高橋秀実のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレエッセイに分類するか、ルポに分類するか悩みました。
高橋秀実さん、「道徳教室」と「からくり民主主義」が超絶面白かったので、他の代表作を検索してこれを読んでみました。私も泳げなかった人なので。
まず、著者がいかに泳げなかったかがよくわかり、笑える。著者らしく、泳げないことを屁理屈こねまくる。それに対してコーチも屁理屈こねまくって教える。あーでもない、こーでもない、と。
泳げない人が泳げるようになるまでを、屁理屈と哲学で描いたエッセイです。私自身、大人になるまで泳げなかったのに、あるきっかけで泳げるようになったので、興味深く読めました。「泳げない」と「泳げる」の間にはすごく深い溝がある。「泳げる」 -
Posted by ブクログ
著者がほんの気まぐれのつもりで、ご先祖調査を始め、最終的に清和源氏に辿り着くというストーリー。
そもそも日本人は、系図を辿っていくと、先祖のどこかで源氏または平氏と繋がっているというから驚き。
自分の父と母にはそれぞれに父と母がいて、更にその上にも父と母がいて、と考えていくと、ねずみ算式にご先祖様の数は増えていき、10代前で1024人、30代前には10億7374万1824人になるというから、壮大なロマンとドラマの積み重ねの上に自分の誕生があると言える。
1人で生まれて、1人で生きているような気になってしまうが、膨大な数のご先祖様に支えられて、自分は生かされていることに感謝しかない。
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