あらすじ
本書の著者、吉越浩一郎氏は、英語のほかにドイツ語とフランス語を話す。そんな彼がこういっている。
──外国語ができると人生の幅が広がる。人より良い仕事をする機会に恵まれ、多くの人に出会える。
また、違った文化を知ることでユーモアの幅も広がり、楽しいことにもたくさん巡り会える。
特に、英語ができるようになることは、人生に多くのチャンスをもたらしてくれると。
本書の見出しを紹介しよう。
◎「文法の勉強は、英会話には役に立たない」というのは間違い
◎発音なんか気にしなくてもいい
◎言い間違い、聞き間違いは気にしない
◎外国人とのビジネスでは、「英会話力」よりも「中身」が肝心
◎聞き流すだけでもヒアリング力は身につく
◎モチベーションを高めるためにTOEICで目標を作る
◎日本人同士の会議を英語でやる必要はない
等々、社会人になってからもう一度、英語の勉強をして英語を話せるようになりたいという人に最適のものとなっている。
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Posted by ブクログ
この本は単純に英語を話せたらいいよ、というものではなく、英語を通してビジネスとはどうあるべきかを分かり易く解説してくれている。そして、もう一度本気で英語を勉強しようと改めて思わされた。
Posted by ブクログ
英語をやる価値を中心に,特に外人の思考回路や生き方について説明されている.
海外での会話では,日本人にはないロジカルな思考やコミュニケーションが求められている.
Posted by ブクログ
英語人材について知りたくて読書。
英語の学び方、勉強の仕方についてではなく、海外(主に欧米圏)での仕事の仕方、人材として成果を出し、生き残っていくための著者の経験と知恵を学ばせてくれる。
最後の語学学習も和魂洋才でやるという点は面白い。
海外で生活して今まで氣づかなった日本の良さを初めて知り、同時に氣づかなかった改善したほうがいい点も知る。それをしっかりと自分の言葉にして相手に伝えること。中身が重要であると述べている。
ロジックを超えようとしてきたところに今の日本の発展があるという話で、フランスの空港でストに巻き込まれた話があるが、ロジックで押し通す。それに対しては誰もそれ以上突っ込まずに諦めるのは、中国でも似たような現状だと感じた。
読書時間:約45分
Posted by ブクログ
・アメリカ人はロジック。結論ありきで、手の内情報をすべて打ち明けた上で、対等なディスカッションを行う。
・ホウレンソウは通用しない。
・ノルマではなくミッションを課すのが一流だ。
Posted by ブクログ
数ヵ月前から英語の勉強をはじめていたんですが、自分で感じるほどの成果がでずに悩んでいたところに見つけた本です、
英語の勉強法がズラズラっと書かれている本かと思いきや、勉強の心構えについては2割くらいしか書かれておらず、著者が英語を学び仕事に活かされた経験談と、日本と諸外国の文化の違いがツラツラっと書かれていました。少しかたすかし。。。
しかし、それはそれでなるほどなぁと思うこともあり、結果的には勉強をやる気になってきたので、結果オーライ?
今の仕事のやり方に悩んでいる方なんかは、外国人のものの考え方に触れることが出来て参考になるのかもしれません
Posted by ブクログ
英語でコミュニケーションができることは
「仕事」「プライベート」ともに役立つことを
事例を交えて紹介しています。
エピソードが面白い!
英語学習に挫折しそうな時に読み返したい本。
Posted by ブクログ
この方はドイツ留学時代に知り合ったフランス人の奥様がいらっしゃるそうですから、その境遇が”一般的”であるかどうかは別の話ですが、本書の記載内容には共感できる事項が満載です。
・外国語ができると人生(仕事)の幅が広がる
・外国語の学習に文法は必須
・企業にいる「英語屋」の話
- 結構ベンチャー系だと、居ますね。
・外国人とのビジネスでは、「英会話力」よりも「中身」が肝心
・仕事の対極にあるものは?
- 日本人の答えで多いのは「休息」
- 外国人の答えは「遊び」
−>日本人は過度な残業で「体力」が落ちている
−>体力が落ちていると「やる気」「気力」が落ちる
−>その結果「能力」(成果)が低下する。
Posted by ブクログ
飛行機の中で読んだ本。
この人の本は、ちょっと堅めの週刊誌記事という感じで、こういうときに読むのにちょうど良い。
いつか役に立つかもしれないヒマつぶし本として、というと失礼だけれども。
Posted by ブクログ
・ロジック
欧米人はなによりロジックを大切にする
日本人の義理・人情は通用しない
「今日の晩御飯は何がいい?」
「鍋がいい」「なぜ?」という具合
フランスではまず基本となる知識を徹底的に暗記する
その上で知識を使ったロジックを訓練する
日本人相手にビジネスをするなら、基本のロジックを構築して
残りを義理人情で埋めるイメージ
・ディベート
ディベートとは、両者が最初にすべての情報を開示してロジックを競うもの
日本のテレビ討論のように、後から相手の知らない情報を開示するのはルール違反
結局お互いの立場を譲らず並行線に終わってしまう
・強調的な話し合いを
ロジックを重視するため、段階的に情報を共有していく
ひとつずつ情報を共有すれば、自然と結論も合意を得ることができる
・外国では「酒にのまれたら」ビジネスは終了
外国人は酒に酔った姿を徹底的に嫌う
・自分の頭で考えられる人が認められる社会
「○○さんが言っていましたからやりました」
「いつもやっているからやりました」は通用しない
そういう人への吉越流
「あなたは自分で物事を判断しないようだ。
実は私の部屋に来た人はこの10階の窓から帰ってもらうことになっている。
だからその窓から帰って欲しい。
これはみんなそうしていることだから、わかったね?」
・英語よりも中身が大事
会話する相手が「自分なりの考え」を持っているか、を見られる
ただ英語が話せるだけはダメ
Posted by ブクログ
英語を習得する素晴らしさを説いた本
ポイントは何故英語を学ぶのか?をはっきりすること
これにより学び方はかわってくる。
この本はビジネス英語を必要としている人には
いいきっかけになります。
Posted by ブクログ
「残業ゼロの仕事術」でおなじみの吉越氏が書かれた英語についての書籍。といっても、英語の参考書でもないし、英語の勉強法が書かれている本(私は最初、そうかと思った)でもない。英語を学ぶことで見えてくる世界観や仕事への可能性、外国人と日本人のものの考え方について書かれている本といえると思います。外国人のロジック思考、日本人のあいまい文化、それぞれのよいところ、イマイチなところに触れながら、物事の捉え方や生き方について触れているところがいい。リーマンショック以後、日本企業はこれから待ったなしでグローバルなビジネスを考えないと生き残れないということが如実になってきた昨今。英語は嫌いとか、英語は苦手とか思わずに、英語に触れることの拒否反応から脱却するにはどうすればいいのかという一考になると思った本でした。