岡田屋鉄蔵のレビュー一覧
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購入済み
肉体美
岡田屋さんはタンゴの男からのファンで読んでいます。今回は、若干細身で中性的な受けであれ?いつもの筋肉隆々の坊主じゃない…と思ったのですが、内容はとても深みがある時代もので感動しました。特に、天狗の話がオススメです。
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ライアテアは、タヒチの島のひとつ。タヒチといえばゴーギャンを思い浮かべますが、楽園と現実との落差を痛感しながらもなお夢を追い続けた彼へのオマージュにも感じられるエキゾチックな表紙がステキです。
カバー下は、センセらしく男前な褌姿でした(´∀`*)ポッ
そして、ガン見してしまったのはあの裸身乗馬!これに尽きます。
でも、舞台の大半はLA、サンディエゴとアメリカなんですよね。
夢と現実が島と都会としてはっきりコントラストを持って描かれているのがいいです。
ゾムは少年時代に南の島で出逢った美しいマニをずっと追い求めています。いろんなものを失ってなおマニのことだけは忘れられない存在となっているので -
Posted by ブクログ
美しい装丁に劣らぬ極彩色の物語。
原因不明の難病で左視力を失ったカメラマン・ゾムと、その昔南の島で出会った現地出身の研究者・マニの話。 運命ってものがあるならば、こういう出会いの事だと思う。 奇跡と言い換えても構わない。
岡田屋さんの素晴らしい画力で魅せる美しいマニ。 疲れ果てた研究者の顔と島で見せた表情の違いに、人間の本質をみた気がする。 人は、気持ち1つで別の生き物のようになってしまえるんだ。
激しいセックスがあるわけじゃないけど、精神的な色気が静かに流れ込んでいる物語。 なんかもう、本当に脱帽です!
運命を受け入れたマニは素晴らしく男前だった。 あとがきでサラッと描かれていたその後の -
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Posted by ブクログ
あああ今回も切なかった…特にラストの海賊話は泣きました(oTヘT)o
他の誰かを怨むより、己の犯した罪を悔む事の辛さは計り知れない…そうやってボロボロになりながら生き長らえてきたサキラの15年間を思うと胸が苦しくなります。最後兄弟がやっとお互いの本当の気持ちを知り分かり合えた時、サキラが言うんですよね、契約するのは今だ!今がいいと…。その瞬間、兄弟仲睦まじかった頃の子供時代に戻ってやっと魂が成仏したのでしょう。絶望的な最期ではなく希望の光に満ちた、なんて美しいラストシーン!
それを見守る千と草薙。前回に増して阿吽の呼吸といいますか、いいコンビになりましたね。これから明らかになるであろう二人の -
Posted by ブクログ
面白かった〜痛快時代劇に拍手!
勿論それだけじゃなくて、背景には人間の切なさや悔しさ、哀しさ、憎しみ、様々な業が詰まっていて、しっかりした人間ドラマになっている。それらの業を全て請け負ってきた千の過去が気になりますね。にしても千〜色っぽいよ(*´∀`*)岡田屋さんの絵柄って正直苦手だったんですよ。ガチムチ過ぎて。でも時代劇凄くイイ!合ってる!色気もハンパないです。
それぞれの話が完成度高くて、女性向けBLの枠を遙かに超えている!多くの男性にも是非読んで頂きたいです。一話完結のドラマシリーズになっても面白そうだけど、ヘタにBLシーンカットされたら興ざめなので、妄想して楽しんでおきます(*´∀`* -
Posted by ブクログ
は~、泣いた。泣かされました。
座等の千載と流浪の剣豪、主税の魂の旅路第2弾です。この世では結ばれない恋の物語に心を揺さぶられる骨太なストーリー。こんなの描けるのは、岡田屋センセならでは。他の人には絶対にない強烈なカラーがあります。胸にずっしりきました。
特に1話目の心優しい力士の話には涙でした。力士を主役に持ってきてBLを描くという離れ業?なのに、美しい話で素晴らしいです。絵柄だけだと肉体関係重視なガチムチでゲイ向きに思えるけど、実はとてもピュアで深い愛情が絵師と力士の間に存在しているところに胸を熱くさせられるのです。
愛情というよりは魂の深淵をも感じさせた、第3話の海賊の話もよかった。