高野和明のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ短編集でした。
6時間後に君は死ぬ⭐︎3
まさかの犯人にびっくり!
ただ動機がよく分からん。。
時の魔法使い⭐︎4
幼い自分がタイムリープしてきた!
今の苦しい生活を変えたいが、「優しい」自分を無くさない為にあれこれ吹き込む事は断念する。
恋をしてはいけない日⭐︎3.5
好きになった人は既に死んでいるという悲しいオチ。
そもそも浅い考えで色んな男をとっかえる主人公があまり好きにられず。
ドールハウスのダンサー⭐︎3.5
何度もオーディションに応募するが審査が通らずダンサーの夢を断念する。
ドールハウスの繋がりや、将来夫となる人との出会いをもう少し深ぼって欲しかった。
3時間後に君は死ぬ⭐︎3
初めて未来を変える事ができた!
ただ全員のビジョンが見えるのはちょっとやりすぎなのでは。。 -
Posted by ブクログ
書店の新刊コーナーで並んでいるのを見つけて迷うことなく手に取って購入を決めた。事前情報があったわけでも、作者を知っていたわけでもない。怪異の物語が好きなことも手に取る理由の一つではある。そして僕が怪異を求める理由の一端をこの物語は描いてくれるのではという期待があったことが一番大きな理由である。それは人は死んだらどうなるのか。そして巷で言われる幽霊譚と死者とはどんなつながりがあるのか。そして数少ないけれども、僕自身も体験した怪異の現実的な位置づけができるのではないか。そういう期待が数ある積読になっている本を押しやって読んでみたいと思わせる作品だったのだ。
結果的に僕の期待の全てを満足させるものではなかったけれど、主人公松田にシンクロする部分はあって、いくつかの場面で心を一つにしたと思えた。
解説者がこの作品をホラー小説と位置づけるような文言があったけれど、作者自身が語るように、この作品はホラー小説ではなく幽霊小説なのだと思う。そうして描かれていると感じたからこそ大きな期待があったとも言える。もちろん決して失望したわけではないことは申し添えておきます。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ「避妊をしなければ子供ができる。そんなことも分からない奴らは、恋愛するな」(P403)
一時の快楽に身を委ねるのはダメ、絶対。テーマはめちゃくちゃシンプル。女を孕ませて堕ろそうとした男が改心して出産させる話。当たり前ながらも改めて「避妊の大切さに」気付かされた。面白かった点は2つある。
1つめは、オカルト(死霊の憑依)か、化学(精神の病)か、どちらの説か分からないこと。
果波に取り憑いた霊をめぐって、憑依説を推す夫(修平)と、精神の病だと言い張る精神科医(磯貝)の対立が興味深い。どちらの言い分にも納得できる。
磯貝による精神分析が興味深い。憑依は現代においては、精神疾患の一種だというのは初めて知ってビックリ。憑依を題材にした映画とかの影響で、オカルト的なものかと思ってたわ。
2つめは、子供を堕ろしたい修平と、中絶を阻止したい死霊(久美)の攻防。
「お腹の子は絶対に守る」果波に憑依した久美が、修平や磯貝たちに、強い意志で反抗してくるのにはハラハラさせられる。最終的には、久美が中絶を妨害したおかげで、出産することになるから良い霊だったのは意外。
総評すると、ドストレートなメッセージに改めて気付かされ、オカルトと化学を織り交ぜた話に翻弄され楽しめた。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ【2025年105冊目】
ベストセラー作家である修平の妻である果波は幸福の最中にいた。狭いアパートから高層マンションに移り住み、新たな暮らしをスタートさせた二人。だが引越ししてしばらくしてから、収入の見込みがなくなることがわかり、修平は焦り始める。そんな折、果波の妊娠が発覚。苦渋の決断で中絶を決意した二人だったが、徐々に果波の様子がおかしくなり始めて――。
ミステリーとホラーを混ぜ合わせたような一作。果たして精神的なこととして片付けられるのか、それとも幽霊のような説明のつかない現象なのか、どっちなんだ!と最後まで読者を翻弄させる建付けにまんまとやられて一気読みでした。
個人的にはもうひとひねり欲しかった(あの男が存外まともだったので)のですが、超常ミステリーとしては納得感のある結末でした。あと、出産シーンはやっぱなんか涙ぐんじゃいますよね。私もコンコースにいたら歓声あげて拍手してた(でもどういう状態?!とは思ったと思う)
それにしても表紙が怖すぎる。棚から手に取った時、一瞬躊躇しました。表面にしてテーブルの上とかには置いておきたくないタイプ。読んでる時はカバーつけてたので良かったですが怖いよ。
高野さんは筆力高いので安心して読めるのもいいですね!