吉越浩一郎のレビュー一覧
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トリンプ・インターナショナル・ジャパン元社長、吉越浩一郎氏の最新作。吉越氏の本は何冊も読ませて頂いているが、今回の本は、今までの著書以上に、吉越氏は怒っているように感じた。それは日本に対する最終通告かのようだ。それぐらい危機的な状況だというのを僕たちは理解し、行動していかないといけない。
その危機的状況の原因を作っているのは、日本にリーダーが不在だから。吉越氏が提唱するリーダー論は、昨今のリーダー論とは正反対だ。厳しい。とにかく厳しい。結果がすべてと吉越氏は言う。この本を読んで厳しいと感じた自分もそうだが、これを読んで厳しいと感じている時点でダメなんだと思う。世界ではこれぐらい厳しくてあたり -
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「残業は百害あって一理」なしを最初から最後まで貫いている入魂の一冊
理想ではなく経営者としてトリンプを19年連続の増収増益を達成した経験からの言葉なので非常に重みがあります
周りの社員の手前、残業しないで定時で帰るのは気が引ける人が大半でしょうが自分が組織を束ねる立場になったなら是非とも実践してみたくなるのではないでしょうか
家庭内で「定年を迎えたら、旦那には死んでほしい」なんて本気にも冗談にも言われないための術が残業しないでプライベートを大切にすること
若いときから一緒に過ごす時間をもつことなのでしょう
残業しないことが少子化対策の簡単な解決策になるのは読めば納得で残業が当たり前の日 -
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吉越さんの本は何冊か読ませてもらいましたが、今回の著書では、今まで提唱してきた事を、もうそろそろ実行しようよという著者の強い思いを感じます。
何故残業が悪なのか。その悪の残業を無くす為にはどうしたらいいのか。それらのことは、この本にすべて書いてあります。
日本の経営者や、40代50代60代の人達には特に読んでほしい。ダメな上司が会社を日本をダメにしている現状を再認識し、すぐに実行する必要がある事を痛感してほしい。それが、この本を読めば少しは分かるのではないだろうか。
そして、30代20代の人達は、ダメな上司と会社の愚痴や文句を言わずに行動してほしい。後ろ指さされて煙たがれるかもしれません -
Posted by ブクログ
吉越式会議はまさにその方法論を惜しみなく掲載されている。
会議とは、
・物事を決める場であり、報告や発表の場ではない。
・議題や問題について誰が何をいつまでにを決定していく。
・進行は議長次第である。
・議長は会議がスムーズに進むために、準備をする。
・問われるべきはそのロジックに参加者が納得できるかである。
・義理人情感情ではなく、ロジックで判断する。
・担当者が自分で結論を作ってくることが重要
・オープンにし、皆が同じ情報を持っておくべきである。
また会議とは直接は関係ない事柄の中で、重要な考え方を以下に挙げたい。
・残業をしないと決断する。
・仕組み化には決断とリーダーシップが必要。 -
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MEMO
ロジカルに考える。
資料はA4サイズに統一し案件ごとにクリアファイルで管理。
丸投げ&チェック
活気のある会社はよくない。
静かな環境を作る。
PART1
①紙をなくせない理由
必要な情報を必要な時に取り出せる体制を整える。
資料探しの1分が致命的な失敗につながる。
1分の積み重ねが膨大な時間を無駄にすることになる。
情報整理バブル
完全デジタル化による一元管理はハードルが高い。
②A4用紙
紙を使う目的と方法を明確にする。
サイズはA4に統一。
木になるメールはプリント。
きずいたこと/きになったことを書く。
クリアファイル関連書類を -
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Posted by ブクログ
感想
情景がリアル。後書きにもあるがリーダーの基本が
しっかり詰まっています。
そして、リーダーの背負うリスクや臨場感が
海軍だからこそ?伝わってくる。
リーダーになったらまた読みたい。
評価
ポイントはわかりやすくまとめてある。
時代に左右されない姿勢のようなものが書かれている。
特殊な環境や、業界やレベルに合わせた
マネジメント、組織づくりまではいかないかもしれないが、
要諦は理解できると。
◆部下を引き出す工夫
・君が艦長だ(全員がリーダー)
・部下の方がよく知っていると言う(信頼と権限)
・アイディアを褒める(改善・創造の重視)
・部下の成長と幸せを願う
◆仕事を任せる