高橋知子のレビュー一覧

  • トランスジェンダーになりたい少女たち SNS・学校・医療が煽る流行の悲劇

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    本書の刊行に関する政治的なゴタゴタはともかく、帯にあるとおりヘイト本ではなかった。むしろ、都市化による個人の孤独化やSNSによる子供への精神的な影響、実体を無視して暴走する観念、ネット上でカルト化する人権運動、資本主義経済が倫理を踏み潰して暴れている様などが読み取れるアメリカ現代社会の病理を描いたルポとして非常に興味深い内容だった。トランスジェンダリズムの流行とは現代社会の問題点が集約された社会現象だったのだなと改めて思わされた。

    現在アメリカで「トランスジェンダー」を自認する人の多くが、かつて性同一性障害と診断されてきた人々とは違って、思春期に突然性別違和を感じはじめた少女たちだと言う。本

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    2024年04月11日
  • トランスジェンダーになりたい少女たち SNS・学校・医療が煽る流行の悲劇

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    日本での刊行にあたり発売が、反トランスジェンダー本で有害だからという理由で抗議があがり、一旦中止に追い込まれた本書。反トランスジェンダー本でもなんでも無かった。アメリカでも日本でもどこでも有害な活動家(医者をはじめとする専門家も含む)はいるし、彼らを信じて感情的になり事実に目を背ける大衆がいる。本書が日本でも刊行され書店で手に取ることができ、読むこと、知ることの権利が奪われなくて本当に良かった。性別違和、急速発症性性別違和(RODG)に悩み性別適合手術(乳房を切除するトップ手術)を受けた後に、自らの選択、行動を後悔している彼女(少女)らの心のケアは誰が行うのだろうか。日本での本書刊行に反対した

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    2024年04月06日
  • ひとの気持ちが聴こえたら 私のアスペルガー治療記

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    非常に面白かったし、興味深かった。
    現在、知っているADSDやASDについての知識が、いかに表面的なもので、中途半端なものか、わかったし、未知の領域なのだ。

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    2024年01月21日
  • レヴィンソン&リンク劇場 皮肉な終幕

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    ブラックジョークの詰め合わせみたいな一冊で、死体がごろごろ転がっているっていうのに何度かうっかり爆笑してしまった。とりわけ『強盗/強盗/強盗』や『ジョーン・クラブ』みたいな天丼ネタが面白くてお気に入り。アリバイ作りが失敗したミステリとしての『愛しい死体』も、ものすごく良かった。ブラボー!

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    2022年10月28日
  • ひとの気持ちが聴こえたら 私のアスペルガー治療記

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    注意して読んだのは、TMSを施されたあとのジョンを含む被験者の変化がどのように現れ、それらが彼らの言葉でどう表現されるかということ。
     この表現に使われる言葉が抽象的であればあるほど私の想像はクリアになっていく様に感じたし、それを脳科学的に解析するアルバロをはじめとする医師たちの言葉はその想像を実際に脳の構造を描きその機能を理論だててくれた。
    既に観た映画『アルジャーノンに花束を』は本書を映画化したものと思って読み始めたがそれは違った(よくある原作と映画化の相違みたいなものかもしれない)
    どちらも良い作品であるだと思うが。

     やはりこの本の優れているのは何と言っても、日本語訳。ジョンのTMS

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    2022年08月30日
  • ひとの気持ちが聴こえたら 私のアスペルガー治療記

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    「普通の人」の定義ってなんだろう。
    そう考えさせられるお話。
    病気は治すことが良いとされていて先天的な精神障害もその例外ではない。しかし、筆者の体験からは必ずしもそうではないと思い知らされた。
    もっとも、筆者は病気という認識はなくひとつの個性として受け入れてきた時間が長いことが功を奏していたのだろうけども、自閉症と診断された子供はかつての筆者のように学校や親からはそれは悪いもので治さなければいけないものとして認識しなければいけなくなる。
    病気として定義づけることはマイナスの要素を孕んでいて、治療することはその人の個性を奪う可能性もあることを周りの人間は知っておかなければならない。
    試しにこの治

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    2022年02月21日
  • ひとの気持ちが聴こえたら 私のアスペルガー治療記

    ネタバレ 購入済み

    聴こえることの長所短所

    私は自閉症スペクトラム障害(ASD)があるので、ASDでない人が見ている世界と自分の世界にどれくらいの違いがあるのか知りたくて読みました。

    人の気持ちが分からなくても、分かるふりをして生活することはできます。ですが、著者の体験を読むと、共感能力があることがいかにカラフルな世界なのか分かりました。もちろん共感能力があるが故に辛いこともあるようです。

    「幻覚と現実」の章にTMSの女性被験者の体験が記載されています。アスペルガーの人が社交不安を抱えている理由を「よその国にいて、現地の言葉もろくに話せない状況に置かれているようなものです」と書いていて目から鱗が落ちました。今後、ASDのこと

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    2020年04月26日
  • ひとの気持ちが聴こえたら 私のアスペルガー治療記

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    実体験からなる魔法のような体験を書いた本で、脳の働きについて考えさせられました。


    特に「脳の一部の機能が劣っているとき、その部分が別の能力のために使われている」という点に納得感がありました。

    そうなると平均を求めるよりは、そういったものも個性として受け入れる社会にすることが人類全体として目指す方向なのではないかと思いました。


    しかし脳をいじっただけで一瞬で「人の気持ちが分かる人」になるということは、察するスキルって後天的に得られるものというよりはほぼ才能なんですね。

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    2019年06月11日
  • ジャック・リッチーのあの手この手

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    ハードボイルドの翻訳で有名な小鷹信光が編集した、全編本邦初訳の短編集。「謀」「迷」「驚」「戯」「怪」という切り口から、さまざまな味わいの良作をセレクトしている点も面白い。
    短編の名手リッチーが、文字通りあの手この手を駆使して繰り出してくる球は、鮮やかなどんでん返しが小気味よい「消える魔球」系から、じわりと温かい気持ちになれる人情譚、この作者には珍しいSFホラーめいた怪作まで、実にバラエティ豊か。
    「謀」に三篇収録の名探偵・ターンバックル物は、とぼけた味わいとミステリーの常道を茶化すような描写、予想を裏切る展開が楽しくてしょうがない。
    「怪」の巻に収録の「猿男」は、人生いいことばかりじゃないけど

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    2014年01月28日
  • ハウスメイド

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    ネタバレ

    夫婦の関係はわりと序盤後半くらいから予想できる感じで読み進めていたけど、えっ、そんな感じなのミリー!?(終盤の感想)

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    2025年12月28日
  • ハウスメイド

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    ネタバレ

    面白かった!
    子どものために自らを犠牲にしてきたニーナも、正義感が強く度胸のあるミリーもカッコよかった!
    少し気になったのは…エヴェリンがセシリアの面倒を見てた時はおぞましい罰は与えられてなかったんだよね…?ってところ。子どもはとにかく幸せになってほしい!
    ミリーはこれから始末人的な仕事を請け負っていくのかな。続編も楽しみ!

    物語がひっくり返るとか帯に書かれすぎていてなんとなくこういう展開かな〜というのは想像できてしまったのがちょっと残念だったかも
    本の内容よりもマーケティングのせいで面白さが目減りした感じ…

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    2025年12月28日
  • ハウスメイド

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    ネタバレ

    面白かった。
    真の悪人はこの人なんだろうな〜と大体想像はついていたものの、結末まで飽きさせることなく惹きこまれた。
    ミリーかっこいい〜!!今後同じような仕事続けていくのかな

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    2025年12月27日
  • ハウスメイド2 死を招く秘密

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    最初の作品が面白かったので、迷わず購入。
    相変わらずの読みやすさではあったものの、翻訳がひどい。。雑だなと感じた。
    内容が悪くなかった分、翻訳で台無しになった感じがして残念であった。

    大事件に至らなくても、こういう夫婦関係や家族関係はどこにでもあって、微妙なバランスで事件にならずに済んでいるのだろうなと思う。怖い怖い

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    2025年12月27日
  • ハウスメイド

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    ハウスメイドとして雇われたミリーが、その家族に違和感を抱きつつも食い扶持を逃すまいと奮闘しつつも巻き込まれていくお話。少し辻褄が合わない部分もあったが楽しく読めた。

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    2025年12月26日
  • ハウスメイド

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    襲いかかる違和感の連続に、ページを捲る手が止まらなかった。第二部が始まってすぐ、だいぶオチが見えてしまったのは残念だったが、プロローグの伏線回収や次回作を匂わせるような締めもあって、一気読みレベルで面白かった。

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    2025年12月24日
  • ハウスメイド2 死を招く秘密

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    1作目が面白かったので迷わず購入。
    今作は4部作。
    1部の緊迫した展開と最後のページの締めが良くて2部以降の続きが気になる感じがとても良い。
    個人的にあっと驚くような展開はなかったけどシンプルに面白い!
    海外作品やけど文章読みやすい、登場人物少ない、話の構成もわかりやすいから入門用にちょうどいいと思う。
    来年日本で刊行予定の最後の作品も読みます!


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    2025年12月20日
  • ハウスメイド2 死を招く秘密

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    面白かった…!
    ミリー、相変わらずキレッキレ!

    あのネタバラシをした状態で、どうやってシリーズにするのかと思ったら、なるほど。すべての違和感が最後に回収されていくのはまさに圧巻、今回も悪役は最高にクズでした。

    3作目で完結とのこと、楽しみだなー。

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    2025年12月20日
  • ハウスメイド

    mii

    購入済み

    ヒューマンホラー

    洋書はあまり得意ではないですが、SNSで評判が良かったため購入。

    口コミなどからある程度の予想はついてましたが、さらにその一枚上を行かれた感。
    やられた。面白かったです!

    刑務所に入っていたとか母乳とか青いバケツとか、日本ではなかなか触れないようなことを何のためらいもなく表現する感じがアメリカだなぁと思いました。日本の価値観からするとちょっとギョッとするというか新鮮というか。

    先述のポイントもふまえて、面白いけど映像化は難しいだろうと思ってたら訳者解説で映画化の話されててびっくり。これを映像化しちゃうところもアメリカ!って感じですね。
    アマンダ・セイフリッドのヒステリックな演技気になる…

    #ダーク #ドキドキハラハラ #スカッとする

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    2025年12月18日
  • ハウスメイド

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    ネタバレ

    海外小説は滅多に手に取らないのだけど、これはサクサクとストレスなく読める。

    作品は、ミステリーというよりも、これは人怖なのではないか。
    雇い主がやたらヒスを起こしまくるのので、若干疲労を感じたけれど、まさかそんな展開で?!と一気に話が盛り上がってくる。
    胸糞悪くなるようなサイコ、狂気、原因が分かった時には、まさかの事実に驚いた。
    「このミス」にもランクインしてるということで、前知識なく読んでみたけど、かなり没頭した。
    続編も注文してしまった。

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    2025年12月19日
  • ハウスメイド

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    どっひゃー!面白かった。
    サクサク読みやすいし、前半は面白くもまぁありがちよね〜なんて思ってたんだけど。
    後半から終盤への流れはもうゾクゾクしたわ。
    これぞエンタメ。

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    2025年12月16日