安東能明のレビュー一覧

  • 水没 青函トンネル殺人事件

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    新進ファッションデザイナー・三上連は、少年の頃、ある人間を殺してしまい青函トンネルの中に隠していた。それから25年、パリの第一線で活躍する彼のもとに、何者かから「函館に帰ってこい」という脅迫状が届く。急きょ帰郷した彼を待っていたのは…。トンネル工事という無謀な国家プロジェクトに人生を翻弄された人々の哀歓の物語が始まる

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    2022年08月12日
  • 出署せず

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    警視庁総務部企画課という花形部署から綾瀬署警務課課長代理に左遷された柴崎令司が主人公。管理系ポストの警察官視点のちょっと風変わりな警察小説。4つの短編と1つの中編という構成。題名にもなっている中編の「出署せず」が一番面白かった。他の短編は面白くないわけではないのだが、今一つ自分にははまらなかった。同じような設定の小説でも、今野敏や横山秀夫の小説のほうが好きかもしれない。

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    2016年03月03日
  • 鬼子母神

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    保健センターに勤める保健婦の工藤公恵は、渡井敦子という若い母親からの異常な電話を受けた。ただならぬ様子を察して駆けつけた公恵が目にしたのは、敦子の三歳になる長女・弥音が血まみれとなった姿だった。幼児虐待―そう直感し、渡井母子を注意深く見守り続けるが、事態は意外な方向へ…。平凡な家庭に潜む地獄図を描いた問題作。第1回ホラーサスペンス大賞特別賞受賞

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    2016年02月10日
  • CAドラゴン

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    ・・・( ̄  ̄;) うーん
    比較しては申し訳ないんだけど
    これまでずっと読んできた
    他の作家さんのと比べて
    しっかり読もう・・・というのが
    無かったんですよねぇ。。。
    (; ̄ー ̄A アセアセ・・・

    なので、☆3つで

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    2015年11月05日
  • 出署せず

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    ネタバレ

    安東さんの2冊目。

    面白かった。十分に。
    続編あるのかな…?女性署長が変わりゆく様を、もう少し見ていたかった。

    表題作『出署せず』が一番好き。
    だけれど……

    トリックものだったとは。
    “いわゆる推理小説”な感が漂ってきて、人間ドラマに引き込まれて読み進めた心が!少しだけ肩透かしを喰らった気分。

    ★3つ、7ポイント半。
    2015.05.20.古。

    続編があるなら、迷わず買うだろうな。
    安東さんの、他の作品も機会があればきっと読むだろう。

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    2015年05月22日
  • 出署せず

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    女性キャリアの新署長、の謳い文句に今野敏の隠ぺい捜査シリーズの竜崎署長のような活躍を勝手に期待していたため、ズッコケ。
    管轄の仕事以外の捜査に駆り出される警務課の課長代理が主人公。所轄内で浮いた存在の、現場経験のない新署長と刑事課の軋轢の板挟みになったり、署内不祥事の後始末とか。
    警察の実情が反映されているといえるかもしれないが、派手な事件もなく、最後まで物足りなさが残った。

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    2015年04月13日
  • 出署せず

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    ネタバレ

    所轄・綾瀬署に左遷させられた柴崎令司警部が、主役であるが、今回は珍しい女性署長のもとで事件を推理していく。現場経験のない柴崎が刑事のように事件の核心に迫っていく形が新鮮で、所轄の署長、副署長と各部に挟まれる中間管理職の悲哀も面白い。それでいて、女性店員失踪事件の裏に隠された謎は意外にしっかりとした推理物になっている。

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    2015年04月02日
  • 着底す CAドラゴン2

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    CAドラゴンシリーズ、2作目。

    1作目の文章の読みにくさは多少緩和されたような。ただ、終始流し読みした感じで、いまいち入りこめなかった。緊迫感のある場面が続くんだけど、何でだろう?三部作だからなのか、最後まで読んでも真相は明らかにならず、読み切った感はほとんど感じられない。とりあえず読み疲れた。

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    2015年03月07日
  • 撃てない警官

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    ネタバレ

    主人公がいきなり責任を押し付けられて左遷される場面で幕を開ける。さらに、警視庁へ戻るために、上司への復讐を胸に秘めて、所轄署で仕事を通して出会う事件の裏側に悪戦苦闘するという意外な展開に、驚いた。第63回日本推理作家協会賞短編部門を受賞した「随監」も展開が面白いが、全7編が繋がった長編のように感じられる点が面白かった。

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    2015年03月01日
  • 聖域捜査[捜査シリーズ]

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    安東能明の警察ものの短編集。
    5つの作品があるが、どれも面白かったが、それぞれの話とも終わり方が思わせぶり?で??っ感じでした。

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    2015年02月21日
  • 出署せず

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    ストーリーはそれなりに読ませますが、どうも躍動感に欠けるというか、若干地味めですね。表題作は楽しみました。

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    2014年11月16日
  • 伏流捜査[捜査シリーズ]

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    シリーズ第三作。中編二つが収められている。
    なじみのある土地の近辺が舞台になっているので、妙にリアルに感じた。

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    2014年09月15日
  • 境界捜査[捜査シリーズ]

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    花形部署に憧れていた結城公一が、警視庁生活安全特別捜査隊の班長に就いて2年目。捜査指揮にも慣れ始めた頃、副隊長の内海の元に、税関から「国際小包に麻薬が入っている」との情報が入った。結城は、新たに部下に加わった新人刑事・寺町由里子らとともに、“コントロールド・デリバリー”と呼ばれる捜査態勢を敷くが…。捜査一課に負けじと奮闘する、「生安」の刑事たちを描いた傑作警察小説。 というのがあらすじ。
    シリーズ第二作。こんなことが・・・ということが、大事件の端緒だったりするのが面白い。

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    2014年09月13日
  • 出署せず

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    シリーズものだったのだな。

    なんか、こう、スッキリしない。
    もうちょっと、キャラクターを深く描き込んでほしかった。

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    2014年08月24日
  • 聖域捜査[捜査シリーズ]

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    生活安全特捜隊が舞台の警察小説。
    ラストが結末のところまではっきり書かれないので、えっ!?ここで終わり?!と尻切れトンボのようで、少ししこりが残った。
    でも、地味ながらも一般庶民に近いところでの事件な分、興味を引かれた。

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    2014年07月09日
  • 出署せず

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    帯に書いてあるような『発売前から大反響!!』でもなかったし、『本年度ナンバー1の警察小説』ではなかった。『撃てない警官』に続き、またも裏切られた。『折れた刃』『逃亡者』『息子殺し』『夜の王』『出署せず』の中短編5編が収録された警察小説集であるが、『逃亡者』が面白かった程度。期待外れ。

    安東能明の作品と最初に出会ったのは、ホラー小説の『鬼子母神』。以来、警察小説を何冊か読んだが、『鬼子母神』を超える作品は無いようだ。

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    2014年06月30日
  • 15秒

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    2014.5.21ー35
    テーマは興味深く、大筋は悪くはないから前半は引き込まれるものの、共感出来る登場人物もなく、台詞回しや行動に不自然さが残り、今ひとつ溜飲が下がらない。

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    2014年05月21日
  • 復讐捜査線 通訳官エリザ

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    多くのブラジル人が暮らす大浜を舞台に刑事の通訳官・エリザが、事件の真相に迫る。

    日系三世の通訳官・エリザが主人公という面白い設定なのだが、扱う事件がなかなか混み入り、登場人物の関係も複雑で、のめり込むことが難しかった。タイトルが面白そうだったので読んでみたのだが…

    以前、同じ著者の『鬼子母神』を読んだことがあるが、こちらは面白かった。

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    2014年04月09日
  • 強奪 箱根駅伝

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    箱根駅伝が好きなので読んだ。

    話はそれなりだが、自分の中の「箱根駅伝映像」が
    思い出され、そっちにドキドキしてしまった。

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    2013年07月26日
  • 撃てない警官

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    ネタバレ

    最近流行りの、管理部門所属の警察官が主人公の作品。
    それとやっぱりはやりの、警察の裏の側面を描いています。

    警察もお役所なので、色々とはあると思いますが、
    何だかなぁと思うのも確か。
    あんまり出世出世という、警察官僚もねぇ。

    タイトルの「撃てない警官」と言うのは、
    事件発生時にビビって撃てないという意味ではないことを
    物語終盤に、やっと気が付きました。
    鈍い(苦笑)。

    一応、最終的には、
    主人公の目的の半分は達成した様な
    状況になっていますが、残り半分は?
    それと、義父のサークサイド疑惑?

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    2013年07月21日