木下けい子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
【あらすじ】創幻堂出版に勤める編集者・六車君の担当は、我が儘で気紛れで、だけど才能溢れるミステリ作家の由利京一郎だ。真夏に焼き芋を、真冬に西瓜を所望されても、たとえいきなり刀を突きつけられても、尊敬する由利先生の作品のためならと、今日も今日とて奮闘する六車君だったが、戀にはとんと奥手で・・・。
雰囲気のある文体がなんとも素敵な昭和の空気を演出している物語。由利先生と六車君の関係がほのぼので読んでて胸がほっこりした。
この雰囲気の為か、(最後のおにょおにょが無ければ)普通の文学作品としても通用しそうな気がする。
初心でヘタレな六車君は本当に可愛いくて、彼みたいな超癒し系な嫁がいる先生が羨ましい -
Posted by ブクログ
今回初めて読んだ木下けい子さん。
こういう線が細くて受け口な絵は正直微妙なんですが、ものすごく微妙な所でつぼっちゃいました。
表題作「泣き虫なリトル」の吉野君の泣き顔はたまらん!!
それから「秘密」の二人、もうちょっとお話し読みたかった。いいなぁ背広。。。
「君は僕のもの」「僕は君のもの」たまらん!!この司君とひーちゃんのなんというバカップルぶり!
女王様体質のひーちゃんが不安に揺れる所とか、子分のつもりでいた司君が気が付いたら自分よりずっと大人になっちゃってる事に焦る所とか。
で、結局ひーちゃんの本名は?(笑)
これはレンタで読んだんですが、手元に置いておきたい本です。ああでもどうせ買うな -
Posted by ブクログ
大学生親友モノ。実は、この手のタッチの画ッテ、あんまり好きじゃなかったのです。線がはっきりしてなくて、幾つもあるような感じの。でも、何コレ何コレ!いーんじゃなーい!(笑)学生よりもリーマンの方が好きですが、コレは等身大な感じが良い!学生時代ッテいいね!親友である野田に恋する気持ちを自覚した友坂(受)は、なんとか必死に隠そうとする。野田が掴んだ手首にこっそりキスするシーンはキました。「みっともねぇ…」この台詞、すんごい好きだった!なんちゅーか、変に酔ってなくて。友坂の気持ちを知った後の野田の行動も良かった。女の子はこうすれば喜ぶのに…ッテ友坂の気持ちを考えずに、条件反射的な行動がリアルだよね。巧