仲野徹のレビュー一覧

  • 街場の平成論

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    9人の識者により、各テーマについて「平成」をまとめたもの。
    編者が冒頭に指摘したように、統一的理論があるわけではなく、読後感はもやもやとしたものであるが、個々の論考は短く読みやすい。

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    2019年04月12日
  • エピジェネティクス 新しい生命像をえがく

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    「細胞が分裂しても引き継がれうる、DNAの塩基配列によらない情報が存在する」という興味深い内容ですが、難解でした。
    しかし、遺伝子のあり方やエピジェネティクスなど、生命というものの不思議さや奥深さは感じることが出来ました。

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    2019年04月06日
  • (あまり)病気をしない暮らし

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    話が面白い、医事新報に連載を持っている先生。予防医学はご専門ではないので、読み物として読むのがちょうどいいように思う。

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    2019年03月07日
  • 転換期を生きるきみたちへ

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    もうこういった言説にほとんど共感を感じなくなってしまったなー。「現状は危機的だ」「政府はこんなにあくどい」みたいなのって、「ほんとにそうなの?それを示す証拠は?」とまず思ってしまう。

    まあ内田センセイの七色のロジックを楽しめるという点では面白い。

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    2017年09月08日
  • 転換期を生きるきみたちへ

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    ネタバレ

    これからを生きていく人へ贈るメッセージ。

    日本の現状に危機感を抱いた内田樹が,中高生へとメッセージを送るために様々な人へ文章を書いてくれるよう依頼をした。統一感はあるような,ないような。しかし,皆,日本の現状に(というか,現政権に)危機感を覚えている人たちである。出版されたのは2016年7月なので,書かれたのはその少し前とすると,その後,イギリスEU離脱が国民投票で決まり,トランプ大統領が誕生し,また日本は重要法案を急いで通そうとしている。危機は加速しているのでは。

    戦後の,戦後すぐの平和主義がそろそろ機能しなくなっている,そう感じる。軍隊を持たない,平和を守る国でありたい,でも,他国に攻

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    2017年05月28日
  • 転換期を生きるきみたちへ

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    目もくらむようなスーパー秀才エリートだった人たちが、声をそろえてもはや反対することができない空気があったと言っている。ドイツ語で日記を書けるような、言葉を自由自在にあやつることができるエリートたちが、一億人の運命を左右するような決めごとを、最後には言葉でなく空気を読んで身を委ねたと語っている。

    福島の原発事故直後の危機を回避するための政府首脳の重大会議、40年以上も続いた政府の憲法解釈を内閣の形式的合議だけで大きく変えてしまった経緯、いずれも議事録が残っていない。それが僕たちの国の致命的な欠陥だ。これはもう病気と呼んでもさしつかえないと思う。かつて有名な政治学者はこれを壮大なる無責任体制と呼

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    2016年10月11日
  • エピジェネティクス 新しい生命像をえがく

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     エピジェネティクスについて別の本を読もうと思って横にあった本。
     DNAのメチル化が難解で難解も(笑)読み返した。
     まだまだこれからの分野でこれからの展開が楽しみだと思った。数年後この本がどんな位置づけになるのか楽しみ。
     

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    2016年07月14日
  • エピジェネティクス 新しい生命像をえがく

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    読みながら思ったのはオートマトン。情報と、インストラクションとの両方を格納できる番地付きの計算機があると演算がどこで停止するのかはわからない。とかだっけ?DNAは最初は、生命の設計図みたいな説明の仕方がされていて、プラモデルファンの私としては、このプラモデルの設計図と照らし合わせてDNAってのはどんなふうに機能するの?たった四つで?みたいに途方に暮れてて、そもそもその設計図ってメタファーがもう全然ダメだったんですが、DNAをオートマトンの一部として読む機構があってこれがエピジェネティクス。すばらしい。ネットワークとしての生命。

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    2016年05月28日
  • エピジェネティクス 新しい生命像をえがく

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    日経サイエンスの記事に刺激を受けて手にとってみた。中身は相当難解ホークスでした。が、何か新しいことを知ることができて読破してよかったという思いはあります。

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    2015年06月23日
  • エピジェネティクス 新しい生命像をえがく

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    うーむ、確かにとても興味深い。ゲノムが全てを規定している訳ではないというのは確かに生命観に修正をもたらす。…しかし、複雑で難解だ… 現象面の説明は大変興味深いものの、メカニズムの説明は私にはほぼちんぷんかんぷん。

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    2014年10月12日
  • エピジェネティクス 新しい生命像をえがく

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    興味深い stap細胞のことが大騒ぎされたのに 人びとはもう忘れたか。DNAの塩基配列の変化を伴わずに 染色体における変化によって生じる 安定的に受け継がれうる表現形 が定義のよう。生命現象の根源に関与

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    2014年09月18日
  • エピジェネティクス 新しい生命像をえがく

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    少し難解。研究者をめざす高校生くらいの
    柔らかい頭の人が読むといいのだろうと思いますが。
    50を前にするオジサンには理解するのが少しきつい
    と思いました。
    ただ、エピジェネティックスが何者かということに
    ついては、まだはっきり分かってない。わかっていない
    ことが多く、ただ、現象から考えると生命科学に
    対して何らかの重要な因子を持っていそうだという
    ことはなんとなくわかった気がします。
    生命科学の中心にDNA遺伝子というものがあって
    という話はよく聞きますが。確かにDNAの塩基配列?
    の1次元?2次元のようなもので人間の生命の
    すべてのことが分かるというのは少し単純な気が
    します。エピジェネティ

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    2014年09月07日
  • エピジェネティクス 新しい生命像をえがく

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    エピジェネティックな特性とは、DNAの塩基配列の変化をともなわずに、染色体における変化によって生じる、安定的に受け継がれうる表現型である。

    トーマス・クーンの「科学革命の構造」でパラダイムを提唱した。

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    2014年08月15日
  • エピジェネティクス 新しい生命像をえがく

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    科学雑誌の特集で女子に人気なのは遺伝子ネタで、格別に不人気なのは天文ネタだと聞いたことがある。遺伝子という、決められた運命的な、そう運命的な感じのするものに惹かれるのではないか、と勝手に想像している。

    ところが。

    なんでも運命のせいにしていいわけでもなかったのである。受精後に獲得した現象が後々まで尾を引く、誤解を恐れず言えば三つ子の魂百まで、的なことが起こる。

    背景のテーマは大変おもしろい。ただ、マスメディアに説明しても、むむむ…という感じになって取り上げてくれにくい、という。それは、運命的じゃないからですよ、きっと。

    著者はIPS細胞のノーベル賞受賞のシンプルさを「美しい」実験、とい

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    2022年06月01日
  • エピジェネティクス 新しい生命像をえがく

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    読む前に想像していた内容とは、かなり違う
    誠実にわかりやすく書こうとされていることは、とても良く伝わってくる
    研究者っていうのは、こういうタイプなんだよね

    わかっていることは、断片的
    まだまだ教科書的なまとめ方をするには無理があると感じる

    ひとつひとつの研究は、単純作業を積み上げていくことで成り立つ
    地道で時間もお金もかかる

    頑張ってください

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    2014年08月09日
  • なかのとおるの生命科学者の伝記を読む

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    ネタバレ

    なにぶん伝記の紹介であるから、元の伝記を読まなくては始まらない。ということで、気になったものをリストアップ。
    「微生物の狩人」岩波文庫
    「フィンチの嘴_ガラパゴスで起きている種の変貌」早川書房
    「ウィクスラー家の選択」新潮社
    「生命科学への道」岩波書店
    「遺伝子発見伝」
    「分子生物学への道」晶文社
    ・・・・

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    2012年05月24日