高野和明のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ読み終わったが、なんとも感想を書きづらい。感じたことを文章にするのが難しい。
最初は少し斜に構えて読んでいたところは否めない。
しかしとても長い話なので、段々と登場人物に感情移入した。ヤクザの八木さんも好きになってしまった。人は共に過ごした時間が長いほど相手を好きになるのかもしれない。
原因の大抵は鬱だと最初から想定していたが、それが原因なのか結果なのかは別として、やはり切っては切れないものなのだろう。
私は人と関わるのが苦手で一人を好む。いくら他人の助けを借りるのが大切と言われても…と思っているが、そう思っている限りはこのような事態を避けることはできないのだろうな。
ラストはすごく良かった。読んで良かったと思える作品だった。長いけど。
これからも生きていたくないと思う瞬間が訪れると思うけれど、そんな時はこの本のことを思い出そうと思う。 -
Posted by ブクログ
ブックリストで紹介されてる方がいて、面白そうだと思って読んでみました!
あの世とこの世の中間で、生きていた年代も享年も様々な4人が出会う。
4人の共通点は、生前自ら命を絶ってしたまった魂だということ。
現世で同じようにこの世を去ろうとする人を100人引き止めるミッションを神から受けるお話。
テーマは重い。自殺、人生、人間関係、経済事情。
でも、きっと重さをなるべく軽減しながら気軽に読めるように工夫された小説なんだろうなと思いました。
主人公たちの掛け合いがコミカルで面白かったです。テーマはしっかり捉えているけど、説教くさくなくて読みやすかったのも良かった。
人の数だけドラマがあるよね。 -
Posted by ブクログ
久々の高野和明さん!(共作やけど)
夢分析か…
フロイトとかユングとか言われても、精神の分野はさっぱりですわ…(−_−;)
人の夢の中に入れるとかいうと、何かサイコダイバーシリーズを思い浮かべてしまうが、それほどバイオレンスしてないし、ドロドロしてない。
夢衣さん、人の夢の中に入れるという特技で、心理カウンセラーしてる。まずは、刑事さんをカウンセリングして、不眠症を撃破。しかし、自身のハートも撃破。
最後は、ハラハラしてミステリーするけど、途中は、2人の恋愛にイライラ…ええ大人が何してんねん!と思うけど、羨ましくもある。
夢からとはいえ、人の心の中を読めるというのは、いいのか悪いのか悩みますな…
分からんからこそ楽しいってのもあるしね。 -
Posted by ブクログ
「ジェノサイド」に衝撃を受け「13階段」を読み、ますます高野和明さんファンになって手に取った3冊目。
共著だからなのか、それとも恋愛要素が含まれているからなのか前出2冊とは違う雰囲気を持っていて新鮮だった。
人の夢の中に入ることができるカウンセラーの主人公:夢衣(ゆい)が4人の患者の夢に入り込み、苦しむ心を救おうと奮闘する一方で、患者として出会ったもう1人の主人公:麻生刑事と互いに惹かれあう。
湧き上がる恋愛感情に戸惑いながらも共に事件解決に立ち向かう2人。恋愛軸強めのサスペンス物語。
4章のうち、個人的には特に【第2章:婚約者の夢】が切なくて、でも美しい物語で好き。
4章通して夢衣と健介の恋愛が描かれており、普通の恋愛としてみたらモヤモヤする場面が多々あるが、元々がカウンセラーとクライアントの関係だったからこそ恋愛移転や過去の体験からくる影響などで判別が難しくもあるのは何となく理解できた。
映画とかドラマになりそうな話で、お互いが過去の経験と向き合いながらも2人で前進していこうと決める想いと行動がステキ。