高野和明のレビュー一覧
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ネタバレすっごい久しぶりの高野和明さんの作品で楽しみでした。ジェノサイド以来かな。
まず、感想として作品の舞台がそうだからなんだけど、めちゃくちゃ昭和の小説を読んでる気分にもなりました。時代背景という部分だけでなく、なんか当時に書いた感溢れてました。解説読んで少し納得かな。
作品のジャンルとしては、何だろう。やはり幽霊小説なのかな。写真や電話やラップ音、降霊など、あらゆる超常現象にも特にカラクリがあるわけでもなく、そのまま不思議なまま。
ふだんミステリばかり読んでるから、そういう観点では少し拍子抜け感ありますが、それなければ話としては好きなタイプ。
なかなか、報われない人が沢山いる話だったけど、事 -
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ネタバレ「避妊をしなければ子供ができる。そんなことも分からない奴らは、恋愛するな」(P403)
一時の快楽に身を委ねるのはダメ、絶対。テーマはめちゃくちゃシンプル。女を孕ませて堕ろそうとした男が改心して出産させる話。当たり前ながらも改めて「避妊の大切さに」気付かされた。面白かった点は2つある。
1つめは、オカルト(死霊の憑依)か、化学(精神の病)か、どちらの説か分からないこと。
果波に取り憑いた霊をめぐって、憑依説を推す夫(修平)と、精神の病だと言い張る精神科医(磯貝)の対立が興味深い。どちらの言い分にも納得できる。
磯貝による精神分析が興味深い。憑依は現代においては、精神疾患の一種だという -
Posted by ブクログ
ネタバレ【2025年105冊目】
ベストセラー作家である修平の妻である果波は幸福の最中にいた。狭いアパートから高層マンションに移り住み、新たな暮らしをスタートさせた二人。だが引越ししてしばらくしてから、収入の見込みがなくなることがわかり、修平は焦り始める。そんな折、果波の妊娠が発覚。苦渋の決断で中絶を決意した二人だったが、徐々に果波の様子がおかしくなり始めて――。
ミステリーとホラーを混ぜ合わせたような一作。果たして精神的なこととして片付けられるのか、それとも幽霊のような説明のつかない現象なのか、どっちなんだ!と最後まで読者を翻弄させる建付けにまんまとやられて一気読みでした。
個人的にはもうひとひ