高橋秀実のレビュー一覧
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「思いっきり空振りしてこいや!」
思わず読みながら笑ってしまったけど、こうやって言ってくれる指導者、最高だ。
本著は実在の野球部(強豪とは言いがたい部)の練習や試合について著者が取材したノンフィクション。
野球の話ではあるんだけど、目標に対するアプローチの仕方、問題を解決するプロセスや心構えについて知ることができる1冊になっている。
読んで感じたのは、言葉ひとつで物事の見方は変えられること。
精神論が悪いとは言わないけど、どうしたら合理的にできるかを論理的に考えることは大切なんだということ(頭のいい人はこれができているんだろうね)。
「練習」ではなく「実験と検証」。
ボールが「来た」ではなく「来い」と思って対処する。
「私は打つ」ではなく「私が打つ」。 -
Posted by ブクログ
すんか寸暇を惜しむようにのんびりしている ただ単に「甲子園を目指す」というと、何やら遠くを見るようで体も棒立ちになりそうだが、「強豪校を撃破する」と言葉にすれば、闘う姿勢になる。バットも思い切り振れそうてま、まさにイメージが体の動きを呼び起こすのである。考えてみれば、開成のセオリーは強豪校を相手にした弱者の兵法。それを貫けば、自ずと結果はついてくる。結果を目的にしてしまうと結果が出ないのである。それに「甲子園を目指す」「甲子園に行く」では観戦に行くようでもあり、無意識のうちに気も緩みそうで、イメージとしては逆効果なのかもしれない。 へりくだ遜る 自分に必要なことは自分でやる 彼らに意志の確認をするのは骨である。最初から「やりたかった」と言ってくれれば済むところを、客観的描写を徐々に絞り込んでいくことでようやく意志のようなものに辿り着けるのだ 客観性で追い詰める 私は答えに窮した もともと意思の有無は正確性に乏しいのである 言葉の力を試す思考実験 必要を決めれば十分がついてくる 閃きを凌駕する努力の証明 西日暮里駅の改札 各人各様 道元 福井 親鸞は浄土真宗「爆発」が近づいているように思えてくる 希望は知性から生まれる 幸甚こうじん 「は」ではなく「が」の勝負 仮説と検証の連続 サイクロイド曲線 常識を疑うこと 野の球 桑田真澄
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『ご先祖様はどちら様』との書名が示すように、著者のご先祖様をさぐる旅の顛末が書かれている。
語り口がゆるいので、読みやすく面白い。
旅の目的のご先祖様探しは、あっちこっちに出かけて行っても調査範囲の裾野が広がるばかりで、何一つ解決しないのだが、そんな著者を手助けする人々とのやり取りが興味深い。
行った先々で、おらがご先祖様の自慢合戦のようなことが起きる。そして著者に協力的な人が多く、「なにくだらないことやってんだ」という態度の方がいない。誰もがご先祖さま探しに興味があるんだな〜、と実感する。それが自分のルーツ探しと重なるからか。
著者の迷走は果てしなく、当初はおじいさんが教育者だったところから始まるのに、戦国武将につながって平家の家系にたどりついたと思ったら、源氏の家系にもたどりつき、果ては天皇家にまでつながる。良く調べたのか?と批判する気も失せるほど、家系図というのはいいかげん。
家系図の専門家らしき人の、ちゃんとした家系図ほど怪しい、という言葉がとても印象的。誰か有名人に繋げようと思えば、そんな苦も無くできるようだ。
そういえば有名人に家系図をつなげる仕事を、かつて寺が収入源としてやっていた(幕末から明治にかけて)、といようなことを本で読んだ覚えがある。
旅の最後は清和天皇陵。言わずと知れた清和源氏の祖だが、そこが地元の人も行かないような目立たないところ。20数年のキャリアのタクシー運転手が「清和天皇陵に行く人を乗せたのはあなたで二人目」との発言が、ご先祖が誰かを証明することのはかなさを象徴しているようだった。
結論。ご先祖様は自己申告でお願いします。 -
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男は邪魔! という衝撃的なタイトルですけれども、衝撃的なタイトルだからこそ、手に取る気になったというか…ここら辺は編集者さんの腕なんでしょうか? うまいですよね…読者を食いつかせるアレが…社畜死ね!!
ヽ(・ω・)/ズコー
で、内容なんですけれどもまあ…この作者も奥様から大分言われているようですけれども、個人的に僕も作者は女性を怒らせる男だな…と文章を読んで思いましたねぇ…まあ、こういうアホっぽい感じも可愛い…と女性には受け取られるのかな? 単にイラつかせるだけかもしれませんが…社畜死ね!!
ヽ(・ω・)/ズコー
まあ、そんなわけで割りと楽しめましたね! 新書というテイですけれども、作者のエッセイを読んだかのような感触なんですけれどもね…おしまい。
ヽ(・ω・)/ズコー -
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<目次>
序章 俺たち縄文人
第1章 ご近所の古代
第2章 爆発する家系図
第3章 もやもやする神様
第4章 ご先祖はどちら様?
第5章 多すぎる「高橋」
第6章 たぎる血潮
第7章 家紋のお導き
第8章 とても遠い親戚
第9章 天皇家への道
終章 またね、元気でね
<内容>
高橋家のいや奥様の市川家の家系を追いつつ(高橋家は3世代前で潰えた)、苗字、家系図の話や家紋の話、ついにはお墓の前で、どう拝むかまで。関係ない人の家の話かと思いきや、われわれの先祖への関わり方の指南で終わるという見事な着地をした作品となった。
自分的には、清和天皇陵の在り処や、「諱と実名(じつみょう)」の関係を、網野善彦の言で理解できた辺りが参考になった。 -
Posted by ブクログ
ゴルフが趣味とか言う人の気がしれないとずっと思っていた。"趣味"なのになぜ人に合わせるようなものでないとダメなのか?(まぁ純粋に好きな人も多いけど、そういう奴に限って嫌いな人に押し付けたりする。)翻って自分は…趣味がない。いや、正確に言うと人に言えるような趣味がない。それはそれで話のネタに困るのだ。なんて厄介な!
趣味、なんていうと純粋に好きでやっているだけ。そんな風も思えるが、この本を読む限りどうやらそうでもないらしい。坂本龍馬、切手、蕎麦、カメ、ボウリング、登山、、、なんだか楽しむための「手段」がいつの間にか「目的」と化している印象。というか、趣味という同じ言葉でもその捉え方は様々。
結局、冒頭に出てきたこの趣味が一番趣味っぽい。就活生の面接トークではボツになるらしいが、本当の意味での趣味は人のためじゃなく、あくまで自分のためにあるのだから。
p13「趣味は水族館」というものでー「特にジンベエザメが好きで、大阪の海遊館には二回も行きました。10メートルものサメが悠々と泳いでいる姿はなんともいえません」(同前)。だから何なのかわからないが、趣味とはそういうものではないだろうか。
趣味って何?考え出したら実に奥が深いのかも。けどきっと、こんな風に単純に考えられることこそきっと真に"趣味"と呼べるものなのだと思う。 -
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いや、まったくもってその通りだと思うよ。現代の日本の社会において「男は邪魔!」(ビックリマークも必須だよね)! きっと自然に任せているとまともな会話やコミュニケーションがとれないから、ルールやしきたりなど縛りを加えてきたのが古今の男たち。女たちに既得権を奪われないように、「女は非論理的だ」とか「女は穢れている」とか非論理的なことを言ってきたのが古今の男たち。
著者はインタビューで鳴らしている方らしい。この本を書こうと思ったきっかけは、そのインタビューなどを通して「男に訊いても埒が明かないということである。話をしても何ひとつ解明しない。それどころか、しばらく話を続けていると頭の芯のほうから何やらぼんやりしてきて、そもそも何を訊くために来たのか忘れそうになる」(p.12)からとのこと。男性著者が男を断罪するなんて面白そうと思って手に取ったんだけどな……。
「探究」なんて副題がついているから、何か学問的な解釈を加えて論じてくれるのかと思いきや、お手軽に古今のものから言質を拾いながら(しかも、曲解の可能性もあるのでは?)自説を展開している。男が邪魔なのは確かだと思うが、それを論じるにはちょっと材料不足でないかい? やっぱり著者も同性として、ついつい男弁護に回ってしまうということか? 図らずもかどうかわかんないけど、本書自体が男の話は的を射ないことを表してしまっている。