あらすじ
伝説の江戸川乱歩賞受賞作『13階段』が100万部突破!
犯行時刻の記憶を失った死刑囚。その冤罪を晴らすべく、刑務官・南郷は、前科を背負った青年・三上と共に調査を始める。だが手掛かりは、死刑囚の脳裏に甦った「階段」の記憶のみ。処刑までに残された時間はわずかしかない。2人は、無実の男の命を救うことができるのか。
江戸川乱歩賞史上に燦然と輝く傑作長編が、読みやすい字組になって新装版刊行。
感情タグBEST3
最後まで展開が分からずドキドキ
ミステリー要素もありながら、罪の意識について深く掘り下げられている作品。
こう書くと小難しい内容に思われるけど、主人公である元受刑者の青年と元刑務官のキャラクターがとても好感が持てるので、応援する気持ちでどんどんページをめくってしまう。
前半は登場人物たちの感情が丁寧に描かれていて、後半は手に汗を握る展開でドキドキハラハラ。
最後の最後まで青年が隠していた秘密が明かされたあと、その秘密を踏まえた上でもう一度読み直したいと思った作品。
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じりじりと迫る執行までに間に合うか。真相は、真犯人は誰なのか。ずっと、終盤は特にハラハラドキドキだった。
さらには死刑執行風景がリアルで、死刑制度についても深く考えさせられる濃密さがあった。
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記憶を失った死刑囚の冤罪を晴らすために、刑務官と元受刑囚が調査していくお話。
読書初心者の私ですが、これがミステリーの魅力かと思い知らされ、後半は声を出すほど驚く場面もあり徹夜で一気読みでした。
南郷、三上ペアを忘れません。
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刑務官と前科者が10年前の死刑囚の冤罪を晴らす為奮闘する物語。
張り巡らされた伏線が最後に綺麗に回収されてとても良かった。
死刑制度という少し難しいテーマではあったが、描写や説明が丁寧で、非常に読みやすかった。
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二転三転と高野和明さんの手のひらで転がされました。
死刑制度について考えさせられる作品。
ダブル主人公で読んでいてまるで映画を見ていたかのように面白かった。
できれば、、、友里さんの幸せになった描写と
2人がサウスウィンドベーカリーで笑って再会する描写が欲しかったです。
でもきっと皆幸せになったはず!
面白かった!
重いテーマにもかかわらず、そしてじっくりと書かれているのに、スイスイと読み進めることができて(止められない!)、半日ほどで読み切った。
登場人物の多くに好感が持て(主人公のうちの一人は傷害致死で服役した前科者だが)応援したくなる気持ちになる。作者の力量か。デビュー作ですよ!?
なお、ミステリーでおなじみ?の某ネタがあります。こんなところで出すか?!(笑った)
ラストに向かって、二転三転する展開。とくに後半すごい。
五章の最後、ある人物の名を読んだとき戦慄しました…。
最後に、小説とはいえ登場する全ての人、特にあの人に心の平安が訪れることを願ってやみません。
読んだ人ならわかっていただけますよね…。
余韻が残る小説です。
Posted by ブクログ
江戸川乱歩賞受賞作品「13階段」
ミステリー好きの友人がオススメしてくれたこの作品は桁違いのスリル感でした。
死刑という日本で置かれている法律の在り方についてやその他の罪を犯した者たちのその後をリアルに風刺したこの作品。
僕は「贖罪」とはなんなのかということを真剣に考えました。
罪滅ぼし、償い、赦しを得ること。
罪にはもちろん被害者と加害者の構図があるけど、
必ずしも加害者が贖罪のためだけに後世を送り続け、
いつ赦しを得られるかもわからないジレンマに陥りまた再犯を繰り返す。
死刑には必ず処刑する者もいて、その人らの感情もリアルに感じられて読むページが止まらなかったです。
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物語の導入部分から読みやすく、夢中になってしまった。7割ぐらい読んだ辺りから、より面白くなり一気に読んでしまった。所々にあった疑問点も最後には全て回収されてモヤモヤ感もなかった。
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面白かった…!すごい!
どうなるのどうなるの、と先が気になる展開でまさに一気読み。ラストの畳み掛け方が圧巻です。
死刑執行と殺人、何が違うんだろう。
現行の死刑に対しても考えるきっかけとなる作品。
純一の家出と事件は関わってくるんだろうなとは思っていたけど、純一にも殺意があったとするラストはまさに予想外。そう持っていくのか。
Posted by ブクログ
元受刑者と元刑務官がバディを組んで、死刑囚の冤罪を晴らすために調査していく話。
ラストの展開が怒涛すぎて、どんでん返しのどんでん返しって感じ。
元受刑者である三上の過去を知って、そりゃそうだよなって感じだし、
南郷の刑務官としての仕事は素晴らしい事って事もわかる。
元受刑者は手錠を思い出すから、腕時計はつけれない。
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もっと早く読めばよかったと後悔している。
元受刑者と刑務官がコンビを組んで死刑囚の冤罪を晴らすっていうこのあらすじだけでアツいのが確定してる。
進むにつれてどんどん引き込まれるし終盤の展開はハラハラドキドキで感情がジェットコースター。
Posted by ブクログ
20年以上も前の作品であるにも関わらず、新鮮であり、古臭さは一切ない。筆力、プロット、深みがエグい。死刑について考えさせられながらも、冤罪の謎を解いていく流れは秀逸であった。
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とんでもなく面白かった。活字なのにスピード感があり、デビュー作とは思えない。平易な言葉で書かれていてすごく読みやすい。複雑な伏線を何度も裏切る。久々にワクワクして一気読みした。
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ずーっと彼女のこと気になってたけど、そういうことだったかあーと。
酷い犯罪を犯した人の人権は正直どうでも良いと思ってるけど、刑務官の人たちのためにはなんとかならないかなと思う。
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死刑制度に反対するのは簡単だが、相応の罰を与えないと報復が横行するという答えのない難しい問題を、こうして面白い物語として読めるのはうれしい。
刑務官という死刑を執行する立場から死刑制度について考えさせられたのが新鮮だった。同情の余地もない犯罪者が多くいる一方で、死刑制度について考えるときには常に冤罪の可能性を考えないといけないと思う。
純一が10年前の家出で何を経験したのか、2年前に起きた事件の真相、樹原が失った記憶など、気になる謎が同時に複数存在して、全て気になり続けるのがミステリーとしてすごくいいストーリーだと思った。
テーマも真相も重く読後に余韻が残るが、装丁やタイトルから想像していたよりもキャラクターが立っていて展開も多く読みやすかった。
Posted by ブクログ
非常に重たい気分になるが、同時にとても面白い小説だった。さすが高野和明さん。
きっとひとつたしかなことは、正義の執行は自然人の救済を約束するものではないということで、しかし正義を執行しなければ世界は崩壊するということ。素晴らしい小説だったけれど、もう一度読み直すことはしたくない(笑)
Posted by ブクログ
『ジェノサイド』とはまったく違うテーマで、同じ作者とは思えないくらい印象の違う作品だった。
法や死刑制度についてかなり丁寧に調べられていて、単純にミステリとして面白いだけではなく、人が人を裁くことの難しさや、冤罪の可能性がある中で取り返しのつかない刑を執行する怖さまで考えさせられた。
特に印象に残ったのは、死刑制度を死刑囚だけの問題として描いていないところ。刑を執行する刑務官もまた、その制度の中にいる一人の人間なんだと強く感じた。死刑執行の場面は他の作品でも見たことがあるけれど、ここまで生々しく、臨場感を持って読んだことはなかった。刑務官に感情移入して、自分も同じ場所からその死刑囚を見ているような感覚になった。
また、罪を犯した人間をその罪だけで決めてしまっていいのか、償うということは何なのか、裁判で確定したことと本当の真実は必ずしも同じなのか、という部分もこの作品の重要なテーマだったと思う。
死刑制度の是非について単純な答えを出すのではなく、その制度に関わる人たちを描くことで、「人間が人間を裁くとはどういうことなのか」を読者自身に考えさせる作品だった。
派手さでは『ジェノサイド』とは全然違うけれど、現実の制度をここまで物語として読ませて、しかも人間の感情まで強く残すのは、やっぱり高野和明の文章力だと思った。
10段階評価: 8点
Posted by ブクログ
...なんか想像してた作品よりだいぶシリアスな話でまだ心が追いつかないんだけど...。
ジワジワとタイムリミットが迫ってくる緊迫感ともどかしさにこちらまで苦しくなったし、最後の展開の早さに眩暈がしそうだった。
一体どこで止められるんだろう?この負の連鎖は。解決したのにとても虚しい気持ちになった。真犯人のためにこれだけの人が巻き込まれて、巻き込まれた人のことを司法は救えるのか?
Posted by ブクログ
やや辛めの星。
凄い面白かったです。
が、ボリュームがもう少し欲しかったです!
あと、100ページくらい。
贅沢なのは承知ですが…
面白ければ面白いほどボリュームを欲してしまいます。
Posted by ブクログ
罪刑法定主義に則って司法制度を動かすのであればいっそ、情状酌量とか改悛の状とか全部取っ払って事実関係だけで捜査判決、刑の執行するしかないんじゃないか
なんて思ったりもするけど
どだい人間のする事に主観や自我を容れないことなんて無理だから、感情にまかせて行動してしまうのも致し方ない
そこに、客観的な視点があればそれでいいんじゃないか
読みながらそんな事を思った。
20年前と現在とでは違いもあるのかもしれないが
刑務官の生活や実務、死刑執行に至るまでの事務処理や現場の実態とか知らない事も沢山描かれていて、その点も読んでいて興味深かった。ちゃんとハラハラもさせてくれて、面白い小説。
Posted by ブクログ
テーマが死刑制度ということで、難しかった。非常に考えさせられた。ミステリーとしては、最後に畳み掛けるような伏線回収と疾走感は素晴らしかったと思う。社会派ミステリーの代表作だと思った。
Posted by ブクログ
最後頃まで犯人が解らないという定番の進展はクリアしていて、なおかつある程度説得力があり、楽しく読める。死刑制度の問題点といったことも考えられている。処女作として上出来。
昭和天皇防御前、恩赦を期待して死刑判決を争っていた数名の被告が控訴を取り下げた。恩赦は確定死刑囚しかだされないから。しかし恩赦は軽微な罪のものにしか出されなかった158
「俺もお前も終身刑だ」主人公二人(元刑務官と元囚人の主人公コンビ)。これは長州力が真壁を例えた話の元ネタなのか?417