高橋秀実のレビュー一覧

  • 「弱くても勝てます」―開成高校野球部のセオリー―(新潮文庫)

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    野球は、頭脳と戦略という人がいる。それも一理ある。他方で、楽しみながら、全力で邁進する姿勢も必要だ。もしかすると彼らには、甲子園にかける”熱い想い”が加われば、もしかすると、もしかするかもしれない。そんな可能性を感じずにはいられない。
    彼らには、桑田よりも清原が必要だ!!

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    2021年12月09日
  • 「弱くても勝てます」―開成高校野球部のセオリー―(新潮文庫)

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    著者の監督及び選手というか生徒への質問に対する彼等の答えの内容が、所謂高校野球強豪校のそれらの人からは決して出てこないと思われるもので実に面白い。生徒達は、投球や打撃についてのヘンテコな独自理論を持っていてそれをすらすら話せる辺りそこは頭の良さ、偏差値の高さを感じさせますが、一方で単純さ、素直さ稚拙さも感じて可愛いくもある。
    専用練習球場もない為グラウンドでの練習は週1日、東大目指して勉強もしなければならないという環境の中で、ヘタな開成高校野球部が目指す野球(守備は下手だから思い切り振って一気呵成の責めで10〜15点位の大量得点を上げる)で勝つ為に奮闘する姿が微笑ましい。

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    2021年11月24日
  • はい、泳げません

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    コロナ禍でマスクしてると電車内の読書での笑いはそこそこ隠れて助かる事を確認出来た程笑った。
    著者が中学時代に水泳大会リレーのアンカーに決まってしまった際、俺泳げないからと断っても、俺も私も泳げないから、との謙遜と一緒くたにかき消されそのまま本番を迎えてしまい、なんと歩ききった、とか、水泳教室でのコーチや中高年女性との気の抜けた遣り取り等から感じられる著者の人間性、はたから見ると、おいおい、だけどなんか許せてしまう人、そんなムードに溢れて楽しく読みました。
    水中から見(てしまっ)た水面の鏡の様な状態、あれは水自身の纏まろうとする特徴、表面張力に因るものとの説明は今迄意識した事なかった為新鮮でした

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    2021年08月09日
  • 趣味は何ですか?

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    これから社会人になるにあたり、自分の趣味に対して自由に使える時間が増えると思い、とりあえず読んでみました。
    中でも、本書で出てきた太鼓の達人に勤しむ小学生の趣味=暇つぶしであり、そこに面白い面白くないという価値観は挟み得ないという解釈が非常に興味深いと思いました。

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    2020年09月10日
  • 趣味は何ですか?

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    趣味の中には自身がつまらないと言いながら、やっているものがある。この本の中で紹介されている人は定年前や定年退職した人の話しが多いからということもあるとは思うが、、、。
    趣味ってなんだろうか。色々とやってみないと自分に合うものは見つからない。時間も先に組み込むくらいしないと趣味の時間は作れない。人生を楽しむものとして取り組みたい。

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    2020年06月28日
  • 趣味は何ですか?

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    ネタバレ

    <目次>
    序章   趣味の発見~人生の味わい
    第1章  幕末をゆく~官僚は「鉄道」と「坂本龍馬」がお好き
    第2章  マニアの苦悩~「航空無線」を傍受せよ
    第3章  硬めの愛~男は「蕎麦」、女は「ヨガ」
    第4章  スタンプ巡礼~「八十八ヵ所巡り」から「切手」「消印」「手相」まで
    第5章  地球に優しく~「エコ」の醍醐味
    第6章  備えよ常に~楽しい「防災」
    第7章  カメの気持ち~「カメ」になった人々
    第8章  本当はさめている?~「ファン」「ゲーム」「ラジコン」心理
    第9章  レーンを読む~ひとりで「ボウリング」
    第10章  時間潰しの作法~「武士道」に「階段」
    第11章  田舎の時間割~「ウ

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    2020年04月25日
  • パワースポットはここですね

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    胡散臭いパワーポイントもあったが、唯一行ってみたいのが、「雲見浅間神社」
    イワナガヒメ(磐長姫)とコノハナノサクヤビメ(木花之佐久夜毘売)の因縁が面白い。
    とはいえ、なかなか行きにくい場所である。
    階段も急らしく、足腰しっかりしているうちに訪れたいものである。

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    2020年04月13日
  • 「弱くても勝てます」―開成高校野球部のセオリー―(新潮文庫)

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    積読してた本を片っ端から読もうシリーズ24冊目。

    ドキュメンタリーとは言え、ドラマ化されたのだからと少なからずストーリー性を求めてしまった。
    やはり、小説とドキュメンタリーは違かった。
    取材がベースになってるので、満遍なくたくさんの選手たちが登場し、キャラが立っているワケでもなく、誰が誰だか全く定着しない。
    特に選手たちのコメントは、とにかく「??」の連続。
    頭が良い故の、分かり難さ笑
    結局あまり開成の凄さがよく分からず唐突に終わってしまった。
    うーん、消化不良。

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    2020年02月29日
  • パワースポットはここですね

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    パワーをもらう為にパワースポットに行く、のかと思っていたが、そうではないみたいだ(笑) 要は信じる者は救われるのだ!それでいいのだ。島田秀平さんのいう「運の善し悪しは運ぶか否か、忙しくても運ぶ者が運を掴む」が一番頷けた。楽しむ者は幸せになる。

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    2020年02月03日
  • 悩む人 人生相談のフィロソフィー

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    人生相談、お悩み相談の回答をまとめた本。著者の本はよく読んでいるが、人生相談形式の本は初めて。
    著者らしく見方を変えたりユニークな提案したり、哲学的な観点で回答していてなかなか面白かった。世の中には色々なことで深く悩む人がいる。読んでいて、多少悩んでも時間が経つと忘れてしまう自分は幸せなんだなと思った。

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    2020年01月01日
  • 悩む人 人生相談のフィロソフィー

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    ん?というかついていけないところも多かったけど,面白かった。こんな達観した意見を言ってくれる人が近くにいたら有難いんじゃないか,全ての悩みにこのスタンスで答えられたらちょっと辛いかもしらんけど,と思う。

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    2019年11月18日
  • 趣味は何ですか?

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    無趣味だという筆者が、趣味を求めていろんな人にインタビューする本。

    趣味ってなかなか難しい。多くの人に趣味についてインタビューする度に、「そういう趣味って自分は持たない方がいいんじゃないか」というような境地に至る筆者。たしかに人それぞれいろんな趣味があって、中には、それが趣味として続いてるってすごいな、と思うものも。それだけ世界にはいろんな人のいろんな生き方があるということだよね。

    ところどころクスリと笑える箇所があって、読んでいて楽しかった。

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    2019年05月05日
  • 「弱くても勝てます」―開成高校野球部のセオリー―(新潮文庫)

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    開成高校野球部の取材記録。
    選手や監督達の理屈っぽい独特のコメントと著者のツッコミが面白いです。
    物語ではないので読み終わった!というスッキリ感はないですが、感心したりクスッとしたりしながらゆっくり読めました。
    強い野球部を目指すのではなくて、弱くても強豪校に一か八か勝てるかもしれない野球部を目指す、という目標設定は新感覚でした。下手なんだから多少打たれてもエラーしても動じない、そういうメンタルコントロールは真似してみたいかも。

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    2019年02月17日
  • はい、泳げません

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    これは、小説ではなく、記録・・・?
    読んだら泳げるようになるかというと、そんなことはないです、たぶん。でも共感できるところはあったかな。

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    2019年01月02日
  • 「弱くても勝てます」―開成高校野球部のセオリー―(新潮文庫)

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    ガチガチな部活動時代を過ごした私だったので、こんな指導もあるのか、なるほどと思いました。考え方ひとつで指導も変わる。面白かった。

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    2018年12月29日
  • 不明解日本語辞典(新潮文庫)

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    辞典とは名乗っているが、辞典風エッセイともいうべきユニークな日本語論。
    著者の論理に絡めとられ、摩訶不思議な言葉の森に迷い込まされた。
    「あ」とか「えー」とか、「ちょっと」や「っていうか」など、日頃何気なく使う言葉に、そのあいまいさ難解さを、ひとつひとつ検証している。
    それにしても、巻末の参考・引用文献の数の多いこと!
    古今の辞典から最近の新書文庫と、はたまた明治時代刊行の書籍まで、著者の探求心は計り知れない。

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    2018年10月25日
  • 「弱くても勝てます」―開成高校野球部のセオリー―(新潮文庫)

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    「思いっきり空振りしてこいや!」

    思わず読みながら笑ってしまったけど、こうやって言ってくれる指導者、最高だ。

    本著は実在の野球部(強豪とは言いがたい部)の練習や試合について著者が取材したノンフィクション。
    野球の話ではあるんだけど、目標に対するアプローチの仕方、問題を解決するプロセスや心構えについて知ることができる1冊になっている。
    読んで感じたのは、言葉ひとつで物事の見方は変えられること。
    精神論が悪いとは言わないけど、どうしたら合理的にできるかを論理的に考えることは大切なんだということ(頭のいい人はこれができているんだろうね)。

    「練習」ではなく「実験と検証」。
    ボールが「来た」では

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    2018年07月22日
  • 「弱くても勝てます」―開成高校野球部のセオリー―(新潮文庫)

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    すんか寸暇を惜しむようにのんびりしている ただ単に「甲子園を目指す」というと、何やら遠くを見るようで体も棒立ちになりそうだが、「強豪校を撃破する」と言葉にすれば、闘う姿勢になる。バットも思い切り振れそうてま、まさにイメージが体の動きを呼び起こすのである。考えてみれば、開成のセオリーは強豪校を相手にした弱者の兵法。それを貫けば、自ずと結果はついてくる。結果を目的にしてしまうと結果が出ないのである。それに「甲子園を目指す」「甲子園に行く」では観戦に行くようでもあり、無意識のうちに気も緩みそうで、イメージとしては逆効果なのかもしれない。 へりくだ遜る 自分に必要なことは自分でやる 彼らに意志の確認を

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    2018年02月28日
  • 「弱くても勝てます」―開成高校野球部のセオリー―(新潮文庫)

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    ドラマ「弱くても勝てます」の原作となっているが、野球部の練習に関すること以外の場面はまったくない。
    顧問となった先生の過去へのこだわりもなければ、部員たちの恋愛模様もない。
    野球部が取り組んだ他とは違う練習方法や、部員たちの練習への思いを追いかけたノンフィクションである。
    既存の練習法を打ち壊し、まったく別のアプローチで勝利を目指す。
    一応野球のルールくらいはわかるといった程度の人間にも理解できる練習方法だったけれど、本当にそれでいいのか?と思うようなこともあった。
    部員たちは不安にならなかったのだろうか?
    疑問の答えは本書の中にあった。
    部員たちは、そもそも野球をよく知っているわけではない。

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    2017年03月19日
  • 男は邪魔!~「性差」をめぐる探究~

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    こんなエッセイみたいなものが新書なのはどうかと思うが、マジで笑った。
    確かに男、邪魔だよなぁ。
    決めつけ、誘導的な部分も目立つけど、それはまぁ気楽なエッセイだということで。

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    2016年06月26日