【感想・ネタバレ】グレイヴディッガーのレビュー

あらすじ

『13階段』をしのぐ圧倒的迫力!
空前の疾走感で展開するノンストップ《サスペンス》大作

改心した悪党・八神は、骨髄ドナーとなって他人の命を救おうとしていた。だが移植を目前にして連続猟奇殺人事件が発生、巻き込まれた八神は白血病患者を救うべく、命がけの逃走を開始した。首都全域で繰り広げられる決死の追跡劇。謎の殺戮者、墓掘人(グレイヴディッガー)の正体は?圧倒的なスピードで展開する傑作スリラー巨編!

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Posted by ブクログ

 本当にノンストップ!骨髄ドナーと殺人事件というテーマがよく結びついたと設定の妙に驚きました。
 散らばったシーンが一つに集約して行くに連れて読むのを止められない感覚が最高でした。

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2025年11月18日

Posted by ブクログ

面白かった!
サスペンスものということで、この先どうやって逃げ切るのか、結末はどうなるのかドキドキしながら読んだ。
八神がいいキャラしているなと思った。骨髄ドナーとなるくらい良い人だけれど、元は悪党だからただの良い人では逃げられない展開でも、なんとか打開していく様が気持ちよかった。
高野和明さんは大好きな作家なので、全人類に読んでほしい。

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2025年10月21日

Posted by ブクログ

最後の最後までどんでん返しがぎっしり詰まっていた!
高野和明は絶対ハッピーエンドにしてくれるから安心して読める。

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2025年03月11日

Posted by ブクログ

ジェノサイドがとても面白かったので、
期待して読んでみたら、期待を裏切らない面白さでした!

特に八神と古寺がお気に入りのキャラクターです。
岡田先生とのかけ合いも好き。

読み進めていくうちに、点と点がつながって回収されていく爽快感。
八神が常に追われていて、逃げているときの疾走感が読んでいて楽しかったです。

ここまで書いておいて、って感じですが、
私の中でやっぱりジェノサイドは超えられませんでした。
次は13階段を読みます!

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2023年08月19日

Posted by ブクログ

面白い!
自分が追われているような感覚でハラハラしながら読み進めた。
悪党なんだろうけど、八神にはなんだか情が移ってしまう。

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2023年04月30日

Posted by ブクログ

序盤は淡々と進んでいくストーリー、そしてグレイヴディッガーという若干オカルトチックな殺人犯に⁇でした。
でも、物語が進んでいくうちに回収されていく伏線と心優しい悪党のキャラクターにどんどん引き込まれました。
私の好きなタイプのストーリーに大満足でした。

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2023年04月19日

Posted by ブクログ

高野和明の長篇ミステリ作品『グレイヴディッガー』を読みました。
高野和明の作品は、昨年6月に読んだ『13階段』以来ですね。

-----story-------------
『13階段』をしのぐ圧倒的迫力!
空前の疾走感で展開するノンストップ《サスペンス》大作

改心した悪党・八神は、骨髄ドナーとなって他人の命を救おうとしていた。
だが移植を目前にして連続猟奇殺人事件が発生、巻き込まれた八神は白血病患者を救うべく、命がけの逃走を開始した。
首都全域で繰り広げられる決死の追跡劇。
謎の殺戮者、墓掘人(グレイヴディッガー)の正体は?
圧倒的なスピードで展開する傑作スリラー巨編!
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2002年(平成14年)に刊行された高野和明の第2作… 凶悪犯罪の日常化している現代を舞台にした、ホラー味の強いスリルとサスペンスの長篇です。

 ■プロローグ
 ■第一部 提供者
 ■第二部 墓掘人
 ■エピローグ
 ■解説 西上心太

都会の闇を生きてきた悪党・八神俊彦は、運命の一日を迎えるはずだった… 生き方を改めるため、自ら骨髄ドナーとなり白血病患者の命を救おうとしていたのだ、、、

ところがその日、都内で世の魔女裁判期に登場した殺人鬼「グレイヴディッガー(=墓堀人)」をまねた大量殺人事件が発生… 煮えたぎった浴槽に浮かぶ変死体、偶然にもそれを発見してしまった八神は、謎の集団に追われることになる。

今までの悪行をかえりみて挑もうとしている、人生初の人助け「骨髄提供」を全うするため八神の必死の逃走劇が始まった… 警察、謎の集団、正体不明の殺戮者から逃げ切らなければ、八神の骨髄を待つ白血病患者が死ぬ、、、

八神は生き残れるのか? 謎の殺戮者・グレイヴディッガーの正体とは? 著者渾身のスリラー巨編が、ついにその全貌を現す!

1960年代にアメリカで大ヒットして、何度もリメイクされている『逃亡者』のような逃亡モノ… 追う者の執念と追われる者の恐怖や焦燥等、追撃と逃走を描いたサスペンス、、、

面白かったー どんどん先が読みたくて、ページを捲る手が止まらない… そんな展開の作品でした。

八神の逃避行と警察の捜査が交互に描かれていて、あらゆる手段を使って逃亡を続けるアクションと謎解きがお互いに響き合いながらクライマックスに向かう展開や、公安部と刑事部という警察内部の対立の構図、小悪党の八神と政治にも絡む巨悪… 様々なテーマが浮かび上がる一昼夜の逃避行を愉しめました、、、

伏線の回収も満足いくものだったし、ちょっとミステリアスな結末も納得できたな… 至福の読書時間を過ごせました。

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2023年01月21日

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最初読み始めた時は、難解な用語が多く感じ、なかなか読み進めることができなかった。はりめぐされる伏線。
グレイヴディッガーとは?骨髄移植ドナー?消えた死体?八神を追いかけてくる試客。
謎が謎を呼び、読み進めていくうちに,八神に親近感が湧いてきた。
途中からは一気読み。
ラストは見事に伏線回収。
さすが高野氏の小説はよく作り込まれていると改めて感心した。

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2022年12月31日

Posted by ブクログ

殺害された薬物中毒者の死体が盗み出されたところから始まるサスペンス。骨髄移植ドナーの連続不審死、同じくドナー登録をしている主人公、八神を追いかける不気味な団体、、、と初っ端から引き込まれた。
高野先生の作品『13階段』『ジェノサイド』の次に読んだ作品だが、正直一番面白かった。
最初に伏線を散りばめ、徐々にヒントが出される。謎解きしながら楽しめる。高野作品の共通項。
読み終わると爽快感と満足感で胸がいっぱいになりました。

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2022年10月07日

Posted by ブクログ

高野和明さんの本全部大好きです!!
世界観がわかり始めてからの疾走感が半端ない、、
映画みたいな情景が浮かんでくるのがすごすぎる

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2022年08月08日

Posted by ブクログ

最初の数十ページを読んで、そこからは一気に転がり落ちた。面白かった。
欲を言えば、主人公のバックグラウンドについてもっと知りたかった。

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2022年01月08日

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改心した悪党、八神は、無事に白骨病の少女に
骨髄を届けることができるのか?!

次々と巻き起こる困難。謎の連続殺人事件

ノンストップのスリラー巨編

いやいや、ないでしょこれ!って感はあるけれど
凄まじいスピード感は圧倒的

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2025年12月10日

Posted by ブクログ

【2025年116冊目】
善行を積む前に借金をしよう、そう思い立った八神が発見したのは、アパートの浴槽で釜茹でにされた男の死体だった。直後、見知らぬ男たちに追いかけられ、やむなく八神は逃亡を開始する。男を殺したのは誰か?なぜ見知らぬ男たちが追いかけてくるのか?骨髄移植のドナーとしての役目を果たすため、八神の東京を駆け巡る逃走劇が始まった。

最初は登場人物も多いし、事件も複雑だし、というか次々に事件起こるしでついて行くのに必死でしたが、だんだんと真相がわかるに連れて、ページをめくるスピードも加速していきました。お、面白い。謎が謎を呼ぶ展開、複雑怪奇に絡み合う因果関係の糸が解かれていき、真相がわかった時のなるほど感と言ったら!

最初は「でも悪党なんでしょ」と穿った目で見ていた八神のことも、すぐに「逃げろ!頑張れ!」と応援したくなりますし、いろいろと言動がかっこいい。最後の説明のつかない結末については賛否両論ありそうですが、司法で捌けないのだから、そうだよなという感じも。Sを逆手に取った真相も凄かった。

物語の建付けのうまさと、複雑に絡み合う要因も最後には綺麗に説明しきってしまう筆力の高さ。最初に読んだのはジェノサイドでしたが、13階段も面白かったので、安定して面白い作家さんだなぁとますますファンになりました。

最後の段落で一気に涙目にさせてくるのもずるい。また読みたい作家さんです。

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2025年09月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

真相が見えてくるまではすごく面白かった。
犯人が分かった辺りから、わたし的には大失速…。

この手のものは何でもそうだけど、それまで普通に暮らしていた(??)人間にここまでのことができるかよ、訓練された職業暗殺者かよ、と思ってしまう。

私が読み飛ばしたのかもしれないけど、代議士が自分の私兵を得るために公安の警察官を使ってカルトを作り、そこに犯人が偶然入り??、代議士が有力な対立候補をスキャンダルで落とすべく、カルトの人間に人を殺させるとともに嘘の証言をさせたり(それを犯人が知って、恩人の復讐をすることに??)、代議士が白血病治療の骨髄移植のためにカルトの人間に八神を確保させようとした…てこと…?
犯人の関わり方がなんかだいぶ無理があるような…。

対立候補を落とすために、人を殺させて、対立候補の息子を犯人に仕立て上げるために複数人に嘘の証言をさせる、なんてやるの不自然すぎるよねぇ。
そこまでのことをする必要ないじゃん…もっと軽いスキャンダルでいいじゃん…そんな陰謀に多くの人を関わらせてうまく行くわけないよ…。

あと、骨髄移植が1回しかできない前提で話が進むので、何で???と思って、しらけてしまった。
骨髄バンクルートでも1人のドナーが2回まで骨髄提供できることになってるし、あの代議士なら正規ルートでなく骨髄移植できそうじゃん。
何で八神が他に提供したら、もう代議士に提供することが不可能、みたいな感じなの…?(八神が任意では提供しないだろうというのは置くとして)

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2025年09月07日

Posted by ブクログ

高野和明さん著『グレイヴディッガー』の概要と感想です。

概要です。
「誰かのことを祈りたいから人間は神を創った。誰かのことを呪いたいから人間は悪魔を創った。」(p458)
墓堀人伝説を真似た連続殺人が都内で発生し、容疑者と誤解された八神俊彦は警察や謎の組織、そして殺人鬼から逃げながら真相を掴む逃亡劇。

感想です。
高野和明さん作品をコツコツ読み進めていますが、本作は『13階段』『幽霊人命救助隊』ともまた異なる面白さで、私の最近の既読作品だと太田愛さんの『犯罪者』や知念実希人さんの『屋上のテロリスト』に近いスリリングさを感じました。

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2025年03月15日

Posted by ブクログ

【2025年 読書記録No.1】
ノンストップクライムサスペンスとはまさにこのこと。
逃走劇の模様が目の前に映像として浮かんでいるように、ページを進めれば進めるほど展開がスピード感を増していく。本当にこの作家の作品は、映画を見ているようだ。それほどまでにテンポ良く読み進めることができた。そして人間ドラマあり、警察と公安の対立あり、裏組織や政治の闇にも踏み込むように、色んな要素が詰め込まれていて読む人を飽きさせない。
素晴らしい作品だった。

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2025年01月12日

Posted by ブクログ

主人公の八神は悪党だけど、改心して骨髄ドナーとなり、他人の命を救おうとする。ところが移植を目前に、連続殺人に巻き込まれる。病院目指しての逃走劇。八神の性格が良くて、なんだかほろりとさせられる。殺害描写はけっこう残酷なんだけど、八神のシーンはところどころ笑わせてくれて、うまい具合にバランス取れてる。
最後、八神が手術前に、移植の成功を神様に祈るシーンが感動的。美しく終わってて、とてもいい。

しかし、グレイブディッガーという、架空の?伝説に絡めないほうがおもしろかったんじゃないかと思う。
2011/8/15

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2024年12月15日

Posted by ブクログ

ところどころツッコミどころはあるものの、疾走感あって面白かった。
太田愛の「逃亡者」を思い起こす逃走劇。

グレイヴディッガーの存在が創作とは思わなかった、ディテールがしっかりして描かれてたからびっくり。

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2024年10月25日

Posted by ブクログ

ジェノサイドのような緊迫感と疾走感がおもしろかった。八神さんの不運ぶりには脱帽です。先生とはうまく行ってほしいと思いました。

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2024年02月08日

Posted by ブクログ

「13階段」が面白かったので手にとって見ました。
「13階段」ほどではないけれど、やっぱり面白い。

都内で連続して起こる猟奇殺人。
その被害者の共通点は、骨髄ドナー登録者だったー。

遺体を発見してしまった小悪党・八神の逃走劇と犯人を追う警察の視点からテンポ良く描かれたミステリーです。

早く先が読みたい!という気持ちになり、寝る間も惜しんで読んでしまいます。
自分自身が犯人に追い詰められているような臨場感がたまらなくスリリング。

リアリティがない、というのが残念な点ですが読み応えはばっちり。
面白かったです。

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2022年11月01日

Posted by ブクログ

13階段が面白かったので読んだ。

怪奇現象が人為的なものなはずあるのか?と途中疑ってしまったが、最後の回収が気持ちよかった^ ^

どんでん返しというか、伏線回収というか、最後に謎が解けるのが好きな人には本当におすすめです○

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2022年05月30日

Posted by ブクログ

表紙の絵に興味をそそられて手に取りました。
ちょっと怖いのかなと思ったけれど、今まで読んだ高野和明さん作品がどれも面白かったから期待のほうが大きかった。

主人公:八神は、少年時代から警察のお世話になるような悪事をしていたが、心機一転、骨髄ドナーとして他人の命を救おうと行動を始める。
しかし運悪く、殺人事件に巻き込まれて指名手配され、更に謎の集団にも追われる身となってしまう。

この謎の集団が途中まで本当に謎で、でもすごいチームプレーで各所に現れるからビックリ。訳がわからないまま逃げる八神と一緒にハラハラドキドキし、時に八神を応援しながら読み進めてた。

さらに墓掘人なるグレイヴディッガーが現れたときの殺戮描写はやっぱり恐ろしかった。。。こんな猟奇的な殺人鬼に目をつけられたら助かる気がしないよ。表紙の絵があるから尚更イメージが浮かんできた。
解説読むまでグレイヴディッガーの存在がフィクションだとは思わなくて、改めて高野和明さんの作り込みの精度の高さを体感した。

そして私は終盤まで犯人に気づけず。でも、気づけなかったことによって最後までハラハラを楽しめ、どんどん引き込まれた。

色々な出来事が起きて危機的状況になっても骨髄ドナーを諦めず、何としても病院にたどり着こうとする八神のキャラが良い。
八神と刑事:古寺、八神と医師:岡田先生のやり取りもなんか良い。それぞれの関係性というか、信頼してるから出てくる言葉なんだろうなっていうのがいくつもある。八神、憎めない人。

悲しさ、悔しさ、恐怖などこの1冊で様々な感情が体感できる。最後、温かい気持ちになれたのも良かった。

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2022年05月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

少年時代から罪を重ね、悪党面がすっかり板に付いた八神俊彦は、生き方を改めるため骨髄ドナーとなって他人の命を救おうとしていた。

しかし、都内で連続猟奇殺人が発生。その事件に八神も巻き込まれてしまう。白血病患者を救うタイムリミットが迫る中、六郷総合病院に向け夜の逃走劇が始まった。

物語は、逃走する八神と事件を捜査する警察側の視点で描かれ、八神を追う「ミニスター」という謎の組織、その組織を狙う「グレイヴディッガー」なる殺人鬼、連続猟奇殺人に関係してくる遺体消失事件の黒幕の正体等、徐々に事件の全貌が明らかになっていく。



高野和明氏の小説を読むのは、「13階段」と「ジェノサイド」に次いで3作品目。
自分が東京都に土地勘が無いため、逃走経路に関して楽しみ切れていないことは残念だったが、八神の冗談混じりの会話や古寺巡査長との掛け合いは何だか微笑ましく、剣崎・古寺・越智が公安警察に抗おうとする構図はスリリングで最後まで楽しめた。
ホラー感を残しつつも爽快な読後感があり、期待を裏切らない安定の面白さだった。

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2022年03月06日

Posted by ブクログ

高野和明さんの著書を読んだのは、13階段、ジェノサイドと続いて3作目になります。改心しようと骨髄バンクに登録した小悪党が、ドナー提供目前で巨大な事件に巻き込まれて逃走する…。エンターテイメント性がすごいスピード感のある作品です。

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2025年12月21日

Posted by ブクログ

スピード感あって、ハラハラドキドキ
ストーリー展開がいいかんじ。

でもって、悪役だと思ったらいい人とか
意外な展開もあって面白いっす。
ラストもほっこりしてるしオススメの一冊。

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2022年02月24日

Posted by ブクログ

悪人が改心して…なんて初めてですね笑
でも主人公が魅力的で物語全体の疾走感といい、ゴールに辿り着きそうでたどり着けない焦らしの描写もとても絶妙

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2022年02月18日

Posted by ブクログ

高野さんは逃走劇を書くのが上手みたい。
機転を効かせて何度も逃げ切るスリル、ハラハラドキドキを味わいたいならピッタリかも。
警察内部の抗争もなかなか、リアリティを感じられた。1日で読み切った。

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2025年07月03日

Posted by ブクログ

★3.5
お下がり本

とにかく八神さんが可哀想
なのに、悲壮感がなく前向きに骨髄移植のドナーとしての使命を果たそうとします

グレイヴディッガーは、私の中ではゲーム
サイレントヒルの中にいた三角帽子の斧引きずってる人!!
怖すぎる!!!

スピード感があって、昨日から一気に読みました

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2025年01月12日

Posted by ブクログ

うーん、まあまあだったかな!

高野和明さんの著書は『13階段』と『ジェノサイド』を読んでいて、どちらもめちゃくちゃ面白かったので、本作もかなり期待しながら読んだんだけど、ちょっと期待しすぎちゃったかもしれない。

別々の事件が繋がり始めた瞬間とかは面白く読めたけど、男の逃走劇のパートが長くて飽きてしまったのが正直なところ。
文体は読みやすく好きでした。

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2024年09月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

高野和明さん2冊目。
個人的には13階段の方が好きだけど、「ノンストップ」「圧倒的なスピードで」その言葉通りすごく疾走感のあるお話でした!
事件の謎をじっくり深く考える暇もなくあれよあれよと話が進んでく…というか読み進める手が止まらない笑
ミステリというより逃走劇という印象。

八神は確かに悪いことばかりしてきた悪党には違いないけど、人を助ける為にボロボロになりながらも諦めずに逃げ続けるところに好感が持てた。そしてそれを信じる人情派刑事古寺も良いキャラしてるなぁ〜。
にしても時速90キロでビルに激突した後も5体満足で逃げ回ってるのは流石に強すぎてちょっと笑っちゃった笑
そしてグレイヴディッガーなる存在が作者の創造ってところも驚き。

最後のエピローグは権藤の霊的なものによる天罰ってことなのかな…?

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2023年11月01日

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