【感想・ネタバレ】クレヨン王国 幽霊村へ三泊四日のレビュー

あらすじ

ちょっとよわむしな4年生の男の子、建。テレビ局につとめる美人の叔母、明石ちゃん。テレビ番組「幽霊村探検」の取材で、二人は、鉄びん・ろうそく・蚊とりブタなどをもって、ふしぎなことがおこるといううわさの山中へ。三日月が山の端にかかるころ、草原がさわさわと鳴って……。二人が見た幽霊の正体は?

●いやはや、おどろきました。たいせつな戦没者慰霊祭のときに、元気な美人と、気のやさしい男の子が、わが王国にまぎれこんできたんですから。 あっ、失礼。わたしは、九〇四(クレヨーン)大学名誉教授・尾野菜田成馬仁馬仁(おのなだなるまにまに)。やさしくたのしいはずのクレヨン王国の中にも、魔界があるのです。王国からまよい出た悪霊たちと出会ったかれらは、よくたたかいました。2人がどんなふうにたたかったのか、お話をきいてくださるかな。

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Posted by ブクログ

クレヨン王国シリーズでは1位、2位を争う作品。30回以上読みました。それでもたまに読みたくなる。尾野菜田成馬仁馬仁。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

"月のたまご"で登場したナルマニマニが主要キャラとして登場して嬉しかった。明石ちゃんの容姿がグルーニカと似ており、思い出している挿絵も素敵だ。p38
1泊の肝試しに行くということで、鉄瓶や絵ろうそくなど、妙なものを持っていくなと思いながら、それぞれ黒丸鉄兵というござる口調の武士や、丁寧口調のしっかり者でよく気のきく旅館の若女将のようなキャラクターとして登場。
トランプのジョーカー"バッサニオ"が「明石ちゃんは妖怪になった。早くたすけてあげて」p180
果たしてバッサニオの発言は嘘か誠か、敵か味方か見極める場面が面白かった。
後半も明石ちゃんの行った世界はSFチックで面白かった。

イタリヤくんに誘われて小屋を出てしまった明石ちゃんは、キノッペくんの発見したキノジロ菌(空気を綺麗にする菌)のおかげで大富豪になり、キノジロ財団を設立。しかし精子を破壊することも分かり、生殖ができない。慌てて菌を排除しようにも、菌の効果を頼りに有害汚染を撒き散らす工場がたくさん稼働していたので難しい。住まいを遮断膜のドームで覆ってみるも、鳥の汚染された糞で穴が開く。月が迫ってきて手に負えなくなり、宇宙への脱出をはかる。p200


あとがきにて、
「水色の魔界」を書いたあと、「みどりの魔界」をとか、「茶色の魔界」をとか、いろいろとアンコールがありました。じつをいうと、私は、怪談が好きではありません。理由は書いているあいだに、かならずどこか身体の調子がわるくなるという単純なものです。それで、もし、書くとすれば、全部ひっくるめてはき出し、もう二度とおばけものを書こうという気がおこらなくなるような総合的なものにしたいと考えていました。

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2024年02月23日

Posted by ブクログ

読み進めるうちにどんどん面白くなっていく本です。クレヨンの幽霊が主人公に話して聞かせた、「空を飛んだ蟻」の話には思わずうるっとしました。植物の名前が色々出てくるので、調べながら読むとなかなか楽しいです。人間は自然を守りながら生活しないといけないな、とつくづく思いました。作者のメッセージ、多くの人に受け取って欲しいです。

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2021年10月14日

Posted by ブクログ

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ナルマニマニが大活躍。
明石ちゃんと意外と年が近くて驚いた。
私もいつのまにか大人になっとったんやなぁ。

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2011年04月24日

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