あらすじ
〈『このミステリーがすごい!』第1位作家〉の日本オリジナル短篇集。膨大な未訳から編纂者が精選に精選を重ねた23篇はオール初訳で、ミステリ、SF、幻想、ユーモア、青春物等々、幅広く収録。
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Posted by ブクログ
ハードボイルドの翻訳で有名な小鷹信光が編集した、全編本邦初訳の短編集。「謀」「迷」「驚」「戯」「怪」という切り口から、さまざまな味わいの良作をセレクトしている点も面白い。
短編の名手リッチーが、文字通りあの手この手を駆使して繰り出してくる球は、鮮やかなどんでん返しが小気味よい「消える魔球」系から、じわりと温かい気持ちになれる人情譚、この作者には珍しいSFホラーめいた怪作まで、実にバラエティ豊か。
「謀」に三篇収録の名探偵・ターンバックル物は、とぼけた味わいとミステリーの常道を茶化すような描写、予想を裏切る展開が楽しくてしょうがない。
「怪」の巻に収録の「猿男」は、人生いいことばかりじゃないけど、悪いことばかりでもないと思わせてくれる名短編。希望の持てるラストが胸を打つ。
「三つ目の願いごと」も「リヒテンシュタインの盗塁王」もいいなあ。
全編が「買い」、大満足。
Posted by ブクログ
確かにあの手この手感はある。
こうやって短い話を繋げてくると、星新一と、、ってなりそうだけど、そこはやはり海外の作家だから微妙に違っていて。なんていうか時々センスにはついていけないのが文化の違いだろうかね。
というわけで序盤はイマイチ普通感があるけど後半のほうが好きだったかなぁ。最後にどんでん返しというか、おおっ、てなる感じのがやっぱり好きよね。
Posted by ブクログ
このミスで始めて存在を知り買ったのですが、どれもこれも良質な短編で面白いです。
割と星新一のショートショートに近いような味付けで好みだし、特に「味を隠せ」などはラストであっと驚かされて非常にニヤニヤ出来た記憶。作者の他の作品も読みたいなと思いました。
これまた昔のやつ、当時の先輩がジャックリッチー大嫌いで肩身狭かったけど、割と楽しめた記憶
Posted by ブクログ
短編集。
さまざまなジャンルに分かれていて、読みやすかった。合間合間に少しずつ読めるのが良いですよね。ちょっと意味不明なものもあったけど、思わず笑ってしまったり、これは凄いって唸ってしまうような物もあって、楽しめました!