高野和明のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
怖いと面白いは両立する。でも、ちょっと夜眠れなくなりそう。
「ゼロ」「跫音(あしおと)」「死人に口あり」など全部で七編の短編集だった。すべてとは言えない気がするけど、いくつかの物語で『犯人と二人きり』という状況が待っている。しかも、そのうち三編が幽霊がらみ。
ホラーが苦手な私は、いつでも本を閉じられるような心構えで読んだのだが、閉じる暇が無かった。特に面白かったのは「跫音(あしおと)」。夜道で後ろを付いてくる足音に弱っている。そう打ち明ける友人の頼みで、それが幻聴ではないことを確かめることになる男の話。ホラーとミステリが混じり合った一作で、個人的にはめちゃくちゃ怖かったのに、何度も読み返して -
Posted by ブクログ
autumn522akiさん、一休さんの本棚から〜♪
うわっ!
高野和明さんの最新やん〜!!!
7つの怪事件
えっ!っというオチもあってなかなか!
「ゼロ」
えっ?
どういう事?
ひょっとして、無限地獄???
「跫音」
そら跫音に悩まされるわ〜!
それだけのことしたんやし。
「身近な人間が、陰で何をしているのか分からない。家族思いの父親が、ある日突然、殺人者に変貌する。そんな事例を、私はたくさん見てきました。それが、人の世ってもんですよ。おそらく、あの世よりも恐ろしい所でしょう」…はぁ…
「死人に口あり」
自分が殺した彼女が幽霊になって、追い込んでくる〜!
もう、色 -
Posted by ブクログ
いいじゃないですか
少しホラーチックな短編で
どれも設定が面白く引き込まれました。
それぞれの短編に一言コメントしましょう
▪️ゼロ
盛り上げるだけ盛り上げて、最後はややありがちな結末。
▪️跫音
タイトルの字面からしてすでに怖い。
▪️死人に口あり
幽霊をストレートに使う展開はどうかと思ったが、意外と面白い。
▪️二つの銃口
自分が想像していた結末とは違う方向に着地。
▪️ハードボイルドな小学生
タイトルからして惹かれるが、文章の渋さと小学生の行動のギャップが楽しい。
▪️天城の山荘
731部隊を思わせるような設定で興味をそそられる。
▪️三人目の男
本当に恐ろ -
Posted by ブクログ
高野和明さんのミステリー短編集
目次
ゼロ
跫音
死人に口あり
二つの銃口
ハードボイルドな小学生
天城の山荘
三人目の男
短編集ということで気楽に読み進めようと思ったら、良い意味で裏切られた。
どの作品もしっかりと個性があって重い。笑
短編なのに、ストーリー性が高く、分かりやすい描写で一気に引き込まれた。
まず、初めの「ゼロ」でそのスケール感に圧倒された。いや、これ映画の世界観でしょ。ユアン・マクレガーの『アイランド』を思い出してしまった。笑
特に印象的だったのは「二つの銃口」と「天城の山荘」
どちらも、差し迫る緊迫感と臨場感が凄くて、高野和明さんの代表作「13階段」を彷彿とさせる -
Posted by ブクログ
罪刑法定主義に則って司法制度を動かすのであればいっそ、情状酌量とか改悛の状とか全部取っ払って事実関係だけで捜査判決、刑の執行するしかないんじゃないか
なんて思ったりもするけど
どだい人間のする事に主観や自我を容れないことなんて無理だから、感情にまかせて行動してしまうのも致し方ない
そこに、客観的な視点があればそれでいいんじゃないか
読みながらそんな事を思った。
20年前と現在とでは違いもあるのかもしれないが
刑務官の生活や実務、死刑執行に至るまでの事務処理や現場の実態とか知らない事も沢山描かれていて、その点も読んでいて興味深かった。ちゃんとハラハラもさせてくれて、面白い小説。