高野和明のレビュー一覧

  • 夢のカルテ

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    明晰夢を見ることができるカウンセラーが主人公の話。

    明晰夢というものを知らなかったのだが、非常に面白く読むことができた。

    他人の夢に入り、自分でも気づいていない深層心理の問題を解決する。それだけでもおもしろそうなのだが、そこに恋愛の要素と、犯罪捜査に関わっていくサスペンスの要素が加わり、飽きることなく最後まで一気に読み通せる。

    シリーズ化して欲しいくらい主要な登場人物が魅力的である。

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    2017年01月20日
  • 夢のカルテ

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    心の奥底にあるものを見つめ寄り添うカウンセラーの夢衣。クライエントとの関わり、夢衣自身の恋、穏やかな気持ちで読めた。高野和明らしい人のやさしさや善良さを感じる話。とてもよかった。

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    2016年12月11日
  • 夢のカルテ

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    恋愛模様がちと古臭いが、しっかりとしたサスペンスでスリルある内容が楽しめた。相手の夢を見るには自分も眠らなければならないという無防備な状態、という設定も面白い。

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    2016年12月04日
  • 夢のカルテ

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    特殊な能力を持つカウンセラーの話。恋愛、心理、ミステリと娯楽小説としては十分。ちょっと心理部分は過剰かなという印象を受けたけれど、読みやすかったのであまり抵抗はなかった。

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    2016年06月10日
  • K・Nの悲劇

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    ネタバレ

    快適な生活を守るためという経済的事情で中絶という選択を夫から言い渡された妻の心に異変が起こり始める。
    「私誰だか分かる?」と豹変した妻に聞かれ、恐れおののく夫だが、その答えが分かったとき、夫は大切なことについに気づく。
    命の尊さは、生まれる前から始まっているんだということに改めて気づかされる。作者の命に対する慈しみを最も感じた書だった。今まで読んだ高野和明の本のなかで一番好きかも。

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    2015年01月25日
  • 夢のカルテ

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    高野和明氏の作品はストーリーは違えど、カラダとココロの奥底が震える。文章表現なのか、ストーリー展開なのか。何だろう。この本もココロの底から震えてしまった。波長が合うんだろうな。この人の作品は。

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    2014年12月21日
  • 夢のカルテ

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    他人の夢に入り込める特殊な能力を持つ心理カウンセラー。
    さまざまなクライエントの心の奥底に眠る闇の根源を探る。
    象徴的にしか見えない夢の中。
    無意識下に閉じ込めた記憶は、その中には現れない。

    フロイトとユングの精神分析、間主観的夢、恋愛転移。
    この本では特に恋愛転移に重点を置いている。
    心理学に興味がある人には最適な一冊ではないでしょうか。
    でも、もっと丁寧に描いてほしかった部分もあり、少し残念でした。

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    2014年11月22日
  • K・Nの悲劇

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    こんな怖い本が始めてかもしれない。サイコミステリー?下手をすると安っぽく、嘘っぽくなりそうなテーマだけど、高野氏は本当にリアルに描く。蒸し暑い電車の中で背中がゾクゾクした。無茶苦茶怖かったけど、感動的な幕切れ。13階段、ジェノサイドとは違ったテーマだったけど、リアリティの高さは共通している。

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    2014年11月19日
  • 夢のカルテ

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    ネタバレ

    サクサクっと読むにはいいのではないかなぁと。
    短編連作だから。
    この題材で長編にしてみるのも面白かったかも知れないなぁと思わせる一冊。

    これは、他人の夢に潜ることができる女性が主人公のお話です。まぁ面白いのですが、人の精神に潜るって部分で、夢枕獏さんのサイコダイバーを思い起こさせました。久々に魔獣狩り読むか!

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    2014年08月19日
  • 夢のカルテ

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    夢の世界に入り込める夢衣ゆい
    催眠世界で二人の夢をつなぐポイントを行き来できる能力を使ったカウンセリングで治癒確率をあげる
    恋心は恋愛転移なのか、、、

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    2014年05月17日
  • K・Nの悲劇

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    正直言って、この憑依という稚拙な物語素材でこれほど読ませるとは信じられない。最初のうちのミステリー感が後半に行くにつれ薄れて行き、ちょっと肩透かし感もあるのであるが、であるからこそ、何故か引き込まれてしまうのがスゴイ。

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    2014年05月15日
  • 踏切の幽霊

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    ネタバレ

    おもしろかった
    主人公が駆けずり回り少しずつ事件の全貌がわかってくるという古典的な展開ではあるが、やはりこのフォーマットはおもしろい

    霊能力者も無言電話もどっちもガチであったり、ご都合主義感はあった

    生前の幽霊の性格がわからない
    生に対して執着があったから幽霊になっているとは思うが生前の話からその雰囲気を感じない
    絶命寸前だけ気合いが入ってそれがそのまま残ったって感じかな
    死を目前に死にたくないという感情に気づいた的な

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    2026年05月31日
  • 犯人と二人きり

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    SF、ホラー、サスペンスなどジャンルも作風もさまざまな短編集。

    ネタ自体はそこまで奇抜ではないが、とにかく読みやすい。

    特に『ハードボイルドな小学生』が印象に残った。ハードボイルドを気取る小学生と現実とのギャップに笑いながらも、最後は「がんばれ少年」と応援したくなる。

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    2026年05月31日
  • 犯人と二人きり

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    ホラーとミステリーが合わさった短編。
    ホラーが苦手な人もあっさりと読めました。犯人と2人っきりでの攻防戦かと思ったが、残念。

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    2026年05月30日
  • 踏切の幽霊

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    2026-05-30
    たしかにこれは恐怖という意味でのホラーではない。幽霊小説というのが相応しい。記者が主人公で、小さな事件の丹念な取材を描きながら世の中の歪んだ構造に迫っていくあたり、確かに砂の器を思わせる。そして、中心に「幽霊」という謎の解明がある部分は、紛れもなくミステリー。しかし、読後感はやるせない喪失への対峙を描いており、まさに文芸の名に相応しい。

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    2026年05月30日
  • ジェノサイド 下 新装版

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    概ねいいのよ。主人公は薬学院生で、物語冒頭で亡くなった父の開発している秘薬の開発に携わるようになり、また世界(というよりアメリカが)コンゴで発見された新種人類ともいうべき天才に振り回されるというのも面白い。特に新種人類はピグミー族の子として生まれた後、わずか3年にして天才的な戦術的視点を持っていて、あたかも今の「生成AIによって生まれた人類を超える知能が何をするかわからない不安」を先取りした感じになっている。人智を超えた存在とどう共存できる社会を作っていくのかを考えさせる構成にもなっており、そこに葛藤するアメリカ政府職員の心情など吐露されており、非常に共感できる。一気呵成に読ませる物語であるの

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    2026年05月28日
  • ジェノサイド 上 新装版

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    後半からいろいろ繋がり出して風呂敷の全体像が見えてきた段階で終わった上だった。これからどうなるんだろうと下巻に期待してる。緊迫した場面の移り変わりでアメリカ映画見てみるみたい。国家の人格は大統領の人格は確かにそうだなと。

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    2026年05月27日
  • グレイヴディッガー

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    迫力に満ちたノンストップ・サスペンス・ミステリー。
    悪党面の主人公が命がけで奔走する逃亡劇。
    前科持ちの八神が人助けのために骨髄移植を決意した矢先に
    難解な事件に巻き込まれて追われることに。
    殺戮者、警察、公安、謎の組織…様々な人間が登場しては複雑に絡み合う。
    主人公と犯人達の底知れぬ執念、警察の闇が物語を激しく駆り立てる。
    面白い物語ほど何度もページを遡って確認したり読み返したくなる。
    あっと驚かされてはやるせない切なさを感じて感情が忙しい。
    ミステリーを読み慣れていると何でも疑う癖がつくが、毎回予想を裏切られては謎を解き明かされて圧倒される感覚。人間ドラマと疾走感、スリルと快感を一度に味わ

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    2026年05月16日
  • 踏切の幽霊

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    ネタバレ

    妻が死んだことで厭世的になっている雑誌記者が、婦人誌に異動、1枚の心霊写真から殺人被害者のある女性の来歴を調べていく。幽霊設定ーを受けいれば、ストーリー的には、名前を知られない犠牲者で終わりそうになっていた殺人の被害者に、この世で存在していたという証拠を調べ上げることであの世への手向けとする物語と読めた。小説としては舞台が1994年、自分が大学入学の時期なので、当時を懐かしみつつ読めたし、無名の人に名前と人格を与えていく過程が良かった。事故など起きると何人死亡などという数でしか人を認識しないことも多いし、また本作のようにほとんど誰にも生きていた証を残さずに亡くなっていく人も現実に沢山いるはず。

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    2026年05月05日
  • 犯人と二人きり

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    犯人と二人きりの状況を軸にした、それぞれが独立した7つの短編集。相変わらずの語りの妙で、それぞれに読まされるんだけど、惜しむらくはひねりのインパクト。吃驚まではいかず、納得どまりだからかな。

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    2026年05月01日