高橋知子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
あぁぁぁ、やっぱり面白すぎるよ『ハウスメイド』!
なんていうかな、もう完璧にエンタメなのよ。
続きが気になりすぎて、ページをめくる手が止まらない。
シリーズ完結編、最っっっ高に楽しませてもらった!!
『ハウスメイド3 最後の秘密』フリーダ・マクファデン
あのミリーが結婚し、家庭を持っていて(!)、
さらには一戸建てをローンで購入したという、
妙に所帯じみたところから始まる最終巻。
もはやハウスメイドは関係ないのでは……
と思わんでもない。
けれど、ミリーのいるところには必ず何かが起きる。笑
隣には、こちらを常に監視しているようなおばさん。
そして、ミリーの夫に何かと色目を使ってくる既婚女性。
ヤキモキするんだ、これがまた。
中盤くらいまで、ずっとヤキモキ。
夫を信じたい。
でも、彼は頻繁に隣の奥さんの家へ出かけていく。
天真爛漫だったはずの息子は、
いつしか様子がおかしくなっていく。
夜中には、どこからか引っ掻くような音が聞こえてくる。
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この『ハウスメイド』シリーズは、
第一部と第二部でガラリと視点が変わるのが特徴。
そして、その先にはとんでもない大どんでん返しが待っている。
この完結作でも、それはもちろん健在だ。
読者は、この物語が
見かけ通りのままではないことを知っている。
それでも、結末がどこへ向かうのかまったく見当がつかないのだ。
そして、これまでシリーズを読んできた人への
プレゼントとでもいうように、
驚きの仕掛けが幾重にも用意されている。
ミリーの原点へと迫る最終章には、
思わず深いため息が漏れた。
✧
良い意味で、小説を読んでいる気がしない。
まるで映画を観ているように、非常に映像的な
『ハウスメイド』シリーズ。
1巻が日本語訳されたのは2025年8月。
2巻は2025年12月、そして3巻は2026年7月。
こんなにも短いスパンで、
怒涛のようにシリーズを楽しめたことは、
私の読書人生の中でも記憶に残る体験でした。
解説に登場した番外編も、
ぜひ邦訳してほしいな。 -
Posted by ブクログ
シリーズ2作目。前作に引き続き今作においても、良い意味で予想を裏切る展開となっており非常に楽しめた。
単なるミステリーでなく、勧善懲悪ヒーローもの的な、エンターテインメント性もあるため、頭を捏ねくり回さずに、純粋に物語に没頭してしまう。忙しい日々の隙間に充てる余暇として、まさに最適な作品だと思う。
作中には、人間の嫌な部分を凝縮・誇張したキャラクターが登場する。そんなキャラクターを見て、「いるよね、こういう人」と自分の体験に重ね合わせ、そんな悪どいキャラクターたちが因果応報の目に遭う様を見るのは、かつて嫌な思いをした自分を慰められるようで、ある種の爽快感すら覚える。
ストーリーの読みやすさやエンターテインメント性は勿論だが、主人公の真っ直ぐさや人生に奮闘する姿には、人間らしい生き方としての深みも感じることができる。これらの要素が物語の奥行きにも繋がっているのだろうなと思う。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ一気読みした。
前科持ちのハウスメイドが務めるのは、ヒステリーな精神病持ちの奥さんと、優しくて金持ちで完璧な旦那の家庭。
やがて旦那と不倫関係になったメイドは、旦那の隠されたサディストの一面を知る。
ここまでは予想通りだったが、メイドの前科(殺人歴)が発揮され、旦那は再起不能なまでに打ちのめされる。
奥さんがメイドに真に期待していたこと、そして彼女を守るために用意してきたことの数々。伏線だったと明らかになった時の快感があった。
か弱くて何も持たなかったメイド・ミリーが、強き殺人メイド(DVに苦しむ妻たちの味方)へと覚醒するのが面白い。
毒を毒で制す。
感情移入先は、メイドから奥さんへと途中で切り替わる。可哀想な人に、人は感情移入する。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ相変わらず第3章がめちゃめちゃ楽しい! 「えっ、そっち!?」の連続で、最後の最後にちゃんと「ハウスメイド」に帰着するところなんかは本当に予想してなかったから面白かった。
途中までずっと「ニコが殺したのをエンツォが庇ってるのか…?」「それにしてもエンツォが会話をしなさすぎる」「エンツォ、会話をしろ」「エンツォ!!!!」と思ってたんだけど、そして読み終えてなお「エンツォ!!!!!会話をしろ!!!!!」とは思ってるんだけど、エイダの罪を庇ってるとは思わなかった(というか彼女が大人しすぎて物語にあまり出てこなかったのはある)。
それにしてもエイダがミリーに似てきててかわいい〜。大事な人を守るためにナイフを振り上げるところ、両親の血だね。ミリーとエンツォは彼女がその手段を選ばなくてもいいようにめちゃめちゃ愛して守ってあげてほしい。
ニコはどうなんだろうな〜、過剰なストレスから手を出しちゃっただけで、殺すという選択肢はいざとなっても取らないような気がする。それこそエンツォに似てるのかも。
というか今気付いたけど、エイダの正当防衛を家族ぐるみで隠蔽して彼女を守るという展開、かつてのエイダがしてほしかったことなのか。あの日のミリーも少しは救われてたらいいね。
殺人周りとしては、
・ニコがあの家で隠し部屋を見つけていなければ、結局ジョナサンにいつか殺されていたかもしれない。
・マーサのことをエンツォが救い出していなければ、あの日マーサはジョナサンの家に忍び込んでネックレスを盗んでいなかった。
・エイダがあの時ジョナサンを刺していなければ、マーサもジョナサンを殺せなかった。
・マーサがジョナサンを殺してくれたおかげで、警察があの部屋を見つけて、ジョナサン殺しはエンツォの罪でもエイダの罪でもなくなった。
という完璧なパズルが完成してて完璧!!!!!と思った。こういうの大好き。
ずっとミリーと一緒に「エンツォ!!!!」と思ってたけど、2周目したら意図が分かってちょっと許せるかもしれないので、そのうちまた読もうかな。