れられた。少し行き過ぎた著者の推論があるものの、学校の歴史教科書には欠落している考え方が面白い。

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    2019年07月20日
  • 経済で読み解く日本史 安土桃山時代

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    大名たちだけでなく、寺社・庶民・海外(国際貿易、交渉)まで含め、経済面から丁寧に解説されていて、とてもよくわかる。
    当時、とんでもない動乱のただなかにあったことも。

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    2019年07月15日
  • 経済で読み解く日本史 室町・戦国時代

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    歴史バラエティ
    物事は単純
    経済理論を単純化して考えてみると
    過去のアレコレが腑に落ちるのが本書
    寺社が鎌倉・室町でどのような存在だったのか改めて教えてくれる一書です

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    2019年07月02日
  • 経済で読み解く日本史 江戸時代

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    書店で見かけ、時代別に数冊が刊行されていたため、江戸時代をお試し購入。教科書に登場する改革を見ると、賄賂政治で悪者視された田沼意次より、新井白石や緊縮財政を主導した改革の為政者が評価されるような書きぶりだが、経済学の視点からは失政であったことが理解できる。米本位制や世襲を改革できなかった江戸幕府が、300年維持できたことが不思議でならない。

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    2019年06月28日
  • 財務省と大新聞が隠す本当は世界一の日本経済

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    日本には借金はあるが資産も十分にあるので財務状態は全く問題ない。
    財務省が公表しているバランスシートを見れば明らか。
    実質の借金は100兆程度

    マスコミは増税したい財務省のいいなり。
    嘘ばかり。
    財務省は法学部出身が最も多く経済のプロではない。

    格付け会社S&Pはでたらめばかりで全く信用できない。
    財政再建の条件は
    名目GDP成長率>名目公債利子率
    名目GDP成長率=実質GDP成長率+物価上昇率
    なので物価上昇率を上げることが重要

    財政出動して景気を良くしたほうが税収が伸びて財政状態も改善する。
    そのためには減税が効果的。
    消費税を上げても消費が抑制されるため必ずしも税収が増える

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    2019年06月21日
  • 「日本ダメ論」のウソ

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    日本破綻論の極端な言い回しに、せい然と立ち向かっている本。
    流され過ぎてる国民に警鐘を鳴らしていて、本来考える必要があることにスコープを絞っていて分かり易い

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    2019年06月12日
  • 日本を亡ぼす岩盤規制 既得権者の正体を暴く

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    経済に疎いので 今更ながら 勉強中です。
    こういうものを是正してくれる 政治家を選ぶために
    投票は 大事ですね。

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    2019年05月09日
  • 「アベノミクス亡国論」のウソ

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    アベノミクス亡国論について知りたくて読書。

    今やすっかりと知名度を上げた著者。著者の話は明確でとても分かりやすい。本書も講演会で語っているような流れでスイスイと進む。

    第2次安倍内閣から7年目に入ってもいまだインフレ目標には届かず、景気回復、好景気の実感は感じない状況が続くが、多くの業種のアルバイトの時給が猛烈に上がったのと自殺者が大幅に減ったのがこの数年の個人的な感想。

    今年秋の消費税造成には反対している著者。確かに多くの一般人は現状だと消費抑制行動に走りそうな感はする。たったの2%でも与えるインパクトは大きい。

    話は戻って、反政府や反権力の記事や話をしたほうが売上は上がるし、注目さ

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    2019年04月10日
  • 経済で読み解く 大東亜戦争 ~「ジオ・エコノミクス」で日米の開戦動機を解明する~

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    「金本位制」に着目しながら、1900年代前半の世界史を分析しています。
    中学、高校で学ぶ世界史、日本史は、歴史の流れを思想・宗教などに基づいて理解しようとしますが、本書は経済の観点から説明を試みており、とてもおもしろかったです。

    あとがきに「衣食足りて礼節を知る」という言葉がありますが、そういう人間観をベースに、経済に着目して歴史を見ています。

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    2019年03月04日
  • 財務省と大新聞が隠す本当は世界一の日本経済

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    日本経済は破綻しない!という事を論拠立てて説明。この読書での一番の収穫は、経済学の用い方を思い出させてくれた事。回帰分析の活用法なんてすっかり忘れていたので、それだけでも充分価値があった。

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    2019年02月23日