安東能明のレビュー一覧

  • 強奪 箱根駅伝

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    486頁とボリュームはありますが、会話文が多く、テンポ良く読めます。
    駅伝チーム、テレビ局、警察、犯人の視点ごとの描写切り替えで話しが進みます。
    テレビ中継の描写も細かく、駅伝ファンは特に楽しめるミステリーですね。

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    2022年11月03日
  • 強奪 箱根駅伝

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    身近な箱根駅伝が身代金誘拐事件に巻き込まれた。
    犯人は映像中継の技術を駆使してテレビ局を脅迫する。
    緊迫した場面が多く楽しめました。

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    2022年11月02日
  • 頂上捜査

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    新任キャリアとマル暴刑事。異色のタッグが「頂上」を捕る!

    キャリアの仁村は山梨県警捜査二課長に着任早々、県知事・有泉の贈収賄事案を手掛けることになる。県の人事委員長の職をあっせんする見返りに、葬儀会社会長・新原から三百万円相当の洋服仕立券を受け取ったというのだ。一方、県警組織犯罪対策室長の皆沢は地元暴力団の抗争事件を追っていた。激化した抗争に巻き込まれ命を落とした女は、仁村たちに情報を上げていたスパイだった……。県を揺るがす2つの事件。その衝撃の真相とは!?

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    2022年11月28日
  • 消えた警官(新潮文庫)

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    プロットはまずます及第点だが、登場人物の造形や描写が今一つで魅力に乏しく、しかも人物が錯綜していて非常にわかりにくい。つまりとても読みにくい小説。もう少し整理して書いてほしい。

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    2022年08月23日
  • 消える息子

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    タイムスリップミステリーでした。

    息子さんが相模湖で ぼくあそこで殺されたんだ。 
    と 突然言って 親は驚く。 
    そして なんと首に絞められた 指の後が浮き上がる。

    そういえば父親自身も 水辺で人を殺す生々しい夢を見ていた。
    もしかして なにか 関連があるのでは?と 
    古い新聞記事などを調べる。

    その後 父親が タイムスリップしてしまうのだが
    丁度 自分の母親が 若々しい頃。

    調べていて 変死で発見される人と 出会う。
    そして 殺されるのを防いだ後
    元の世界に戻るけど 歴史が変わった為か
    息子のいない世界になってしまった。

    というように 時間を飛び越えて 
    解決への道を探っていくのだ

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    2022年05月27日
  • 撃てない警官

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    ネタバレ

    警察小説でも、大事件は起きない。総務部門でキャリア官僚警察官を目指していた主人公が、上司のケツぬぐいで現場に立たされる、その現場で起こる日常事件を舞台にした、短編集。時系列かつ一つ一つの短編につながりがあるので、通しで読むと長編小説になっている。

    横山秀夫や今野敏、笹本稜平、佐々木譲ら、警察小説の書き手は多々いるが安東能明作品は所読。この1冊自体は傑出した大傑作とは言えないが、手堅くまとめてきて読ませる予感、シリーズを通して読んでみたいと思える。今後に期待したい!

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    2020年10月20日
  • 限界捜査

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    郊外の団地で女児が失踪、遺体で発見される。女児の母親の死、幼女に興味を持つ怪しげなグループの存在…。鍵を握るのは、同じ団地に住む母親とその愛人と一緒に住む女子高生早希。所轄の疋田班は少しずつ真実に近づいていく…。

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    2020年06月11日
  • 第II捜査官 凍える火

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    蒲田中央署の神村五郎は、元高校物理教師という異色の経歴を持つ。卓越した捜査能力で署内では署長についでナンバー2の扱い。相棒の女性刑事・西尾美加は元教え子だ。多摩川の電話ボックスで見つかった変死体は、焼死と同時に凍死の解剖所見が出る不可解なものだった。続けて渋谷の高層商業ビルのエレベータで、暴力団組長の不審死が起きる…。

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    2020年05月05日
  • 消えた警官(新潮文庫)

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    小幡弘海巡査部長は、二年前に忽然と姿を消した。生活安全課に異動した矢先のことだ。綾瀬署に所属する、柴崎令司警務課長代理、上河内博人警部、高野朋美巡査の三人は、小幡についての捜査を始める。ひき逃げ。老女の不審死。女子高生絞殺。足と頭脳で難事件を解決しながら、三人は底知れぬ謎へと迫ってゆく。警視庁が放棄した失踪事件に果てはあるのか。

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    2020年05月05日
  • 鬼子母神

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    読んでいて、首を絞めあげられているかのような苦しさを感じた。
    少し読んでは本を置き、読んでは置き。

    夏の、じっとりとした暑さ、しかし体の芯と末端が冷える冷たさに終始包みこまれた。

    MSBP(代理ミュンヒハウゼン症候群)がテーマ。
    ドラマ化もされている。

    霊より人間がやはり怖い。

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    2020年04月26日
  • 死紋調査

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    女児が死亡した踏切事故。彼女が数時間前に描いた絵が、その死を予知していた―?偶然彼女の絵を見つけた万里は、その状況の一致に慄然とする。死の直前に描かれるという「予知絵」に興味を持つようになった万里は、やがて息子の絵に「死紋」を見つけてしまう。その形を描いた児童の周囲には、次々と死が訪れていた。息子を救うため、万里は奔走するが―。

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    2020年02月21日
  • 潜行捜査

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    大晦日に発覚した一家皆殺しという残虐な犯罪。その捜査本部で重要な任についた幸本は、捜査方針の対立から、本部付を解任されてしまう。それから五年、膨大な物証に振りまわされ、事件は迷宮入りの様相を呈してきた。所轄署の生活安全課へと異動となった幸本は、捜査本部と異なる視点で、事件を追っていた。そして偶然に手に入れた犯人の指紋。タイムリミットは十日。幸本執念の単独捜査は実を結ぶのか!?

    設定は某事件だが、こんな結末でよいのだろうか。

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    2020年02月08日
  • 消えた警官(新潮文庫)

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    小幡弘海巡査部長は、二年前に忽然と姿を消した。生活安全課に異動した矢先のことだ。綾瀬署に所属する、柴崎令司警務課長代理、上河内博人警部、高野朋美巡査の三人は、小幡についての捜査を始める。ひき逃げ。老女の不審死。女子高生絞殺。足と頭脳で難事件を解決しながら、三人は底知れぬ謎へと迫ってゆく。警視庁が放棄した失踪事件に果てはあるのか。

    展開がおもしろかったのだが、この着地はないんじゃないのかと思う。

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    2020年02月08日
  • 女形警部

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    高部研一は一般家庭出身だが、歌舞伎好きが高じて子役のオーディションに合格。
    頭角をあらわし、女形として将来を期待されていた。

    しかし高校卒業後、突然警察官に転身してからは、難事件を相次いで解決するなど、
    卓越した捜査能力が買われ、33歳で警視庁捜査一課の警部に昇任する。
    ところがその翌年、ふたたび歌舞伎界に復帰。
    人気女形・村山仙之助として活躍する裏で、捜査能力を惜しまれ「捜査技能伝承官」に任命、
    極秘に警察に籍を置く。

    築地署の若き女性巡査・九重佐知とコンビを組んで、
    舞台と稽古の合間に、拉致監禁、ストーカー、地面師等、
    都会にはびこる悪に睨みを利かせているのだ――。

    観察眼と事件の筋

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    2020年01月26日
  • 夜の署長2 密売者

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    警察の支給品を大量に売る店が歌舞伎町に出現した。誰が何のために横流しするのか?(表題作「密売者」)。夜間犯罪発生率日本一の新宿署において、新宿の表も裏も知り尽くし「夜の署長」の異名を取る警部補・下妻晃が、新人女性刑事・村上沙月らとともに、事件に挑む。

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    2020年01月21日
  • 伴連れ

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    読んだ後書評を読んでシリーズものと知った・・・最初から読みたかった。
    「伴連れ」のどんでん返しが意表を突かれた。

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    2020年01月21日
  • 出署せず

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    これより先に「撃てない警官」があったが、しまったと思っていたら、解説が丁寧で読んだ気になれた。
    そしてあれやこれやで、柴崎が左遷されたのが綾瀬署の警務課、課長代理だった。
    間の悪いことが重なって、現場経験の少ない女性キャリアが署長になった。下で働く柴崎の署員との板ばさみ状態と、ついつい現場に足を踏み入れてしまう性格が、数多い警察小説の中でも物語を面白くしている。

    折れた刃
    職務質問をしてカッターナイフの携帯を見つけた。刃が6センチ未満なら軽犯罪法、6センチ以上は銃刀法違反になる、担当した警官二人は刃を折って短くしたがそれがリークされ、関わった巡査と警部補の取調べを開始した。難航したそれが終わ

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    2020年01月20日
  • 夜の署長2 密売者

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    スラスラ読めるけど主役の活躍がイマイチ。メインタイトルほど夜行性でもないし。夜の歌舞伎町を舞台にした、もっと大きな事件に挑むような長編を読んでみたい。

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    2019年11月28日
  • 女形警部

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    歌舞伎役者と刑事、二足のわらじで活躍する村山仙之助こと高部研一。子役から警官、警視庁捜査一課の警部に昇進後、再び歌舞伎役者に復帰という経歴が面白い。相棒は、歌舞伎好きを買われて抜擢された、入庁2年目の巡査・九重佐知。仙之助の稽古や舞台の間を縫っての捜査で事件を解決していく短編4つ。刑事物としてソコソコ楽しめるが、せっかくの設定が活かしきれていないように思った。もう少し、歌舞伎の世界に踏み込んだ内容であってもいいのでは?最後まで仙之助の口調に馴染めなかった。少し前に話題になった地面師や、東京オリンピックが絡んだ話が面白かった。

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    2019年08月12日
  • 彷徨捜査――赤羽中央署生活安全課

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    週末の赤羽に突如現れた四人の身元不明の老人たち。情報公開するも家族は一向に名乗り出ない。彼らの存在は「ミラクル4」と呼ばれ、日本中を驚愕させた。赤羽中央署の疋田は事件性を疑い、彼らの訛りと指先に工場勤務者特有の傷を持つ者の存在から、宇都宮の工業団地へ向かう。虱潰しに当たるとひとりの身元が明らかに。さらに、ある企業の年金基金の惨状が浮上し…。

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    2019年08月12日