高橋知子のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
【2026年103冊目】
切実に職を探し求めていたミリーが得たのは、金持ち一家の家政婦だった。ところが豪華な屋敷に住み込みで働くことになったミリーが与えられたのは、小さな屋根裏部屋。なぜか鍵は外からしかかけられず、唯一ある天窓は開くことができないオマケ付き。雇い主であるニーナの気まぐれに振り回され、一家の娘であるセシリアは一向に懐く気配を見せない。唯一優しいニーナの夫であるアンドリューだけが心の拠り所だ。だがミリーもまた絶対に職を失いたくない過去を抱えていて――映画原作「ハウスメイド」第一作目。
訳が上手くてするする読めちゃいました。主人公のミリーにも癖があるのがとてもいい、彼女が抱えている -
Posted by ブクログ
話題の本のようだったので、読んでみました。
500ページ越え、しかも翻訳もの。
わたしにとってはなかなかハードルが高かったのですが、読み始めるとあっという間!
皆さまが高評価をつけている理由が納得でした。
作品は3部構成で書かれています。
1部では、ミリーと彼女の雇い主であるニーナの関係が色濃く描かれ、2部では1部のからくりが明らかに。そして3部では、事件後のミリーとニーナが描かれ、比較的穏やかなムードで終わります。
まず、1部のニーナが相当イカれた人間に描かれているんですよね。
そのため、ニーナに振り回されるミリーがどんどん哀れに思えてきて、逆にものすごくいい人に見えてくる。
-
Posted by ブクログ
シリーズ2作目。
前科持ちのミリー。
最初にハウスメイドとして雇われたお屋敷で、夫から虐待を受けていた妻を助けた。
それ以降、ハウスメイドとして働きながら、家庭内で辛い状況に置かれている女性たちを助ける活動を続けている。
なかなか新しい仕事が見つからないミリーのもとへ、資産家のギャリック家から「ハウスメイドとして来てほしい」と連絡が入る。
「あなたは〝優秀〟だと知人から紹介された」
そう話すのは、IT関係の会社でCEOを務めるギャリック。
紳士的だけれど、少し神経質そうな男だ。
妻のウェンディは身体が弱く、体調がすぐれない。
そのため「彼女の部屋には入らないように」と指示される。 -
Posted by ブクログ
アンドリュー、とんでもないやつ!!!
コナーズがいてよかった!!!
シシーの生命の安全が盾に取られているのが本当にいやだった。もしわたしがニーナの立場だったらどうしようって思った。
そしてなんか重大な罪を犯したんだろうな〜と思っていたら、想像以上に暴力的な経歴があったミリー。
文庫の裏表紙に「すべてがひっくり返る」と書かれてたのを先に読んでいたので、ニーナはまともでアンドリューがやばいやつってわけね〜と察しがついてしまったのがもったいない。
重大なネタバレではないか…
ニーナの徹底した奇人ぷりは面白かった。
あとシシーのことを食べちゃいたいっていうか食べられるくらいかわいい、みたいに言って -
Posted by ブクログ
前科があり、仕事も住む場所も失いかけていたミリーが、裕福な家庭でハウスメイドとして働き始める物語です。
最初から家の中に妙な違和感があり、「この家、絶対何かある」と思いながら読んでいましたが、その予想を何度も裏切られました。
怪しいと思っていた人物への見方が途中から大きく変わり、誰を信じればいいのか分からなくなって、後半は完全に振り回されました。
ただ、ミリーの行動には「そこまで無防備に動くかな」と少し苛立つ場面もあり、展開が出来すぎているように感じる部分も正直ありました。
それでも、読み始めたら止まらない勢いがあり、最後までしっかり騙されました。
読み終えた後に前半を思い返すと、何気ない場面 -
Posted by ブクログ
ミリーがお母さんに!1作目ではハンサムな雇い主にフラフラする若い娘さんだったのに。産後の体型を気にしながらセクシー過ぎる夫を心配しつつ、娘と息子に愛情を注ぐ良き妻、良き母に成長していて感慨深いです。子供の教育方針で夫に不信感持つの共感しかない〜。
愛と信頼で結ばれたミリー夫婦に不協和音なんて起きるのかなと思いながら読んでいくと、信頼したい気持ちと愛してるからこその心配からくる不安がどんどん膨れてきて、終盤はほんとにハラハラしました。
本シリーズの大好きなところは、不合理には最後ミリーがきっちり落とし前を付けてくれるところ。
タイトルの伏線回収がしっかりあるのもオシャレで良かった。