【感想・ネタバレ】家なんて200%買ってはいけない!のレビュー

あらすじ

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「空き家率は将来、40%になる」
「今後は誰もがタダで家を手に入れられる」
「家賃のほうが、ローンの支払額より安い」

舌鋒鋭い経済評論家、上念司が自らの体験談を交え、初めて語るマイホーム本!
人口減少、少子高齢化、IT技術の発達、土地神話の崩壊、災害や不正工事リスク……
あらゆる状況は今後、日本の不動産に「持つ価値がない」ことを示している。

一軒家や分譲マンションにもはや資産価値はなく、購入にはリスクしかない。
いまだ多くの人が持っている「マイホームという幻想」を叩き潰し、
不動産業界の悪魔たちの甘言を退ける福音の書。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

実家と自分の家の購入を経験しているが、
著者の言う通り賃貸物件の方が色々融通がきき、
短期的(10-20年)な売却を考慮するとお得だと思う。
住む場所を気軽に変えれなくなるし、
家を売るのも相続するのも面倒臭い
家が古くなって来たらリフォームも必要で
結構追加でお金も掛かるのが現実
国は住宅ローン控除や不動産取得税控除等で
持ち家の利点を醸し出しているがトータル的には
デメリットの方が大きいと感じている
賃貸物件はURかJKKがお得
不動産を探すのはネットでyahoo!不動産が良い

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2019年04月03日

Posted by ブクログ

簡単なロジックだけど改めて具体的な例やグラフを見ると深刻なのが良く分かりました。
金利で言えば今は買いかなと思ってましたが…ちゃんと信仰します笑

出生率・相続の話は都心だけに絞った場合、どういう絵になるのか。20年前に建った様々なエリアの家の値段は今どうなってるのか。シンガポールの例があったけど、この国なら不動産有りという話があるか。この辺りはもう少し勉強したいと思いました。

最近の若者は『堅実』マインドが多いし、逆に言えば賃貸のニーズが高まるかもね。

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2016年06月29日

Posted by ブクログ

不動産購入を元々検討しているときに買ったため、最初は煽り気味の本だなと不快に思ったが、客観的に読んでみてそりゃそうだなと思った。別に家買わなくても賃貸住まいでREITで不動産投資すればええやん、という意見には確かになぁと思った。中々良い本なので、お金に余裕のある資産家以外の人にぜひ読んでほしい。

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2020年09月05日

Posted by ブクログ

この本はめちゃくちゃためになる本だった 。是非ともみんなに読んでほしい1冊。

とりあえず物件は UR か JKK がすごくお買い得らしい 。あと不動産屋さんに騙されずにネットで出来る限り情報を集めておくことが大事だということがよくわかった。

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2018年10月24日

Posted by ブクログ

私も、ずいぶん前からこの本の表題のある通り、「家なんて200%買ってはいけない」派の一人でした。随所に感情論的な部分と片寄った見方はあるものの、上念司さんの見解には概ね賛成です。特に安藤忠雄さんとの対談部分には、人が住む家の本質と芸術的な建物の明確な違いや、其々を住居とする方々の心構えが、明確に理解できる。今後、家を買うことや既に買った方も、ここに書かれている事を一度、検証してみた方が良いと思う。

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2016年10月16日

Posted by ブクログ

この本の著者である、上念氏の本は、経済関連の本を中心に今まで何冊か読んできましたが、「不動産を持つことの是非」を問うた本としては、初めてのように思います。上念氏の実体験(失敗談)を基に、どのような家に住むべきか、不動産を持つことのリスクについて解説しています。

このテーマを勉強するにあたっては、不動産取引をされている方の本だけでなく、不動産を保有することで実際に得た「教訓」を語ってくれる本も読むべきだと思いました。上念氏は、その教訓をこの本で惜しげもなく公開してくれていて、一般ではなかなか得にくいものだと思いました。

冒頭に書いてある、ロバートキヨサキの引用句:お金持ちは資産を買い、貧乏人は負債を購入する、これは意味深いですね。

以下は気になったポイントです。

・2040年に空き家率40%となる可能性あり、2013年現在では、13.5%である(p8)

・1970年代の日本の合計特殊出生率は 1.77-2.14なので、平均すると団塊ジュニア世代でも、一人っ子か二人兄弟となる。すると、あと数十年も経たないうちに誰もがほぼ、タダで家が手に入ることになる(p13)

・アメリカの住宅ローンは、ノンリコースローンが一般的で、ローンを返せなくなったら家を銀行に引き渡す、それで借金はチャラ、残債リスクはゼロである。サブプライムローンで多くの人が家を追い出されたのは、ローンをチャラにするため(p16)

・自宅購入:価格4000万円(頭金1000万円)、35年ローン(修繕費は10年毎に150万円)、賃貸:家賃、10年目まで15万円、26年目まで20万、35年目まで10万円とすると、金利が1%の場合は22年目、金利が1.7%となると両者は同じになる(p20)

・相続したい財産が1億円あったら、わざと1.8億円の物件を8000万円借金して買うと、物件の評価額は6000万円程度なので、借金が8000万円あると、相続財産はマイナスとなり相続税がかからない、というのがタワーマンション節税(p33)

・20階建て高層マンションで80平米の修繕積立金を計算すると、16,480円程度、200円/平米となる(p37)

・どんなに手入れした家でも、駅からxx分・xLDKという、カタログスペックでしか評価されない(p40)

・株取引では当たり前の情報が、不動産サイトでは開示されない(p46)

・金利は、あくまでも実質金利(名目金利-物価上昇率)で考えるべき、デフレ下では金利負担は増える。バブルの発生要因として一番影響が大きいのは、実質金利、人口動態や土地神話以上(p57,59)

・スキーリゾートマンションは、共用部分がやたら豪華な造りになっているので、毎月の管理費が3-10万円とばかにならない、そして今後値上がりする可能性は限りなくゼロ(p63)

・一度購入してしまったら最後、もう二度と売るに売れず、半永久的に管理費・修繕費、固定資産税を支払い続けなければならない、恐ろしい物件である(p64)

・日本で長らく地価が大きく上昇しなかった理由のひとつとして、日本銀行がデフレを容認して、実質金利を高止まりさせていたから(p71)

・危ないサブプライムローンを1000件集めて、リスクの少ない順に並べると、マジックにより、評価がトリプルAとなる(p76)

・礼金とは、1923年に発生した関東大震災の名残、関西地方にないのはそのため(p101)

・都心ではなく、郊外の私鉄沿線の駅から徒歩10分以上かかる戸建て住宅は悲惨、備え付けの設備は賃貸・分譲に限らず、なんの価値もない(p123、126)

2016年7月3日作成

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2016年07月03日

Posted by ブクログ

タイトルの由来は、著者自らが体験した事が発端かと思いますが、内容は至って真面目に書かれてあり、日本人の新築住宅信仰を考えさせられる内容と感じました。とりわけ、不動産というジャンルは分かりにくい部分が多いだけに、少しの知識があるだけでも有利です。そんな知識を補うと言う意味でも読んで損はない一冊な印象です。

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2016年03月05日

Posted by ブクログ

マイホームの購入を考えている人に警鐘を鳴らす上念司氏の新著。
著書自らマイホーム購入経験があり、痛い目にあっているらしく、その経験を元にアツく語られている。

家庭を持つと、持ち家か?借家か?という議論がよく聞かれる。
あっしもいい歳なので、まったく考えないことはない。

上念氏は借家派の立場で、悪魔(不動産関係者や金融機関)のささやきから身を守るための知識を、ユーモアたっぷりに伝授してくれる。
ある動画では「この本は、宗教の本です」と語っており、自ら借家派の信者として、マイホーム購入反対を訴えている。

あっしも今んとこ借家派だけど、一生ローンにしばられなければ持ち家もいいと思う。
ただ、どの分野でも言えることだけど、知識のないまま手を出すのは危険。
悪魔に搾取されないように、必要なちからをつけて、対等にわたりあえるように準備しておくことが重要だ。

宗教テイストが著書のいたるところにちりばめられているので、初めて著者の本を読んだ人はひくかもしれない。
しかし、このノリが著者の魅力なので、軽く読み流す感じでOKです。

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2016年02月02日

Posted by ブクログ

マイホームを購入すべきか、賃貸で住み続けるべきかという議論がテーマの本著。主には経済的利点に重きが置かれており、リセール価値のないマイホーム購入には全くメリットがないという論調になっている。
日本のマクロ経済と人口動態の今後の動向を予測し、上記の結論に至っていく。これらの分析やデータには納得させられたし価値があるかと思うが、論調がやや独善的なことと、マイホームを購入して所有することによる自己実現効果が軽視されていることが引っかかった。
完璧ではないが、本議論においては一読の価値はあるかと思う。

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2022年02月15日

Posted by ブクログ

将来、
日本全国の空き家がめっちゃ増えても、
親世代から相続する家が1人1軒以上あったとしても、
たとえ賃貸の方がコスパが良くても、

やっぱり自分の家が一番好きなんだなぁ…

上念さんの主張には納得ですが!

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2021年01月13日

Posted by ブクログ

ギャグ満載で笑えた。腕を組んだり、指差しした筆者のスタンプが格言とともに多用されている。
不動産業者などを悪魔の手先とこき下ろし、神の教えに従って生活スタイルを築いて行くことを布教する言い回しは面白い。
そもそも何回も引越ししてる人が何故20代で家を購入したのか・・そこに尽きるかと。マイホーム神話の信奉者でもそこは押さえてるはず
東南アジアに駐在してた身としては最後の海外移住の検討についての逸話は意味不明。マレーシアのブミプトラが外国人にどういう不利益を与えたのか示せてないし、豚食べてる人がいるから退社しますってエピソードもちぐはぐで、何のために記載したのか意図が理解できなかった。
誰かから聞いた話を安易に本に書いてるだけなのであろう。くしくも筆者は、「人のいうことを鵜呑みにする病気の人が多い」と嘆いており、これも意図された喜劇なのかもしれない

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2019年10月30日

Posted by ブクログ

マイホームという幻想は捨てなさい。2040年、日本の住宅の40%が空き家になる。デフレの今はマイホームは負債、今が買い時と無責任に煽る不動産関係者は悪魔の敵なのです。

家が余る時代が来つつあるのに、それでも新築物件が増えているし、人気があるのが不思議です。

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2017年07月16日

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