三木由記子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
子供の頃にはあまり理解出来なくて、冒頭の魔法使いを探す遊びしか覚えていなかった。
何度も読んだはずなのに、断片は覚えていても全体のストーリーが頭に入らなかったのだ。
肝心の赤とんぼの名前も「よしえ」だと勘違いしていた。(ここが一番のテーマでもあるのに!)
今改めて読んでみると、経済や教育、人々の生活の変化などいろんなものが揺り動いた昭和の時代を切り取っていたことに驚く。
例えば各家庭の教育方針の違いだとか、美奈代たちのお母さんがシングルマザーでバリバリ働いて他の母親から奇異の目で見られているところなども、まだこの時代には新しかったとも思うし、今の時代に通じているとも思う。
そういえば田舎であ -
購入済み
夢をもつこと
どんな苦境にあっても…苦境にある時こそ、夢を捨ててはいけない。夢にしがみつかなくてはいけない。
クレヨン王国で夢を叶えた清少納言、夢を売ってしまった百点マシン(と、代わりに「こちらの」世界へ戻ってきたマシンのかげ)、クレヨン王国から夢をもったまま帰還し、これから大人になっていくさつき。
王国へ脚を踏み入れた3人の、三様の行く末から、作者のメッセージが伝わります。 -
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Posted by ブクログ
子どもの頃夢中になって読んだクレヨン王国シリーズ。その中でも好きだった月のたまごシリーズを、久し振りに読んでみました。
あまりのメッセージの多さに圧倒され、昔ほどストーリーに夢中になれませんでした。
まゆみの三郎への思い、月のたまごの使命、黒髪山の役目、アラエッサとストンストンの人間臭さ(鶏と豚だけど)
それを受け止める自分は大人になってしまったんだという事が、少し残念であり、悲しくあります。
大人になった今、小中学生のようなみずみずしい感性を取り戻したい。そして、同時に物語のメッセージを大人として受け止めていきたいと思いました。
私の好きな場面は、PART1ではなかったようです。な -
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