高橋知子のレビュー一覧
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ネタバレようやく再開した読書習慣
長いこと、いろんな本を読んできたけど
好きな作家を追い続けたり
好きなジャンルに偏ってたり
それはそれで面白いんだけど
Bar営業を始めてから
読書好きな常連さんから
いろんなジャンルの書籍を紹介してもらって
結構、幅が広がったなぁーと思いきや…
最近は、お気に入りのYouTubeチャンネルで
おすすめしていた書籍を読んでみるという試み
特に、影響を受けてるのは
最近ドはまりしてる
YouTubeチャンネルの
『岡田斗司夫ゼミ』
オタキングと自称しているだけあって
サブカル系の書籍はもちろん
ビジネス書や、歴史、医療など
とにかく幅広く解説してくれ -
Posted by ブクログ
ネタバレ「アルジャーノンに花束を」で行われたことと
似たような実験が現在では行われており、
経頭蓋磁気刺激(TMS)治療により、
自閉症と診断された著者が大学で行われている
実験に参加し、自分自身に起こった変化が
詳細に綴られている。
「電磁石を介してパルスを送って、人の脳に
ごく少量のエネルギーを注ぐ」(P28)によって
「脳内の神経ネットワークに電磁エネルギーを
くわえると、ネットワークが新たな回路を作り、
強化したい回路を強固にします。」(P29)という。
治療を受けて著者は人の心が理解できるように
なったりするが、それは今までうまく行っていた
人間関係が悪くなったり、世の中の悪いニュースを -
Posted by ブクログ
フリーダ・マクファデン『ハウスメイド 2 死を招く秘密』ハヤカワ文庫。
シリーズ第2作。個人的にはシリーズ第1作をそこまで評価していなかったのだが、『2026年版 このミステリーがすごい!』でベスト10に入っていたのには驚いた。
アメリカ版の『家政婦は見た!』或いは『家政婦のミタゾノ』みたいなメイド・サスペンス小説だ。
本作は四部構成になっており、起承転結がはっきりしている。ミリーに降りかかる事件を描いた第一部、第二部で再び世界がガラリと変わる。第三部はミリーに降りかかった事件の真相が明らかになり、第四部はその事件の真相に向けた、やや早足な解決編となっている。
読み易いと言えば読み易い -
Posted by ブクログ
ネタバレ前科持ちのミリーが得た住み込みのハウスメイドの仕事。裕福なウィンチェスター家は理想的な家庭に思えたが、妻ニーナの不可解な言動と態度、反抗的な娘セシリアらにミリーは困惑する。寝室として与えられた外側からのみ施錠できる屋根裏部屋、英語が話せない庭師エンツォが告げた"Pericoro(危険)"という言葉。穏やかで魅力的な夫アンドリューの気遣いがいつかミリーの安らぎになっていくが―。
言行の一致しないニーナの行動は次第にミリーを陥れるいじめのようになっていくが、この仕事を失うわけにいかないミリーは黙って耐えるしかない。さらにはニーナの友人からは彼女の衝撃的な過去を聞かされる。精 -
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私は昨今のトランスジェンダー問題に懐疑的である。トランス女性が女性スペースに侵略したり、スポーツの世界で女性の表彰を妨害することに反対である。
だからこそ、著者の思想自体には近いと言えるが、読んでみると著者自身もミソジニーを内包していたり、性愛至上主義的なところがあることが分かる。そこに注意を傾けながら読まなければならない。
今が辛い時、別の何かにさえなれば問題は解決すると錯覚しがちであるが、その考えは危険だ。特に思春期には。
非常に難しい問題だと感じたが、訳者あとがきに書かれていたように精神疾患・精神病界隈では医学的事実が時代によって二転三転する。(発達障害についての知見とか)なので、トラ -
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軽度のスペクトラム障害を持ちながら、音楽エンジニア、自動車修理工場経営などで、成功してきた著者が、中年になって、脳の一定の箇所に電圧をかけるというTMS療法の実験台となり、他人の感情を理解する能力を得ることができ、その療法の効果は短期間で消えたものの、その後もひとの感情を気にかけるという能力が残ったことにより、その後の人生が豊かになったという実録。
もっとも、同時期に同じ療法を受けた彼の息子は、TMSの効果が消えたあと、特段のプラスはなかったようなので、うまくいったのは、特殊事例なのかもしれない。
なぜ、アメリカの本は、この程度の内容なのにこんなにページ数が多いのか、不思議だ。 -
Posted by ブクログ
時は2010年代。トランスジェンダー、性自認が肉体の性と異なる感覚を抱いていると主張する人が、特に欧米の、未成年の少女の間で急増していることがわかった。理解が広まった結果なのであれば喜ばしいことだが、調査を始めると、全く別の、社会全体に関わる重大な問題が顕になってきた――。
少女たちが自ら望む "Irreversible Damage――回復不能な損害" とは。
本書を短絡的にジェンダー/トランスジェンダーの問題に分類すれば、必ず問題の本質を読み誤る!
少女たちの "流行" の実態を明らかにし、ジェンダー思想と性自認の実情、思想と彼女たちを政治的 -