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「空き家率は将来、40%になる」
「今後は誰もがタダで家を手に入れられる」
「家賃のほうが、ローンの支払額より安い」
舌鋒鋭い経済評論家、上念司が自らの体験談を交え、初めて語るマイホーム本!
人口減少、少子高齢化、IT技術の発達、土地神話の崩壊、災害や不正工事リスク……
あらゆる状況は今後、日本の不動産に「持つ価値がない」ことを示している。
一軒家や分譲マンションにもはや資産価値はなく、購入にはリスクしかない。
いまだ多くの人が持っている「マイホームという幻想」を叩き潰し、
不動産業界の悪魔たちの甘言を退ける福音の書。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
この本の著者である、上念氏の本は、経済関連の本を中心に今まで何冊か読んできましたが、「不動産を持つことの是非」を問うた本としては、初めてのように思います。上念氏の実体験(失敗談)を基に、どのような家に住むべきか、不動産を持つことのリスクについて解説しています。
このテーマを勉強するにあたっては、不動産取引をされている方の本だけでなく、不動産を保有することで実際に得た「教訓」を語ってくれる本も読むべきだと思いました。上念氏は、その教訓をこの本で惜しげもなく公開してくれていて、一般ではなかなか得にくいものだと思いました。
冒頭に書いてある、ロバートキヨサキの引用句:お金持ちは資産を買い、貧乏人は負債を購入する、これは意味深いですね。
以下は気になったポイントです。
・2040年に空き家率40%となる可能性あり、2013年現在では、13.5%である(p8)
・1970年代の日本の合計特殊出生率は 1.77-2.14なので、平均すると団塊ジュニア世代でも、一人っ子か二人兄弟となる。すると、あと数十年も経たないうちに誰もがほぼ、タダで家が手に入ることになる(p13)
・アメリカの住宅ローンは、ノンリコースローンが一般的で、ローンを返せなくなったら家を銀行に引き渡す、それで借金はチャラ、残債リスクはゼロである。サブプライムローンで多くの人が家を追い出されたのは、ローンをチャラにするため(p16)
・自宅購入:価格4000万円(頭金1000万円)、35年ローン(修繕費は10年毎に150万円)、賃貸:家賃、10年目まで15万円、26年目まで20万、35年目まで10万円とすると、金利が1%の場合は22年目、金利が1.7%となると両者は同じになる(p20)
・相続したい財産が1億円あったら、わざと1.8億円の物件を8000万円借金して買うと、物件の評価額は6000万円程度なので、借金が8000万円あると、相続財産はマイナスとなり相続税がかからない、というのがタワーマンション節税(p33)
・20階建て高層マンションで80平米の修繕積立金を計算すると、16,480円程度、200円/平米となる(p37)
・どんなに手入れした家でも、駅からxx分・xLDKという、カタログスペックでしか評価されない(p40)
・株取引では当たり前の情報が、不動産サイトでは開示されない(p46)
・金利は、あくまでも実質金利(名目金利-物価上昇率)で考えるべき、デフレ下では金利負担は増える。バブルの発生要因として一番影響が大きいのは、実質金利、人口動態や土地神話以上(p57,59)
・スキーリゾートマンションは、共用部分がやたら豪華な造りになっているので、毎月の管理費が3-10万円とばかにならない、そして今後値上がりする可能性は限りなくゼロ(p63)
・一度購入してしまったら最後、もう二度と売るに売れず、半永久的に管理費・修繕費、固定資産税を支払い続けなければならない、恐ろしい物件である(p64)
・日本で長らく地価が大きく上昇しなかった理由のひとつとして、日本銀行がデフレを容認して、実質金利を高止まりさせていたから(p71)
・危ないサブプライムローンを1000件集めて、リスクの少ない順に並べると、マジックにより、評価がトリプルAとなる(p76)
・礼金とは、1923年に発生した関東大震災の名残、関西地方にないのはそのため(p101)
・都心ではなく、郊外の私鉄沿線の駅から徒歩10分以上かかる戸建て住宅は悲惨、備え付けの設備は賃貸・分譲に限らず、なんの価値もない(p123、126)
2016年7月3日作成
Posted by ブクログ
マイホームの購入を考えている人に警鐘を鳴らす上念司氏の新著。
著書自らマイホーム購入経験があり、痛い目にあっているらしく、その経験を元にアツく語られている。
家庭を持つと、持ち家か?借家か?という議論がよく聞かれる。
あっしもいい歳なので、まったく考えないことはない。
上念氏は借家派の立場で、悪魔(不動産関係者や金融機関)のささやきから身を守るための知識を、ユーモアたっぷりに伝授してくれる。
ある動画では「この本は、宗教の本です」と語っており、自ら借家派の信者として、マイホーム購入反対を訴えている。
あっしも今んとこ借家派だけど、一生ローンにしばられなければ持ち家もいいと思う。
ただ、どの分野でも言えることだけど、知識のないまま手を出すのは危険。
悪魔に搾取されないように、必要なちからをつけて、対等にわたりあえるように準備しておくことが重要だ。
宗教テイストが著書のいたるところにちりばめられているので、初めて著者の本を読んだ人はひくかもしれない。
しかし、このノリが著者の魅力なので、軽く読み流す感じでOKです。
Posted by ブクログ
ギャグ満載で笑えた。腕を組んだり、指差しした筆者のスタンプが格言とともに多用されている。
不動産業者などを悪魔の手先とこき下ろし、神の教えに従って生活スタイルを築いて行くことを布教する言い回しは面白い。
そもそも何回も引越ししてる人が何故20代で家を購入したのか・・そこに尽きるかと。マイホーム神話の信奉者でもそこは押さえてるはず
東南アジアに駐在してた身としては最後の海外移住の検討についての逸話は意味不明。マレーシアのブミプトラが外国人にどういう不利益を与えたのか示せてないし、豚食べてる人がいるから退社しますってエピソードもちぐはぐで、何のために記載したのか意図が理解できなかった。
誰かから聞いた話を安易に本に書いてるだけなのであろう。くしくも筆者は、「人のいうことを鵜呑みにする病気の人が多い」と嘆いており、これも意図された喜劇なのかもしれない
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