上念司のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
勝間和代氏のブレーンとして知られる著者が円高・デフレについて優しく解説する。
著者は本書内でも断られているが、決して経済学をきちんと学んだわけではない。しかし、膨大な書籍を読み、その中から事象についてキチンとした根拠の示されているものを選び取りながら学んだことに基づいて本書を構成したそうだ。
その結論としてはいたってシンプルで、「良いデフレなんてない」こと、「円高も円安もすぎると良くない」ことを基本に、財政再建についても言及されている。
そこには、税率をあげても税収が増えない根拠も示され、結局のところデフレに陥っているならば早期にインフレ目標を設定し、その目標に到達するまで金融緩和を実施して緩 -
Posted by ブクログ
ネタバレデータから読み取れる内容を元に経済政策を論じる三橋氏と勝間和代のブレーンとして知られる上念氏が対談形式で話を進めていく一冊。
もはや歯止めなく、実名でガンガン批判していくさまは人によっては小気味良く映るが、人によってはやり過ぎと映るだろう。しかし、それすらも計算の上で本書は構築されている。
それにしても、この二人が説いていたようなことが実際に「アベノミクス」として実行に移され始めるとたちまち円安・株高に振れ、この3ヶ月ほどは過熱気味な装いを呈している。つまりは、「金融緩和する」といった一言が大いなる期待を持って市場に迎えられ、支持されているということで、「列島強靱化」とあわせてデフレ克服に -
Posted by ブクログ
わかりやすい。話を単純化することが課題解決には重要、と改めて思う。単純化しすぎていて「本当に?」と思うところもあるが・・・経済に明るくない人にもオススメの一冊。
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【読書メモ】
●デフレも円高も、政府と日銀が協調すればたちどころに終わらせることができます。要するにモノに対してお金の量が不足しているわけですから、お金を刷って効率的に分配すればいいのです。ところが、マスコミはこのことをきちんと伝えていません。
●「今日の特売で買わないと明日は値段が上がる」という物価上昇期待が存在しなければ、いくら値下げしてもモノは全然売れません。「デフレは良く -
Posted by ブクログ
本書を通して、知ったかぶりをしている人ほど、実は保守政治を理解していないのだということがよく分かりました。日本の民主主義は、革命によって社会を根本から変えようとする勢力に対し、長年かけて守り抜かれてきたものであるという点が特に印象に残りました。
また、その民主主義を守るためには、国民がもっと積極的に政治へ参加してもよいのだと肯定してくれているように感じました。政治参加は特別な人のものではなく、私たち一人ひとりに許され、求められている行為なのだと気づかされます。
さらに、自民党がどのようにして政権党へと成り上がり、そして次第に腐敗していったのかという過程も非常に興味深く、読み物としても面白い