高野和明のレビュー一覧

  • 踏切の幽霊

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    ネタバレ

    心霊現象が話の中核にあるのに、物語の進行は地道な取材の積み重ねという、オカルトとリアルがせめぎ合うような内容。まだ昭和の名残がある平成初期が舞台なところがまた、郷愁を誘う。

    語りすぎない簡潔な文章でありながら、真相に近づく道程にはこまめに盛り上がる展開があり、読者を惹きつけて離さない匠の技を見た。

    幽霊の描写にぞっとする場面はあったが、松田と同様に、恐怖を上回るやるせなさな痛ましさを「彼女」に感じた。最後まで彼女の名が明かされなかったことに気付き、嘆息するまでがワンセットの、深い余韻が残る結末だった。


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    2026年03月26日
  • ジェノサイド 下

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    ネタバレ

    理解に時間がかかる難しい内容ですが、凄まじいリアリティと緊張感を感じる物語でした。日本、アメリカ、そしてコンゴのそれぞれの国で展開される物語が一つに繋がっていく様に圧倒されました。今の人類よりも遥かに賢い頭脳を持つ進化した人類が現れたなら、過去に人類同士でジェノサイドを行ってきた我々ははその新人類をも脅威と見なして殺そうとするのか…。圧倒的なスケールのこの作品を書き上げるにあたって、作者が膨大な資料を参考にしたであろうことが感じられその丁寧な下調べに脱帽しました。

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    2026年03月26日
  • ジェノサイド 下

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    ネタバレ

    ネメシス作戦の本当の目的に気づいたイェーガーたちは、新人類のアキリと共にアフリカを出て逃亡することを決意する。一方、父が遺した創薬ソフトが人類の叡智を超えた万能ソフトであることに気づいた研人は、協力者の李正勲と寝る間も惜しんで新薬の開発に取り組む。しかし、ジョナサン・イェーガーの病状は悪化し、創薬の期限が刻々と近づくーーー。

    上巻で状況がつかめ、下巻は主にアフリカ脱出と創薬研究がメインだったが、飽きることなく楽しめた。新人類の出現に対比して、現生人類の愚かさや弱さなども語られ、考えさせられた。人間は、今ある能力で頑張るしかないのだという、当たり前のことを実感させられた。

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    2026年03月21日
  • 幽霊人命救助隊

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    ネタバレ

    これはとんでもなく良作。
    絶対読んだほうがいい。

    自殺した4人の幽霊が、天国へ行くために自殺志願者100人を助けるお話。
    設定は少しファンタジーだけど、内容はとても心に刺さる。死んだらあかん。
    お揃いのつなぎを着て、まるでゴーストバスター。
    最高にカッコいい。

    実は私も元自殺志願者。
    詳細は省くけど、17歳で家を出て、夜の世界へ飛び込み、初めは刺激的な世界に楽しくしていたけれど、根が真面目な私は、すぐにダメになっていった。
    区切りがついたら…このタスクが片付いたら…
    死ぬ事を目標にする様になっていた。

    けれど19歳の秋に『捨て猫拾ったんやけど飼ってくれへん?』と。
    産まれて約2週間の母猫

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    2026年03月17日
  • 犯人と二人きり

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    13階段以来の高野さんの作品
    長編かと思ったら、短編集だった
    どれも面白く
    他の作品も読みたくなった

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    2026年03月08日
  • 13階段

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    物語の導入部分から読みやすく、夢中になってしまった。7割ぐらい読んだ辺りから、より面白くなり一気に読んでしまった。所々にあった疑問点も最後には全て回収されてモヤモヤ感もなかった。

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    2026年03月03日
  • 13階段

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    ネタバレ

    面白かった…!すごい!
    どうなるのどうなるの、と先が気になる展開でまさに一気読み。ラストの畳み掛け方が圧巻です。

    死刑執行と殺人、何が違うんだろう。
    現行の死刑に対しても考えるきっかけとなる作品。

    純一の家出と事件は関わってくるんだろうなとは思っていたけど、純一にも殺意があったとするラストはまさに予想外。そう持っていくのか。

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    2026年03月01日
  • 犯人と二人きり

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    高野和明と言えば『幽霊人命救助隊』が大変面白かった。高野作品今までに5冊読んだがどれも最高、自身は幽霊には会いたくありませんが!

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    2026年02月24日
  • ジェノサイド 下

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    凄い話やった。現在地球上に生きている65億の人間は、およそ100年後には、全員が死にたるなのに、なぜ今殺し合わなければならないんだろうな。
    人類がこんだけ進化していたら、さらに新しい人の種類っていうのが出てくるっていうのもまぁわかるような気がするわ。でも今新しい人類が出てきても、確かに脅威となると思ったら抹殺されてしまうんだろうな。恐ろしい人類は。

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    2026年02月24日
  • 犯人と二人きり

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    ホラーありのミステリ好きな方にオススメです。短編集ということで、一編ごとにコロリと変わる作風(路線?)がいいですね。
    小学校が舞台の作品まであるのは驚きました。微笑ましいです。
    ラストの一編は、どうしてという気持ちも抱きつつ、ベターな感じにおさまったので、読後感が良いです。
    一番ハラハラしたのは、ビル内でのチェイスでした。

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    2026年02月23日
  • ジェノサイド 下

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    文句なしに面白い

    人間の本質について考えさせられますね
    残虐性は、やはり目を逸らすことのできない本質の一部だとはおもうけれど、善性もやはり人の生来持つ本質の一つだと思いたいです

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    2026年02月23日
  • ジェノサイド 下

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    予測できない展開で、とても楽しめた。
    何かを匂わせる書き方や、先の読めないワクワク感がある。
    薬に関する細かい描写はやや難しい部分もあるが、専門知識がなくても十分に読める。
    超人類の知性の卓越ぶりを思い知らされるし、味方なら心強いが、敵に回したら絶対に勝てないだろうと感じさせられる。

    人類が最後の進化形だと決まっているわけではなく、今後ヒトよりも優れた生命体が誕生する可能性もあるのではないか。
    そんな想像が膨らむ小説だった。

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    2026年02月19日
  • 13階段

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    元受刑者と元刑務官がバディを組んで、死刑囚の冤罪を晴らすために調査していく話。

    ラストの展開が怒涛すぎて、どんでん返しのどんでん返しって感じ。

    元受刑者である三上の過去を知って、そりゃそうだよなって感じだし、
    南郷の刑務官としての仕事は素晴らしい事って事もわかる。

    元受刑者は手錠を思い出すから、腕時計はつけれない。

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    2026年02月19日
  • 13階段

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    もっと早く読めばよかったと後悔している。
    元受刑者と刑務官がコンビを組んで死刑囚の冤罪を晴らすっていうこのあらすじだけでアツいのが確定してる。
    進むにつれてどんどん引き込まれるし終盤の展開はハラハラドキドキで感情がジェットコースター。

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    2026年02月18日
  • ジェノサイド 上

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    コンゴのジャングルに住む民族の殺害ミッション。
    理由はウイルス対策だと知らされているが、物語が進むにつれて真実が徐々に明らかになっていく。
    展開が非常に面白く、情景もクリアにイメージできる。
    読み始めたら止まらず、海外ドラマを一気見しているような感覚だった。

    超人類の存在が人類にとって脅威になりうるという考えには一定の説得力があるが、大統領のパーソナリティが政策に強く影響している点ももっともだと思う。
    このホワイトハウスは、かなり攻撃的な方針を取っている印象を受けた。

    コンゴでの作戦とは直接結びついていなかった日本の大学院生が、下巻でどのように関わってくるのかとても楽しみ。

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    2026年02月16日
  • 踏切の幽霊

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    高野和明さんのファンだからというのもあるけど今回の作品も素晴らしかった。ホラーは苦手だからめちゃめちゃビビって読んだけど、初めてホラー作品でホラーの先に哀しみを感じることができた作品でした。おもしろかったです、

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    2026年02月12日
  • ジェノサイド 下

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    ネタバレ

    上巻に続き、緊張に満ちたミッションが続く。ラストまで一気に読んでしまった。

    最初にイェーガーが命じられたのは、「人類を抹殺するウィルスに感染した人々を、やむを得ず殺すミッション」だったはずなのに、実は「アフリカのムブティ人の間に突然生まれた進化した人類を、彼に脅威を感じた合衆国が抹殺するミッション」だったことが判明した上巻。
    進化した人類アキリはまだ三歳にもかかわらず、合衆国の暗号通信を解読するわ、電力発電所にハッキングしてアメリカ各地を停電に追い込むわ、ものすごい力を発揮する。金と力に物を言わせて追撃してくるホワイトハウスの包囲網から、間一髪で逃れるシーンの連続は、読んでいて純粋にワクワク

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    2026年02月07日
  • ジェノサイド 下

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    何度電車を降り過ごしたか
    こんなにも引き込まれる作品は久しぶりだった
    人間という枠組みでできている社会に一石を投じることができる機会があるということの期待を持つことができました

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    2026年02月07日
  • 犯人と二人きり

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    高野和明さんの短編集。
    ミステリーをベースにSF、ホラー、サスペンス、ファンタジー要素が盛り込まれた作品。
    短編集は読みやすいけれど、ちょっと物足りなさを感じることがありますが、高野さんの作品はどれも読み応えあり。特に好みだったのは、『ハードボイルドな小学生』と『天城の山荘』。
    『ハードボイルドな小学生』は、主人公がクラス内で起きた怪文書事件の犯人を探す物語。主人公・優くんの大人の男性を意識した口調や行動が微笑ましい中、子どもならではの視点で事件を解決していく過程がとても面白かったです。
    『天城の山荘』は、時代背景も含めて好み。怖いけど面白くてページを捲る手が止まりませんでした。
    満足度の高い

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    2026年02月02日
  • ジェノサイド 上

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    7,8年ぶりの再読。
    昔読んでワクワクしたのを覚えていたのでまた読んでみようと思った。

    2回目だけどグイグイ物語に引き込まれていく。
    こういうSFアクションいいですね。

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    2026年01月31日