高野和明のレビュー一覧

  • ジェノサイド 下 新装版

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    圧倒的なスケールの中で展開されるストーリーに、終始夢中になる。と同時に、下巻では色んな場面で人類や世界に対する多くのメッセージ性も感じる。
    イラク戦争の凄惨さ、米大統領の権力濫用、同じサピエンス同士での殺し合い、科学が生み出した核兵器という殺戮器、そして見返りを求めない善行…。知性を手にしたはずの「人類」がやってきたことの多面性を感じることができた。
    なぜこのタイミングで新装版が刊行されたのか。戦争を辞められない人類に突きつける現実、1人の権力者の判断で何万人もの命が奪われる可能性、意思を持ったAIが登場するかもしれない未来(人類の知能を超えた存在)。どんな価値観で、どんな生き方をしていくのが

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    2026年07月10日
  • 犯人と二人きり

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    以前読んだ『踏切の幽霊』が良かったので、読んでみました。

    短編集。帯に書かれてる言葉が「ミステリーをベースに、ホラー、サスペンス、SF、ファンタジーなど、エンタテインメント小説のあらゆる要素を盛り込んだ、傑作短編の豪華詰め合わせ!」です。本当にお得な作品だと思いました。どれもどんでん返しの結末ががあり、心温まる結末もあったりとなかなか楽しめました。

    やっぱり『踏切の幽霊』が良かったということで、幽霊がきっかけで事件の真相、犯人が分かるというのが、私は好きですね。でも今回私は、『ハードボイルドな小学生』という話が1番好きです。とにかく小学4年生が可愛い。主人公の男の子は、探偵です。タイトルど

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    2026年07月09日
  • 13階段

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    ネタバレ

    刑務官と前科者が10年前の死刑囚の冤罪を晴らす為奮闘する物語。
    張り巡らされた伏線が最後に綺麗に回収されてとても良かった。
    死刑制度という少し難しいテーマではあったが、描写や説明が丁寧で、非常に読みやすかった。

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    2026年07月04日
  • 13階段

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    二転三転と高野和明さんの手のひらで転がされました。
    死刑制度について考えさせられる作品。
    ダブル主人公で読んでいてまるで映画を見ていたかのように面白かった。
    できれば、、、友里さんの幸せになった描写と
    2人がサウスウィンドベーカリーで笑って再会する描写が欲しかったです。
    でもきっと皆幸せになったはず!

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    2026年06月26日
  • ジェノサイド 下 新装版

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    色々な人物の視点で物語が進んでいき、話のテンポがとても好みだった。
    また、設定もかなり作り込まれてるいると思ったし、考証にも力を入れてるいると感じた。

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    2026年06月25日
  • 13階段

    購入済み

    面白かった!
    重いテーマにもかかわらず、そしてじっくりと書かれているのに、スイスイと読み進めることができて(止められない!)、半日ほどで読み切った。
    登場人物の多くに好感が持て(主人公のうちの一人は傷害致死で服役した前科者だが)応援したくなる気持ちになる。作者の力量か。デビュー作ですよ!?

    なお、ミステリーでおなじみ?の某ネタがあります。こんなところで出すか?!(笑った)

    ラストに向かって、二転三転する展開。とくに後半すごい。
    五章の最後、ある人物の名を読んだとき戦慄しました…。

    最後に、小説とはいえ登場する全ての人、特にあの人に心の平安が訪れることを願ってやみません。
    読んだ人ならわか

    #ドキドキハラハラ #切ない #共感する

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    2026年06月24日
  • 踏切の幽霊

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    ネタバレ

    とてつもない満足感。ホラー小説の枠を超えた物語でした。松田さんと幽霊の交流に心があたたまりました。怖がらせることが目的でなく、しっかり恐ろしさも感じられる幽霊が存在する小説というのは他にない気がします。『ジェノサイド』も好きな小説でしたが、この小説もまた素晴らしかったです。

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    2026年06月14日
  • K・Nの悲劇

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    いやはや高野さんの小説は毎回ドラマのように構成されているので続きが気になって気になって仕方ないです。

    今回は、中絶に失敗した幽霊に取り憑かれてしまう
    お話でした。とはいえホラーではなく、精神的描写を描いた作品です。幽霊がお好きなのでしょうかね?厚みもあって細かく順を追って展開するので理解が深まります。

    踏切の幽霊、13階段、こちらの作品と全て良かったので他にも高野さんの作品を探して読んでみたいと思います。

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    2026年06月07日
  • グレイヴディッガー

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    ★95点

    冒頭から盛り上がりがあって、ノンストップでストーリーが動いていく。
    映画を見てるみたいにどんどん読み進めてしまう。
    アクションあり、サスペンスあり、ハートフルあり、エンタメたっぷりでおもしろかった。

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    2026年06月04日
  • グレイヴディッガー

    購入済み

    盛りだくさんの「逃走中」

    生まれて初めての善行のチャンスを得た小悪党が、
    リアルタイムで凶悪な連続殺人が進行する中、
    なぜか謎のグループ&数百人の警察官&殺人鬼に追われながら、
    少ない所持金で都内を逃走し、期限の時間までに目的地を目指す。
    とにかく憎めないキャラの主人公に感情移入しつつ、少しずつ明かされる巨悪の真相にハラハラ。
    道中はアクション満載。
    最後まで手に汗握る面白さでした。

    そういえば昔の携帯電話って充電なしで数日使えましたよね。現在のスマホに慣れてるとバッテリー心配になってしまうけど。

    #ドキドキハラハラ #アツい

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    2026年06月17日
  • 踏切の幽霊

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    久々の一気読み。読む手が止まりませんでした。タイトルのとおり奇妙な物語ですが、点が線となり、謎だった部分が徐々に分かっていく感じは正にミステリでした。
    作者さんを深掘りしたくなりました。

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    2026年05月26日
  • 犯人と二人きり

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    ネタバレ

    さすがの高野和明さん。読ませる読ませる。
    ホラーは苦手だから(といっても、ホラーとまではいかない幽霊系のストーリー)ゾワゾワさせられたけど、読みだすとどの作品もハラハラがあり、先が気になって仕方ない。

    死人に口ありでは、この生臭坊主、なんのためにいるんだ?と思っていたら、まさか、そこでそんな役割を与えられていたとはw

    どの作品も、ラストは予想を裏切る面白さがあった。

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    2026年05月22日
  • 踏切の幽霊

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    読み応えのある作品。

    幽霊や怪奇現象が多発するホラー小説だが、いわゆるホラー小説とは一線を画す内容だった。
    「事実は小説より奇なり」というが、その奇跡めいた事実を小説に落とし込んだような作品。

    こんなホラー小説なら、たくさんの人が楽しめると思う。

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    2026年05月16日
  • 踏切の幽霊

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    モキュメンタリーホラーとも言えるし、不思議な社会はミステリーとも言える。
    巻末の解説にもあったけど、宮部みゆきの火車を彷彿とさせた。大変に文章が巧く、またドキドキさせられる展開で一気読みできた。

    この本の直前に読んだスティーヴン・キングのチャーリーの数奇な人生と類似するところもある。
    個人的には「死」というもの対する恐怖は絶大である。自らの意識がなくなるということはどういうことなのか想像がつかない。
    死に対する恐怖への特効薬となるわけではないが、チャーリーの数奇な人生の「人々にはそれぞれ頭の中に壮大な世界があり、そこにこれまで関係した人たちが存在し、生活している」という世界観はある種救いとな

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    2026年05月15日
  • 6時間後に君は死ぬ

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    どなたかが書いてたけど、ハッピーエンドが良かった~(*^^*)
    意外と心温まる系ミステリーで、1冊読み終えると達成感がありました!
    高野さんの他の小説絶対読むぞ!!

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    2026年05月13日
  • 13階段

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    江戸川乱歩賞受賞作品「13階段」
    ミステリー好きの友人がオススメしてくれたこの作品は桁違いのスリル感でした。

    死刑という日本で置かれている法律の在り方についてやその他の罪を犯した者たちのその後をリアルに風刺したこの作品。
    僕は「贖罪」とはなんなのかということを真剣に考えました。
    罪滅ぼし、償い、赦しを得ること。
    罪にはもちろん被害者と加害者の構図があるけど、
    必ずしも加害者が贖罪のためだけに後世を送り続け、
    いつ赦しを得られるかもわからないジレンマに陥りまた再犯を繰り返す。
    死刑には必ず処刑する者もいて、その人らの感情もリアルに感じられて読むページが止まらなかったです。

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    2026年05月10日
  • ジェノサイド 下 新装版

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    本当にすごい景色を見させてもらった傑作でした。エンタメ小説としてのクオリティもさる事ながら、色々と考えさせられる重ためのテーマも扱う社会派の側面もある凄まじい小説です。
    ジェノサイドというタイトルの通り、アフリカ大陸の内乱や、米国大統領の愚行だったりと、人間の醜い側面に焦点を当てた場面が頻発します。特に子ども兵の登場シーンは本当に心が痛みますね。
    超知能との相対シーンも、人間の醜い側面が見える中で際立ったメッセージが包含されています。
    本書を読むと、トランプ大統領のもたらす無秩序、超知能AIが人類を滅ぼすかもみたいな現実世界の話が想起されますが、本書の新装版がこのタイミングで出たのは偶然でしょ

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    2026年05月09日
  • ジェノサイド 上 新装版

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    面白いですね。前から評判で気になっていた本書ですが、新装版が出ていたので手に取りました。
    予想を斜め上をいく展開とスケールの大きさで、読み始めた途端に一気に引き込まれます。
    ミステリーだけでなくSF要素もありますし、米国政治のリアリティある記載も今のご時世に読んでも刺さる部分があります。国家の人格は最高権力者の人格である、とは正にですね。
    どういうクライマックスになるのか、下巻が楽しみです。

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    2026年05月06日
  • 踏切の幽霊

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    なに…この小説!?
    ものすごく名作に出会ってしまった。
    ホラー要素が強いミステリー小説な感じでした。一冊の中にめちゃくちゃ色んな要素が詰め込まれて、勿体無いくらい…‼︎かと言って、読みにくくなく、物語の流れも分かりやすい。
    自分の中では、忘れることのできない作品でした。

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    2026年05月03日
  • K・Nの悲劇

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    ネタバレ

    読み終わったあと、しばらくボーッとしてしまうような、胸に突き刺さるお話でした。
    ミステリーとしての面白さはもちろんですが、それ以上にもし自分がこの立場だったらと考えずにはいられない、人間の生々しい感情が描かれています。ハラハラしながらも、どこか切なくて、ページをめくる手が止まりませんでした。
    読み終わったあとに、誰かとこの衝撃を共有したくなるような、不思議な余韻が残る一冊です。

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    2026年04月13日