高野和明のレビュー一覧
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匿名
購入済みおすすめ
とても面白かったです。
緻密な設定でリアリティがあります。
テンポが良くスリルもあり、上下巻ありますがサクサク読めました。
遺伝子や創薬化学、軍事、航空、数学、コンピュータ関連についてはさっぱりの素人なので、そのあたりはへぇーそうなんやーぐらいでささっと読みました。
ヒューマンドラマあり、サスペンスありのエンタメ性の高い作品でおすすめします。
ただ、気になる部分がいくつかありました。
韓国を持ち上げ、日本を下げる言及がちらほら。
さらには日本における難民受け入れについて、
アメリカの百分の一以下で非人道的レベル、難民鎖国とまで述べている。
それから、母親の愛情こそが全ての平和の礎であると -
Posted by ブクログ
ネタバレ最高のエンタメ小説でもあり人類の虐殺についても描写されているのでテーマのメッセージ性も強かった。
上下巻なので濃厚な内容で特に下巻に入ってからは展開がどんどん進んでいくのでとても楽しめた
虐殺のシーンはこれが実際に現在も行われていることのほんの氷山の一角であると考えるとヌースたちに新人類にもう主導権を渡してもいいのではないか、とすら感じてしまう。確かに誰しもが残虐な面を占めるわけではないけど、それにしたってこれまでの歴史や現状のアフリカを見るとやっぱ人間の倫理って利益とか原初の欲求には敵わないんかなー、とも思った。
もし新人類が自分の欲望でなく、全体に平等に利益が分配される仕組みを構築して -
Posted by ブクログ
ミステリーをベースに、ホラー、サスペンス、SF、ファンタジーなどエンタテインメント小説のあらゆる要素を盛り込んだ短編集。
7篇の短編から成る。幽霊話が多かった気がするけれど、どの話も一気に読ませる面白さ。高野和明の懐の深さに改めて感心した。また「13階段」や「ジェノサイド」のような力作長編が読みたい。
(A)
2025年の読書はこれで終了。 39冊(前年比ー5)読んでA評価は6冊(前年比+3)、B評価で☆5つが3冊(前年比ー5)でした。
「通勤時間を使って読んだ本の感想」が基本の当ブログですが、在宅勤務がメインとなったので読書量がますます減っています。 -
Posted by ブクログ
短編集。やはりやや幽霊寄り。
高野和明だけあって、緊張感がただならぬ。
第1話 記憶のない男性。どうやらエンジニアだったのではないか。アメリカの福祉機関の手助けで、研究に従事する。
第2話 大学時代の旧友が、毎日謎の足音に追われているという。自分だけに聞こえるのか知りたいので、自分の帰り道で音を聞いていてほしいと依頼される。
第3話 未入籍の恋人が殺された。部屋にはなんとなく彼女が幽霊が幽霊になって残っているかのような雰囲気がある。彼は警察に疑われていた。
第4話 高校のワックスがけの仕事をしている時に、おやっさんがちょっと事務所に帰ってしまった。また後で来るというが、その間は密室のよ -
Posted by ブクログ
今年こそは読もうと決めていた作品。
昨年「13階段」を読んでから、ずっと読みたいと思っていて、ようやく手に取った。
創薬学科を専攻する大学院生。
難病に冒された息子の治療費を稼ぐため、民間の軍事会社で働く傭兵。
二人の運命が交錯する時、全世界を舞台にした大冒険の幕が開く。
上巻の前半は難しい描写もあり、あまり入り込めなかったけれど、上巻の後半辺りから面白さが加速して、下巻はページを捲る手が止まらなかった。
別々の場所で起こっている出来事に徐々に見えてくる繋がり、次々に明かされる真相に大興奮!
場面の切り替えが多々あり、一つの物事を多角的に見れるのも面白かった。
本書に出てくるレポート、 -
Posted by ブクログ
高野和明『踏切の幽霊』文春文庫。
『ジェノサイド』以来の久し振りの高野和明。単行本の刊行時から気になっていた作品である。
何とも切なく遣る瀬ない結末のホラー・ミステリー小説であった。
単なる幽霊譚ではなく、大都会の中で、過去の傷を引き摺りながら独り生き続けることの苦しさが見事なまでに表現されている。
下北沢の三号踏切で繰り返し起きる怪異。
最愛の妻を失い、絶望の淵に立った元新聞記者で現在はフリーランスの雑誌記者を務める松田法夫はデスクから心霊ネタの取材を任される。松田が取材を進めると下北沢の三号踏切で撮影されたという髪の長い細身の若い女性の霊の写真に行き当たる。
松田がその女性に