高野和明のレビュー一覧
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ネタバレ短編集。
休日の学校で清掃の仕事をしていた男性が、無差別銃乱射事件を起こした犯人と校内に閉じ込められる話が一番好き。緊迫感があった。
もうダメかも…!と思った後に起こる展開も面白い。犯人が2つの人格を持っているとは。散々使い古されたようなネタにも関わらず、閉鎖的な環境で、犯人と仲良く(?)するしかないという状況が新鮮だった。男性の頭の中では、いつ変貌するか分からない人間と行動を共にしなければならない恐怖と、助かるかもしれないという一筋の希望がせめぎ合っていたことだろう。何も知らない犯人(善良な方)が一番幸せだろうね。
自分がなぜか男性となった状態で、交通事故で死ぬ間際の夢を見た女性の話も面白 -
Posted by ブクログ
著者の作品はどれを読んでも面白く、ファンではあるものの寡作でもあり(何でも11年ぶりの新作とか…!)、ノーマークだったため、本屋さんで見つけ嬉しい驚き。面白さはやはりお墨付き。若干ご都合主義的な部分はあるものの、解決への糸口が無くなりそうで無くならない、グイグイ引き込まれていくストーリーテリングはさすが。ホラーというよりはミステリー的な作品と感じた。主人公の、水商売の女性への見方は偏見のようにも感じ、少し白けてしまった面もあるものの、それも時代を反映したものか。
自分の中では、前作「ジェノサイド」があまりにも傑作で、それは超えられなかったか。 -
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ジェノサイド以来、ずっと高野和明さんの作品のファンです。
しかし、あまり作品を出してくれない!
自分の過去のレビューを見みると高野和明作品を読むのは8年ぶり!!!
欲を言えば一年に一冊は出して欲しい・・・
踏切に出てくる幽霊
しかし、過去にその踏切で事故があった訳ではない・・・
じゃあ、その正体は!?
時代は90年代のオカルトブーム真っ只中!!
雑誌編集者は妻を亡くし失意の中で仕事への情熱が消えかかっていた。
そんな中、編集長からオカルト記事の取材を振られる!
読者から送られてくる心霊ネタはどれも眉唾物であったが、一つだけ気になる写真があった・・・
人身事故が起きて -
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相変わらずの文才に脱帽。
全ての話が違う上に面白い。最高の短編集でした。
特にホラー話が多いが高野氏の幽霊感やホラーのテーマは一貫性があって「踏切の幽霊」でファンになった自分には面白かった。ホラーでは無いがオカルト物の「3人目の男」も良かった。
ホラー以外に面白かったのは「ハードボイルドな小学生」、「2つの銃口」で2つの銃口はパニック映画の様なシンプルでエンタメ性の高い恐怖を楽しめる。「ハードボイルドな小学生」はかなり好きで小学生目線でのミステリーが新鮮で微笑ましい爽やかなストーリー。最後には深いメッセージ性もありでかなり良かった。
個人的には「天城の山荘」「ハードボイルドな小学生」「足音」が -
Posted by ブクログ
SF、ホラー、サスペンス… 様々なジャンルを丁寧な筆致で読ませるミステリー作品集 #犯人と二人きり
■きっと読みたくなるレビュー
『13階段』『ジェノサイド』で有名な高野和明先生のミステリー作品集。
幽霊を絡めたがホラー風な物語が多く、以前直木賞候補になった『踏切の幽霊』を思い出してしまいました。丁寧かつ巧妙な筆致で、読者をゾクゾクッとさせるのがお上手ですねー。あっという間に全部読んじゃいました。バラエティーに富んで楽しい作品ばかりですが、私がイチ推しなのは『天城の山荘』ですね。
■各短編の簡単レビュー
○ゼロ
ある男が海岸で目を覚ます。過去の記憶がなくなっており…
記憶喪失のSFミス -
Posted by ブクログ
どれも面白くて、しかも怖さや不思議さなどさまざまな気持ちに陥る。
安定した読みやすさもあって楽しめた。
「ゼロ」〜いつの時代か、自分が何者かわからない世界をどう感じるのか…
「跫音」〜自分の後から聞こえてくる靴音に悩まされる友人に助けを求められるが…
「死人に口あり」〜逃げ切れると思っていたはずだったが…幽霊の正体を見るまでは。
「二つの銃口」〜通り魔事件の犯人と遭遇したことで、いったい誰から逃げているんだ状態に陥る。
「ハードボイルドな小学生」〜変なビラを入れた犯人を探すことで、見えてきたもの。
「天城の山荘」〜その山荘に隠されていたものに驚愕する。
「三人目の男」〜夢から始ま -
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ネタバレ前作『踏切の幽霊』から約3年ぶりの新刊。『踏切の幽霊』は11年ぶりの新刊だったので、この方にしてはインターバルが短いなあと思って手に取ると、本作は短編集だった。各編初出時期は2002年~2015年と広範囲にわたっている。
まずは短い「ゼロ」。高野作品には珍しいSF的設定。うまくやったはずなのに、何だよそのオチは…。「跫音(あしおと)」。オーソドックスながらなかなかのホラー。これでホラーの才覚に目覚め、後に『踏切の幽霊』が生まれたのだろうか。
「死人に口あり」。刑事と犯人の車内での駆け引き。初出は『幽霊人命救助隊』の刊行と同時期か。幽霊ネタが好きなのか? 「二つの銃口」。閉鎖空間で、銃