高橋秀実のレビュー一覧
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ニノ出演のドラマの原作。
開成と言えど、やっぱ男子高校生って
バカなんだな(笑)
と思った。
青木監督の罵声も、生徒の言動も、
「高校あるある」が詰まってて共感しまくり。
部屋で一人で夜中に読んでて、始終ゲラゲラ笑ってしまったf^_^;(近所迷惑)
教育的示唆はこの本の中にはコレと言ってないので
あんま、そういうのを求めてはいけない…。
ただ、
「将来エリートコースに乗るような生徒でさえ、高校の時はこれだけボケッと過ごしてるんだから、そりゃウチの生徒なんかもっとボケボケしてるわな」
という広い心だけは持てるようになりました(゜ω゜)。。。 -
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「出来ること」と、
それを人に「教えられること」の能力は別もので、
たぶん「出来なかった頃のこと」を認知していると、
寄り添えるから教えやすいんだろうなあ。
桂コーチの教え方と、
教えに向き合う過程が興味深い。
いいコーチに出会ったね、高橋さん、と思う。
私は物心ついたときから水が好きで
泳げる側の人だったので、
泳げない人の気持ちについて
考えたことがなかったなあというのを思い知った。
それにしても高橋さんは思い悩みすぎでは、と
感じなくもないが、なるほど泳げないというのにも
パターンがあるのだなと思った。
これを読むと泳げるようになる指南書!
というではないが、
苦手なことに向き合う姿勢と受け取る姿勢から
学ぶことは大いにある。 -
Posted by ブクログ
開成高校の野球部員のマインドは彼らなりに合理的でスマートなものだ。ゆえに客観的過ぎて、当事者意識が希薄だ。これは良くも悪くも社会に蔓延している兆候のような気がする。そういった感覚を活かしながら、野球を通して、殺さずに活かしつつ、挫折と成功の両面を学んでいる。エリートコースで通常得難い経験を野球部員はしているように思えた。絶対条件に適うように野球をする。なんて命題に従って試行錯誤し試合に繋げる。通常の野球部では考えられないやりかたで、野球の世界である程度の成績を残している。練習効率の面からいけばおそらくトップではないだろうか。野球が具体的にひとつひとつ問い直され再構築されていく様子は読んでいて刺激的で面白かった。これからのヒントにもなると思う。良書。
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タイトルから堅苦しい本かと思いきや、マナーのマニュアル本ではなく、エッセイ的にマナーが問われる状況を掘り下げていくもので、気合いを入れなくともすーっと読み進めます。もとは「小説すばる」上での連載がもととのこと。
礼法の教室やダンス教室、笑いヨガまで、著者が飛び込んでいって実地取材を重ねていく中で、色々なマナーの背景を探っていきます。しかし食べ方のマナーでまさかジロリアンが出てくるとは!
そのまま読んでも、割と楽しかったなぁと思える本だと思うのですが、あとがきにもある「マナーって結局何なんだろう」というくだりは少々考えさせられました。個々のエピソードだけでなく、終章みたいなものでそれに触れたらより深みが出たのでは。
個人的には、マナーは(結局人真似だと言うつもりではなく)ポジティブな意味で先人が踏みしめてきたけものみちのようなもので、そこを歩いていけば何らかの願望(あるいは欲望)に辿り着けるものなのかなぁと。自分の願望を認識できていないと、辿り着いてもあぁ違った、となってしまう。でも結局、人の欲望ベースのものなのだから、あまり恐れすぎるものでもないんじゃないか。
まぁ、これからも気にしそうだけど… -
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日本人の損得"感情"についてのルポ。自称"貧乏臭い"という著者が、日本人の金銭感覚について考察する。「損したくない」「得したい」という気持ちは、誰にでもある感情だが、その気持ちが強すぎて、辻褄が合わないおかしな行動をする人達がいる。著者はそういう行動に素朴な疑問を提示する。テーマは、スーパーの買い物、ポイント収集、家電の買い方、定価や貨幣、不動産の仕組み、ビジネスや人生における損得"感情"まで、独自の視点で考察しており、大変面白く読めた。
この本で紹介されている事例を読むと、他人事とは思えないことがある。わずかなポイントを得るために、無駄な買い物をすることはよくある。例えばスーパーで100円で1ポイント(1円)のサービスを得るために、98円の商品に30円の小物を付けて買ったりする。そういう行動は理論上明らかにおかしいのだが、ポイントの損得感情が働くとつい買ってしまう。今、流行の行動経済学には違和感を抱く著者の主張は、納得できる部分も多かった。
ちなみに、自分は損得感情は強いほうである。この本の内容は確かに面白かったが、定価に相応しいかどうか考えてみると、とりあえず値段相応という結論になった。損しなくて良かったかも。 -
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他のレポでも書いた気がするが、かつて姪っ子が発言した名言「男子みんな馬鹿だから」齢10にも満たずして、男の生態を喝破した洞察のするどさに、今でも感嘆を禁じ得ない。
そういえばソクラテスも言ってた。
悪戯に言葉をもてあそび、人々を惑わすソフィストたちに「汝自身を知れ!」と。
要するに何も知らないくせに偉そうなことばかり言いやがって、身の程を知れ!と言ったのだが、当のソクラテスも「私はなにも知らないということを知っている、だからお前らよりはバカじゃない」と言ってるだけだから、バカはバカでも程度の良いバカだと言っているに過ぎない。
この本は男子はみんなバカだということを様々に分析した本。
(3kiさんのブクレポがすでに各章を要約してくださっているので、そこは省略します)
女子のほうが頭が良いらしい。ずっとしゃべり続けるすがたをみていると、もっと頭の中で整理してからしゃべれよ、と男は思うが、女子はとっちらかしてしゃべっているようにみえても、めぐりめぐって正しい結論へとちゃんと導いてくれるらしい。頭の中で整理しないとしゃべれない男のほうがバカなのである。そう言われると、思い当たる節はある。
得てして女子のほうが決断が早い、男は悩みに悩んで決断をしない。
熟考するといえば聞こえはいいが、たぶん女子の目からはバカにしかみえない。
女子の妄想の話は面白かった。
男の妄想は単純にエロいだけだが、女子の妄想は果てしない広がりをみせるようだ。
源氏物語にはまる女子が多いのは、女子は妄想力が豊かだから。源氏物語に歴史的な背景や高尚な文学的価値を読み取ろとするの下衆のすることで、あれは女子の妄想を表現した物語。だから男が読んでも面白くない。
ボーイズラブという確固とした小説の一ジャンルがあるが、男と男の恋愛を読んで、なんで女子が萌えるのかわかった。ノートPCとUSBメモリの擬人化恋愛の話が紹介されているくだりでは、キャラクターの設定の枝葉が、女性のおしゃべりのように縦横に伸びていくので広がりがすごい。荒唐無稽だと男なら思考がストップするところを、女性は想像の翼を自由に広げていってしまう。女性のほうがクリエイティブな作業にはむいているのかもしれない。
「男子みんな馬鹿だから」というのは、どうやら相対的な価値観ではなく、絶対的な真理のようだ。
男性諸君は女子の話を忍耐強くひたすら聞く。だって君はバカなんだから。そうしたらきっと、川の水がいつか海に流れつくように、万事うまくいくのさ。 -
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最初は行動経済学の最新の成果を紹介する本だと思った。
だから、読み始めてすぐに、様子が違いすぎて、???となった。
でも、「経済学の理屈ではこう説明されてるけど、全然実感と違うじゃん!」という、我々の声を代弁した本なのかもしれない。
例えば、テレビを買おうとするとき。
本当は30インチくらいでいい、と思っていても、売れ筋は40インチ。
むしろ価格的には、大量に生産されているから、そっちのほうが安い。
これ、サイズの経済学。
でも、本当に要りもしないデカいサイズのテレビを買って、生活がよくなるのか?
部屋が狭くなったり、大きな映像から圧迫感があったりして快適でなくなってしまうのではないか?
こうやって、「今起きていることを最適なものとして説明する」経済学からひらりと身をかわしていく。
損とか、得とは何かを考えるために、二宮尊徳の子孫にインタビューしたり、易学を紐解いたり。
最初の期待が違ったのは「損」だったかもしれないけど、斜めから見ることができて楽しかった。
これ、「得」なのかも。 -
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私の町でも女子校はずっと昔から変わらず女子校のままですが、男子校はどんどん共学に変わり、男子校がとうとう一校だけになってしまいました。
大学で教えている友人が、作業効率を考えて男女別チーム編成にしようと提案すると女子学生は大いに賛成するけれど男子学生から女の子がいないとモチベーションが上がりませんと弱音を吐かれるそうです。
男に話を聞いても埒があかず、女に聞くと明快に埒があくのはなぜなのか?
埒があかない男を女は邪魔だと思い、それに気がつかない男。
その理由がおぼろげに書いてあるおもしろい本です。なぜおぼろげなのか?それは著者が男性だからなのかもしれません。 -
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本文:強者と弱者の関係でいえば、男の子は強者の立場に置かれます。つまり、まわりが彼のことを察してくれる。人の話を聞いたり、共感したりしなくてもいい。黙っていても察してくれるから表現する必要もないんです。ところが、女の子は弱者の立場。常にまわりを察しなければならない。なので女は伝えようと努力するんです。だから表現能力が身についていくんです」⇒自分自身このように考えているときが多々ある。自分の状態を話すのが苦手で、伝えるときもうまく整理して伝えられない。
本文:――強者なんですか……。 私はつぶやいた。私も強者でないのに強者の立場にいるということか。 「学生たちの交際を見ていても、男の子は自分のほうが女の子より頭がいい、強くないとイヤなんです。同じ程度はイヤなんですよ⇒これは以前の自分を含めて多くの男性に当てはまる条件だと思う。心のどこかで男のほうが上。という思いを常に抱いているように感じる。
本文:どういうつもり?」と訊かれると絶句する。「私のこと愛してる?」なら「うん」と言えるが、続けて「どこを愛してる?」と訊かれると絶句する。絶句すると我ながら何も考えていなかったような気がして、そのことにまた絶句するのである。 「絶句した時の気持ちを表現すればいいんです」 ――大体、男の人は質問しないでしょう。訊かれることばかりで、自分から相手を知ろうとしない」⇒どこが好き?という質問がいつも怖いなと思っていた。それは相手のことを知ろうとしないからだったのか。
本文:生きているということは即ち、柔らかく弱いということ。固まって強いのは死んだも同然なのである⇒常に変化し続けることこそが大事と解釈しました。
本文:男に足りないのは妄想と共感。 昔から男は共感できないバカなのである。妄想して共感する。共感するために妄想する⇒仕事にも通じている点。これができなすぎて苦労した。
本文:オナンはその子が自分のものとならないのを知っていたので、兄の妻の所にはいった時、兄に子を得させないために地に洩らした⇒知識のため。
本文:「ぜんぜん動かなくなる。反応しなくなることがあるということなんでしょうが、実はこれが重要なんです」 ――どういうことなんでしょうか? 「野生状態で敵に襲われ、軽いダメージを受けた場合、痛がったりうずくまったりしたらアウト。すぐに食べられてしまうんです。蹴っ飛ばされても何食わぬ顔。何もなかったかのように、つまり鈍感に見えるということで身を守れるんですね」 牛は鈍いのではない。鈍いように見せているだけなのだ。弱そうに見える牛こそが実は弱肉強食の頂点であり、大地の支配者。「草食男子」も「牛男子」と解釈すれば価値も反転する。男の象徴は牛⇒牛男子。ちょっとやそっとじゃ傷ついたり、痛がるそぶりを見せない。動じないことが大事...なのかな?笑