高野和明のレビュー一覧

  • グレイヴディッガー

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    悪人が改心して…なんて初めてですね笑
    でも主人公が魅力的で物語全体の疾走感といい、ゴールに辿り着きそうでたどり着けない焦らしの描写もとても絶妙

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    2022年02月18日
  • 幽霊人命救助隊

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    ネタバレ

    何名かの感想にもあるように
    確かに幽霊が人の命を守る話が繰り返されてるだけと
    言ってはそれだけの繰り返しの物語。
    しかし、100つのケースがあるからこそ、
    自分自身と近い状況があった時に、思い知らされるのではないだろうか。

    今のわたしには未来なんかわかんない。
    なんなら明日さえどうなってるかわかんない。
    今日の夜いつも通り暖かい部屋でふかふかのベットで
    寝れているかなんてわかんない。
    いつも通りの毎日だろうなんて思うのは、
    今の私が怠惰で想像力が乏しいだけ

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    2023年07月23日
  • 夢のカルテ

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    どのエピソードも面白かったですが、2つ目のお話しで少し潤っとさせられました。

    ファンタジーなミステリーで全体的に読みやすく、面白かったです。

    恋についてはカウンセラーとして自己分析しながら葛藤してるのがもどかしく...楽しめました(笑)

    高野さんの作品は久しぶりに読みましたが、どの作品も面白く、楽しめます。

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    2021年01月08日
  • K・Nの悲劇

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    ネタバレ

    怖い
    ホラー小説読んでるのかと思った

    育てられないなら避妊しろよと改めて思う
    せっかくコンドームがあるのに。

    結末ははっきりしなかったけど、読後感はよい。
    精神的なものというのは奥が深いんだなぁ

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    2019年09月03日
  • K・Nの悲劇

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    構成がシンプルで、それでいながら抑揚大きく読み手をグイグイ引き込む。ネタばれにならぬ程度に言うなら、妄想に取り憑かれた人の意識に絡みとられ、まるで自分自身もその妄想を見ているかのような。現実なの?妄想なの?それとも心霊、ホラー??というようなストーリーへの誘い。結局どっちだろう。要所要所にギミックあり、まるで映画館にいるかのよう、いや、お化け屋敷か…。

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    2019年06月23日
  • K・Nの悲劇

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    ホラー物だとは知らずに読み始めたので、あれっ!そういう話なのって感じで読み進めた。確かに精神病と心霊現象って紙一重だよなぁと思った。
    ただテンポがよく読みやすかったし最後はハッピーエンドでほっこりできたので良かった。
    改めて命の誕生について色々考えさせられたし、自分の子供たちが生まれた時のことを思い出したりして感慨深い気持ちが蘇ってきた。
    ただ途中にあった胎児の中絶の処置の描写があんまりにも残酷で読むのが辛かった。
    あと出産て神秘的で本当に素晴らしいものなんだけどそのことに対してほとんどなにも関わることのできない男っていう立場がとても情けなく思えた。

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    2019年01月03日
  • 夢のカルテ

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    面白すぎて寝不足になること間違いなし。
    ミステリー要素だけでなく、恋愛要素も兼ね備えたハラハラドキドキものです。ただ、考え過ぎると自身のトラウマと再度向き合うハメになるので要注意…。

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    2018年12月21日
  • 夢のカルテ

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    明晰夢を見ることができるカウンセラーが主人公の話。

    明晰夢というものを知らなかったのだが、非常に面白く読むことができた。

    他人の夢に入り、自分でも気づいていない深層心理の問題を解決する。それだけでもおもしろそうなのだが、そこに恋愛の要素と、犯罪捜査に関わっていくサスペンスの要素が加わり、飽きることなく最後まで一気に読み通せる。

    シリーズ化して欲しいくらい主要な登場人物が魅力的である。

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    2017年01月20日
  • 夢のカルテ

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    心の奥底にあるものを見つめ寄り添うカウンセラーの夢衣。クライエントとの関わり、夢衣自身の恋、穏やかな気持ちで読めた。高野和明らしい人のやさしさや善良さを感じる話。とてもよかった。

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    2016年12月11日
  • 夢のカルテ

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    恋愛模様がちと古臭いが、しっかりとしたサスペンスでスリルある内容が楽しめた。相手の夢を見るには自分も眠らなければならないという無防備な状態、という設定も面白い。

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    2016年12月04日
  • 夢のカルテ

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    特殊な能力を持つカウンセラーの話。恋愛、心理、ミステリと娯楽小説としては十分。ちょっと心理部分は過剰かなという印象を受けたけれど、読みやすかったのであまり抵抗はなかった。

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    2016年06月10日
  • K・Nの悲劇

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    ネタバレ

    快適な生活を守るためという経済的事情で中絶という選択を夫から言い渡された妻の心に異変が起こり始める。
    「私誰だか分かる?」と豹変した妻に聞かれ、恐れおののく夫だが、その答えが分かったとき、夫は大切なことについに気づく。
    命の尊さは、生まれる前から始まっているんだということに改めて気づかされる。作者の命に対する慈しみを最も感じた書だった。今まで読んだ高野和明の本のなかで一番好きかも。

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    2015年01月25日
  • 夢のカルテ

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    高野和明氏の作品はストーリーは違えど、カラダとココロの奥底が震える。文章表現なのか、ストーリー展開なのか。何だろう。この本もココロの底から震えてしまった。波長が合うんだろうな。この人の作品は。

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    2014年12月21日
  • 夢のカルテ

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    他人の夢に入り込める特殊な能力を持つ心理カウンセラー。
    さまざまなクライエントの心の奥底に眠る闇の根源を探る。
    象徴的にしか見えない夢の中。
    無意識下に閉じ込めた記憶は、その中には現れない。

    フロイトとユングの精神分析、間主観的夢、恋愛転移。
    この本では特に恋愛転移に重点を置いている。
    心理学に興味がある人には最適な一冊ではないでしょうか。
    でも、もっと丁寧に描いてほしかった部分もあり、少し残念でした。

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    2014年11月22日
  • K・Nの悲劇

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    こんな怖い本が始めてかもしれない。サイコミステリー?下手をすると安っぽく、嘘っぽくなりそうなテーマだけど、高野氏は本当にリアルに描く。蒸し暑い電車の中で背中がゾクゾクした。無茶苦茶怖かったけど、感動的な幕切れ。13階段、ジェノサイドとは違ったテーマだったけど、リアリティの高さは共通している。

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    2014年11月19日
  • 夢のカルテ

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    ネタバレ

    サクサクっと読むにはいいのではないかなぁと。
    短編連作だから。
    この題材で長編にしてみるのも面白かったかも知れないなぁと思わせる一冊。

    これは、他人の夢に潜ることができる女性が主人公のお話です。まぁ面白いのですが、人の精神に潜るって部分で、夢枕獏さんのサイコダイバーを思い起こさせました。久々に魔獣狩り読むか!

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    2014年08月19日
  • 夢のカルテ

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    夢の世界に入り込める夢衣ゆい
    催眠世界で二人の夢をつなぐポイントを行き来できる能力を使ったカウンセリングで治癒確率をあげる
    恋心は恋愛転移なのか、、、

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    2014年05月17日
  • K・Nの悲劇

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    正直言って、この憑依という稚拙な物語素材でこれほど読ませるとは信じられない。最初のうちのミステリー感が後半に行くにつれ薄れて行き、ちょっと肩透かし感もあるのであるが、であるからこそ、何故か引き込まれてしまうのがスゴイ。

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    2014年05月15日
  • 踏切の幽霊

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    相次ぐ列車の非常停止と、線路上に浮かぶ人影。東京・下北沢で報告された心霊現象に、一人の雑誌記者が挑む。いつまでも深く胸に残る哀切なゴーストストーリー。
    無念を残してこの世での人生を終えざるえなかった人間の思い。成仏できなかった魂の行先が彷徨ってしまうのは当然だと思う。作品のメッセージは伝わるが、亡くなった女性の情念の描き方が物足りない。

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    2025年12月17日
  • 踏切の幽霊

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    読んでいるうちに、単行本のときにも購入して読んだことがあったのを思い出した。
    またやってしまった。
    舞台は1994年。妻を亡くし、その悲しみから未だ立ち直れないでいる元新聞記者が、下北沢3号踏切での心霊現象をネタに記事を書くため取材を始める。最初はやる気のない主人公だが、夜中に鳴る電話、踏切での怪現象、幽霊の正体を追ううちに次第に真相に迫っていく、というお話。
    情景がよく目に浮かぶ描写で、94年は確かにこんな感じの時代だったなと懐かしく、面白い。
    別著の『13階段』で好きになった作家さんだが、今回はその時ほどは引き込まれなかったので☆3つ。

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    2025年12月14日