あらすじ
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共産主義(左翼)や復古主義(右翼)との闘い、
エドマンド・バークのフランス革命批判、
「万世一系」の象徴である天皇の護持、
自由民主党の結党……“保守本流”のすべてがわかる一冊!
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伝統と歴史を尊重しつつ、
漸進的な改革は肯定する思想――。
日本においては神話の時代から続く万世一系の天皇と民の
関係、神道などに代表される独特の死生観など存在が、
歴史を通じた国民統合の象徴として重要視されます。
保守思想においては、このような伝統が単なる過去の遺物
ではなく、現代社会の安定の基盤ととらえる点がとても
重要です。(本書より)
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<目次>
第1章 保守思想とは何か?
第2章 フランス革命批判から生まれた保守思想
第3章 日本の保守思想の源流
第4章 日本における保守思想の敗北と復活
第5章 戦後、保守自由主義は何と戦ったのか?
第6章 令和の今、保守思想は何と戦っているのか?
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Posted by ブクログ
本書を通して、知ったかぶりをしている人ほど、実は保守政治を理解していないのだということがよく分かりました。日本の民主主義は、革命によって社会を根本から変えようとする勢力に対し、長年かけて守り抜かれてきたものであるという点が特に印象に残りました。
また、その民主主義を守るためには、国民がもっと積極的に政治へ参加してもよいのだと肯定してくれているように感じました。政治参加は特別な人のものではなく、私たち一人ひとりに許され、求められている行為なのだと気づかされます。
さらに、自民党がどのようにして政権党へと成り上がり、そして次第に腐敗していったのかという過程も非常に興味深く、読み物としても面白い一冊でした。
Posted by ブクログ
保守主義と聞くと、何となく右翼をイメージしていた。過度な愛国心と天皇至上主義、そして好戦的な思想を持つ人を連想する。
実はそうではない。保守主義の対義語は設計主義、つまり、過去をリセットして新しい理想の世界を作ることができると信じる思想である。ここが本書の一番のポイントであろう。あらゆる設計主義にNOを突きつける思想が保守である。何とも後ろ向きな定義である。
共産主義やナチズム、右翼は全て設計主義に分類される。リバタリアニズムもそこに入れてもいいかもしれない。
伝統と歴史を重んじ、漸進的な改革を是とする。そのような保守主義の考え方を簡潔に説明しており、それを体現した自民党がいかに日本を正しく導いてきたかを力説する。
正しい歴史認識を持つこと、大切に受け継がれてきた伝統や文化に敬意を払うこと、そして穏健な改革を恐れないことが大事である。今の日本の保守政治の礎を築いたとして紹介された芦田均、そして五箇条の御誓文に興味をもった。