あらすじ
多くの人が心のよりどころとする理由って何? 井戸、山、岩、温泉、神社等の「そこ」にはいったい何がある? 疑い深いノンフィクション作家が、各地の「そこ」を訪ね感じたこと――誰かが「ここはパワースポットです」と言えば、そこはパワースポットになる! 日本人のココロの深層にせまる摩訶不思議なルポ。
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Posted by ブクログ
パワースポットを巡り、そこを紹介するガイド本
ではないです。
むしろ本気でパワーを得るために、体験するため
にその場所に出向き、「効果」をつまびらかに記
すのです。
ゆえに「何も感じない」こともあり、周りの参拝
者のインタービューからも「特にパワーを得るた
めに来たのではなく、来ることだけが目的だった」
という回答を引き出してしまう始末です。
あらためて「パワースポットって何?」と考え直
すには良い一冊です。
Posted by ブクログ
時に胡散臭いパワースポット、ここまで真剣に向き合った本は本邦初ではなかろうか。全国各地のパワースポット巡り。
近年大ブームのパワースポット。実際には胡散臭いものも多いが、個々人の感じ方次第では大きな効能を生み出すようだ。
ピラミッド、UFOなどのパワーの源から縁結びの神様から風水、近所の神社まで、筆者のパワースポットの正体を探る旅は続く。
結局のところ、パワースポットは幸せの青い鳥のように身近な所そして人の内面に存するようだ。
「新潮45」連載記事の加筆修正。
Posted by ブクログ
胡散臭いパワーポイントもあったが、唯一行ってみたいのが、「雲見浅間神社」
イワナガヒメ(磐長姫)とコノハナノサクヤビメ(木花之佐久夜毘売)の因縁が面白い。
とはいえ、なかなか行きにくい場所である。
階段も急らしく、足腰しっかりしているうちに訪れたいものである。