高野和明のレビュー一覧

  • 13階段

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    最後頃まで犯人が解らないという定番の進展はクリアしていて、なおかつある程度説得力があり、楽しく読める。死刑制度の問題点といったことも考えられている。処女作として上出来。

    昭和天皇防御前、恩赦を期待して死刑判決を争っていた数名の被告が控訴を取り下げた。恩赦は確定死刑囚しかだされないから。しかし恩赦は軽微な罪のものにしか出されなかった158

    「俺もお前も終身刑だ」主人公二人(元刑務官と元囚人の主人公コンビ)。これは長州力が真壁を例えた話の元ネタなのか?417

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    2026年04月21日
  • 犯人と二人きり

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    7つの短編だが、タイトル通りどれも「犯人と二人きり」な状況が出てくる。
    それぞれ独立したストーリーであり、どれも個性的な話ばかりだった。
    SF風のものからホラー形までジャンルも様々。
    心霊現象は信じていないけど、やっぱり文字で読むと怖さが…。
    特に「天城の山荘」はゾッとした。
    短編なのでさくっと読めて楽しめた。

    ⭐︎3.5

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    2026年04月19日
  • 踏切の幽霊

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    ただのホラーだと思って手に取ったが
    ホラーでもあり、社会派ミステリーでもある。
    けど人間ドラマでもある。
    後半は次の展開をドキドキしながら読み進めれた

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    2026年04月09日
  • 犯人と二人きり

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    SF、ホラー、怪奇ミステリ、サスペンス、ハードボイルド?などテイストが違うものの、「犯人と二人きり」の状況に背筋がひんやりとする7つの短編。
    読み終わって表紙を見ると、そこに描かれた物が全ての話を想起させて2度楽しめる。

    好きなのは「ハードボイルドな小学生」。人が死なない平和な“事件”をこれだけ面白く読ませる作者の力量がすごい。
    心霊現象的なものや幽霊も出てくるんだけど、やっぱりいちばん怖いのは生きてる人間だって改めて思う。ホラーって怖いけど、無念のうちに亡くなった人のことを思うと哀しい思いも。みんなきちんと成仏させてあげたい。

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    2026年04月07日
  • 13階段

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    そりゃ、被害者家族は加害者を恨むだろう。
    特定の理由で個人を恨むでもなく無差別で加害者になってしまうより、何かしらの理由があって強い恨みから加害者になってしまったのが今回の三上の様なタイプなんだけど理由が理由だからやったことは駄目だけど強い非難は出来ない。

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    2026年04月06日
  • 6時間後に君は死ぬ

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    ネタバレ

    短編集でした。


    6時間後に君は死ぬ⭐︎3
    まさかの犯人にびっくり!
    ただ動機がよく分からん。。

    時の魔法使い⭐︎4
    幼い自分がタイムリープしてきた!
    今の苦しい生活を変えたいが、「優しい」自分を無くさない為にあれこれ吹き込む事は断念する。

    恋をしてはいけない日⭐︎3.5
    好きになった人は既に死んでいるという悲しいオチ。
    そもそも浅い考えで色んな男をとっかえる主人公があまり好きにられず。

    ドールハウスのダンサー⭐︎3.5
    何度もオーディションに応募するが審査が通らずダンサーの夢を断念する。
    ドールハウスの繋がりや、将来夫となる人との出会いをもう少し深ぼって欲しかった。

    3時間後に君は死ぬ⭐︎3
    初めて未来を変える事ができた!
    ただ全員のビジョンが見えるのはちょっとやりすぎなのでは。。

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    2026年03月24日
  • 踏切の幽霊

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    社会派ミステリー。
    加工が難しいアナログ写真、家電にかかる謎の電話、現在との時代背景の違いも楽しめます。

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    2026年03月14日
  • 幽霊人命救助隊

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    自殺をした4人が、神様に自殺志願者100人の命を救うよう言い渡される。秘密兵器を駆使しながら老若男女の様々な心の闇と向き合いながら失った自身の人生にも想いを馳せる物語。後半、うつ病になった原因がこの国が悪い、政治家が悪いと何度か出てくるたびにまぁそうなんだけど私のなかの寅さんがあの台詞をつぶやいてしまいました。「野郎の乳歯をへし折って、永久歯に替えてやれ!」@八木。すがすがしいエピローグ。解説まで楽しく読みました。

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    2026年02月14日
  • 踏切の幽霊

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    書店の新刊コーナーで並んでいるのを見つけて迷うことなく手に取って購入を決めた。事前情報があったわけでも、作者を知っていたわけでもない。怪異の物語が好きなことも手に取る理由の一つではある。そして僕が怪異を求める理由の一端をこの物語は描いてくれるのではという期待があったことが一番大きな理由である。それは人は死んだらどうなるのか。そして巷で言われる幽霊譚と死者とはどんなつながりがあるのか。そして数少ないけれども、僕自身も体験した怪異の現実的な位置づけができるのではないか。そういう期待が数ある積読になっている本を押しやって読んでみたいと思わせる作品だったのだ。
    結果的に僕の期待の全てを満足させるものではなかったけれど、主人公松田にシンクロする部分はあって、いくつかの場面で心を一つにしたと思えた。
    解説者がこの作品をホラー小説と位置づけるような文言があったけれど、作者自身が語るように、この作品はホラー小説ではなく幽霊小説なのだと思う。そうして描かれていると感じたからこそ大きな期待があったとも言える。もちろん決して失望したわけではないことは申し添えておきます。

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    2026年02月13日
  • 幽霊人命救助隊

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    設定に「?」と気にかかるところはあったものの、重くなりがちな自殺というテーマに対して気負うことなくスラスラ読めたし、先の読める展開でありながらも惹き付けられた。学生の頃に読んでいたらもっと感動できたのかな、と。つまり、そういうひとたちにお勧めしたい1冊。

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    2026年01月25日
  • K・Nの悲劇

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    ネタバレ

    購入したマンションを手放したくないが故に中絶を選択するあたりから、修一に共感できずに苛々した。
    精神障害か、それとも霊が憑依したのか。
    非常に興味深い題材だったけど、結局修一に苛々してるうちに読み終わった笑

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    2025年12月01日
  • K・Nの悲劇

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    ネタバレ

    「避妊をしなければ子供ができる。そんなことも分からない奴らは、恋愛するな」(P403)
     一時の快楽に身を委ねるのはダメ、絶対。テーマはめちゃくちゃシンプル。女を孕ませて堕ろそうとした男が改心して出産させる話。当たり前ながらも改めて「避妊の大切さに」気付かされた。面白かった点は2つある。

     1つめは、オカルト(死霊の憑依)か、化学(精神の病)か、どちらの説か分からないこと。
     果波に取り憑いた霊をめぐって、憑依説を推す夫(修平)と、精神の病だと言い張る精神科医(磯貝)の対立が興味深い。どちらの言い分にも納得できる。
     磯貝による精神分析が興味深い。憑依は現代においては、精神疾患の一種だというのは初めて知ってビックリ。憑依を題材にした映画とかの影響で、オカルト的なものかと思ってたわ。

     2つめは、子供を堕ろしたい修平と、中絶を阻止したい死霊(久美)の攻防。
     「お腹の子は絶対に守る」果波に憑依した久美が、修平や磯貝たちに、強い意志で反抗してくるのにはハラハラさせられる。最終的には、久美が中絶を妨害したおかげで、出産することになるから良い霊だったのは意外。
     
     総評すると、ドストレートなメッセージに改めて気付かされ、オカルトと化学を織り交ぜた話に翻弄され楽しめた。

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    2025年10月12日
  • 6時間後に君は死ぬ

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    タイトルの語呂がいい。物騒だけど声に出して言いたくなる。
    どの話も面白かったが、もやっとするところもあり、解説で著者は元々映像の人だと知って納得した。
    "映える"シーンにするためにリアリティが犠牲になっていたように思う。ドラマなんかだとテンポよくみせればむしろ効果的だろうが、自分のペースで読む小説だと難しい。
    表題作とその後日譚が特にそうだった。それぞれ警察官が出てくるが、いかにもテレビドラマに出てくる警察官という感じ。

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    2025年09月15日
  • K・Nの悲劇

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    ネタバレ

    【2025年105冊目】
    ベストセラー作家である修平の妻である果波は幸福の最中にいた。狭いアパートから高層マンションに移り住み、新たな暮らしをスタートさせた二人。だが引越ししてしばらくしてから、収入の見込みがなくなることがわかり、修平は焦り始める。そんな折、果波の妊娠が発覚。苦渋の決断で中絶を決意した二人だったが、徐々に果波の様子がおかしくなり始めて――。

    ミステリーとホラーを混ぜ合わせたような一作。果たして精神的なこととして片付けられるのか、それとも幽霊のような説明のつかない現象なのか、どっちなんだ!と最後まで読者を翻弄させる建付けにまんまとやられて一気読みでした。

    個人的にはもうひとひねり欲しかった(あの男が存外まともだったので)のですが、超常ミステリーとしては納得感のある結末でした。あと、出産シーンはやっぱなんか涙ぐんじゃいますよね。私もコンコースにいたら歓声あげて拍手してた(でもどういう状態?!とは思ったと思う)

    それにしても表紙が怖すぎる。棚から手に取った時、一瞬躊躇しました。表面にしてテーブルの上とかには置いておきたくないタイプ。読んでる時はカバーつけてたので良かったですが怖いよ。

    高野さんは筆力高いので安心して読めるのもいいですね!

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    2025年08月28日
  • 幽霊人命救助隊

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    いい話ではあったが、途中の中弛み感は否めない。
    自殺によってどれだけ周りの人が苦しむのか、様々なエピソードがあってよかった。今を大事に生きよう。

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    2025年08月13日
  • 6時間後に君は死ぬ

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    202505/映画(6 시간 후 너는 죽는다|)見たので原作再読。高野作品ではジェノサイドとか好みなので初読み時もそんなにハマらなかったけど、設定の面白さと展開のうまさは流石。ドールハウスのが一番好み。

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    2025年08月13日
  • グレイヴディッガー

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    高野さんは逃走劇を書くのが上手みたい。
    機転を効かせて何度も逃げ切るスリル、ハラハラドキドキを味わいたいならピッタリかも。
    警察内部の抗争もなかなか、リアリティを感じられた。1日で読み切った。

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    2025年07月03日
  • 6時間後に君は死ぬ

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    高野和明さんの原作小説を読んで、映画を観に行ってきました。
    映画はほぼほぼ小説通りだった。

    小説は、連作短編になってるんだよね。
    全体を通して未来予知で繋がっていて、世にも奇妙な物語な世界観。
    中でも、表題作の「6時間後に君は死ぬ」と後半に入っている「3時間後に僕は死ぬ」は対になって、昔日本でもドラマ化されたらしく、その時はこのに作品が二本立てだったらしい。
    今回の映画もできれば二本立てか、繋げて1本にして欲しかったなと思ったり。

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    2025年05月25日
  • 幽霊人命救助隊

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    面白かったし、終わり方も良かった。
    漫画のストーリーっぽいな、と思ってたら解説でも同じことが書いてあった。

    途中は少し同じ展開が続いて中弛みな感じがあったかも。

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    2025年05月11日
  • 6時間後に君は死ぬ

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    短編だけど、一つ一つが繋がってる。未来が見えるのは、自分にとって良いことなのか、そうでないのか、どっちなんだろう、なんて事を思いながら読み終えた。
    もう一度、結末を知った上で読んでみようかなと思える1冊。

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    2025年03月24日