高野和明のレビュー一覧

  • 踏切の幽霊

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    踏切に現れるという“幽霊”の噂を追う中で、過去の出来事と人間関係が複雑に絡み合っていく。やがてその背後にある、思いもよらない真実が明らかになっていく。

    ひとりの幽霊の想いを紐解いていくミステリーでありながら、描かれているのは「記憶」と「喪失」とどう向き合うかという物語でもある。丁寧な心理描写と地道な取材によって、断片だった事実が少しずつ繋がっていく過程に強く引き込まれる。

    事故や報道によって形づくられる“事実”と、当事者の内面にある“真実”のズレが印象的で、何が本当に残され、何が忘れ去られていくのかを考えさせられる。幽霊という存在を感情ではなく“事実”として追っていく構造が、この作品に独特

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    2026年04月08日
  • 踏切の幽霊

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    ネタバレ

    面白かった〜〜!
    13階段から引き続き、高野和明の直木賞候補作にもなったこちら。
    ホラーかあ、と思いながら読み出したけど、ホラーだけどホラーじゃない。泥臭く聞き込みから幽霊の正体に迫っていく社会派ミステリーでした。何言ってるかわからんと思うけど。ホラーミステリーとも違うんだよな…

    謎解きの積み重ねには説得力があるし、怪異は怪異として本当に怖い。読みながら驚きの連続で、最高に満足の読書体験でした。何回驚かされたことか。

    あの女の名前が最後まで明かされなかったことは、きっとそういうことなんだろう。悲しい。
    彼女が踏切にいる理由、ぜひ読み届けてほしい。
    あまりに悲しい。

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    2026年04月05日
  • 踏切の幽霊

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    ネタバレ

    心霊現象が話の中核にあるのに、物語の進行は地道な取材の積み重ねという、オカルトとリアルがせめぎ合うような内容。まだ昭和の名残がある平成初期が舞台なところがまた、郷愁を誘う。

    語りすぎない簡潔な文章でありながら、真相に近づく道程にはこまめに盛り上がる展開があり、読者を惹きつけて離さない匠の技を見た。

    幽霊の描写にぞっとする場面はあったが、松田と同様に、恐怖を上回るやるせなさな痛ましさを「彼女」に感じた。最後まで彼女の名が明かされなかったことに気付き、嘆息するまでがワンセットの、深い余韻が残る結末だった。


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    2026年03月26日
  • 幽霊人命救助隊

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    ネタバレ

    これはとんでもなく良作。
    絶対読んだほうがいい。

    自殺した4人の幽霊が、天国へ行くために自殺志願者100人を助けるお話。
    設定は少しファンタジーだけど、内容はとても心に刺さる。死んだらあかん。
    お揃いのつなぎを着て、まるでゴーストバスター。
    最高にカッコいい。

    実は私も元自殺志願者。
    詳細は省くけど、17歳で家を出て、夜の世界へ飛び込み、初めは刺激的な世界に楽しくしていたけれど、根が真面目な私は、すぐにダメになっていった。
    区切りがついたら…このタスクが片付いたら…
    死ぬ事を目標にする様になっていた。

    けれど19歳の秋に『捨て猫拾ったんやけど飼ってくれへん?』と。
    産まれて約2週間の母猫

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    2026年03月17日
  • 犯人と二人きり

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    13階段以来の高野さんの作品
    長編かと思ったら、短編集だった
    どれも面白く
    他の作品も読みたくなった

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    2026年03月08日
  • 13階段

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    物語の導入部分から読みやすく、夢中になってしまった。7割ぐらい読んだ辺りから、より面白くなり一気に読んでしまった。所々にあった疑問点も最後には全て回収されてモヤモヤ感もなかった。

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    2026年03月03日
  • 13階段

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    ネタバレ

    面白かった…!すごい!
    どうなるのどうなるの、と先が気になる展開でまさに一気読み。ラストの畳み掛け方が圧巻です。

    死刑執行と殺人、何が違うんだろう。
    現行の死刑に対しても考えるきっかけとなる作品。

    純一の家出と事件は関わってくるんだろうなとは思っていたけど、純一にも殺意があったとするラストはまさに予想外。そう持っていくのか。

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    2026年03月01日
  • 13階段

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    元受刑者と元刑務官がバディを組んで、死刑囚の冤罪を晴らすために調査していく話。

    ラストの展開が怒涛すぎて、どんでん返しのどんでん返しって感じ。

    元受刑者である三上の過去を知って、そりゃそうだよなって感じだし、
    南郷の刑務官としての仕事は素晴らしい事って事もわかる。

    元受刑者は手錠を思い出すから、腕時計はつけれない。

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    2026年02月19日
  • 13階段

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    もっと早く読めばよかったと後悔している。
    元受刑者と刑務官がコンビを組んで死刑囚の冤罪を晴らすっていうこのあらすじだけでアツいのが確定してる。
    進むにつれてどんどん引き込まれるし終盤の展開はハラハラドキドキで感情がジェットコースター。

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    2026年02月18日
  • 踏切の幽霊

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    高野和明さんのファンだからというのもあるけど今回の作品も素晴らしかった。ホラーは苦手だからめちゃめちゃビビって読んだけど、初めてホラー作品でホラーの先に哀しみを感じることができた作品でした。おもしろかったです、

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    2026年02月12日
  • 踏切の幽霊

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    起承転結がしっかりしており、物語の構成がよかった。ただのホラー小説かと思えば違くて、良い意味で裏切られた。髪の長い女の人生が壮絶なもので、感情移入してしまった

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    2026年01月21日
  • 6時間後に君は死ぬ

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    高野さんの作品は、どの作品も面白いと思っていたので、いつか手にして読みたいと思っていたのが本書です。6篇の短編のような体裁ですが、それぞれの篇はなんとなくつながっており、一つの物語と解釈しても良いかと思います。
    今まで私が読んできた高野さんの作品は以下のとおりです。
    13階段
    グレイヴディッガー
    ジェノサイド
    幽霊人命救助隊
    次に読もうと思っているのが、『踏切の幽霊』です。文庫本になっていました。『K・Nの悲劇』も未読なので、手に取りたいと思っています。

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    2026年01月17日
  • 13階段

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    20年以上も前の作品であるにも関わらず、新鮮であり、古臭さは一切ない。筆力、プロット、深みがエグい。死刑について考えさせられながらも、冤罪の謎を解いていく流れは秀逸であった。

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    2025年12月18日
  • 13階段

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    とんでもなく面白かった。活字なのにスピード感があり、デビュー作とは思えない。平易な言葉で書かれていてすごく読みやすい。複雑な伏線を何度も裏切る。久々にワクワクして一気読みした。

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    2025年12月14日
  • 13階段

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    ずーっと彼女のこと気になってたけど、そういうことだったかあーと。
    酷い犯罪を犯した人の人権は正直どうでも良いと思ってるけど、刑務官の人たちのためにはなんとかならないかなと思う。

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    2025年12月05日
  • グレイヴディッガー

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     本当にノンストップ!骨髄ドナーと殺人事件というテーマがよく結びついたと設定の妙に驚きました。
     散らばったシーンが一つに集約して行くに連れて読むのを止められない感覚が最高でした。

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    2025年11月18日
  • グレイヴディッガー

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    面白かった!
    サスペンスものということで、この先どうやって逃げ切るのか、結末はどうなるのかドキドキしながら読んだ。
    八神がいいキャラしているなと思った。骨髄ドナーとなるくらい良い人だけれど、元は悪党だからただの良い人では逃げられない展開でも、なんとか打開していく様が気持ちよかった。
    高野和明さんは大好きな作家なので、全人類に読んでほしい。

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    2025年10月21日
  • 幽霊人命救助隊

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    ネタバレ

    高野和明さんの本はご多分に漏れず私も「ジェノサイド」と「13階段」は読んでいます。どちらも奥の深い内容で、読んでいた当初は物語に没頭して読みふけった覚えがあります。
    そんな高野さんのこちらの本もなかなかいいよ、と教えてもらって読んでみることにしました。

    まずは、え、高野さんってこんな軽妙な文章を書く人だったんだ、とびっくりです。内容がうつ病・自殺とヘビーながらも、全体に軽妙でユーモアもあり希望が持てる内容であることが私の評価が高い点です。

    主人公の4人組の組み合わせもいい。現代の受験に失敗した浪人生のおにいちゃんに、ちょっと線が細い若くてイケてる風のきれいなおねえさん、家族もちの実直なサラ

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    2025年06月11日
  • グレイヴディッガー

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    最後の最後までどんでん返しがぎっしり詰まっていた!
    高野和明は絶対ハッピーエンドにしてくれるから安心して読める。

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    2025年03月11日
  • K・Nの悲劇

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    不妊に悩んで飛び降り自殺を図った麻衣子。妊娠中絶への葛藤から解離性障害を起こした果波。
    そして、母子共に死亡した中村久美。
    3人の女性に共通するのは、母親になろうとする強い意志だ。
    当たり前の話だけど母性は男性に備わらないんだと感じた。そのこと自体に腹をたてるのではなく、性差を理解して責任を持たせる任務が女性にはあるのかもしれない。
    子を暴力から守る母性強し。

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    2025年02月06日